8月23日(月) 曇りのち雨
「また来るよ! 〜 想いを乗せて」朝起きて、外をのぞいてみる。
空一面に鉛色の雲がかかっている。何となく抜け殻になったように、もう一度寝てみる。
2時間遅れのフェリーは、急ぐこともなく確実に舞鶴を目指している。
同じフェリーなのに、行きと帰りでこんなに違うものかと思うくらいに、淡々とした時間が流れていく。虚無を感じさせるような時間の流れが、そこにはあった。
舞鶴行きのフェリーとすれ違うらしい。この時ばかりはみんな後甲板にくりだし、あっという間に通り過ぎるフェリーを眺めに来る。あっちのフェリーは、人々のどんな気持ちを乗せているのだろう。
お気をつけて!素晴らしい旅になるといいね!
あっちの船に乗っていたときもあったんだなぁ・・・
日没。今日は最後までこんな曇り空だった。でも、今の気持ちには、この曇り空が良く似合っていた。
再び日没。
きっちり2時間遅れの21時、フェリーは舞鶴の土地に触れる。外は雨が降っているようだ。
雨の降る中、舞鶴に到着。
車両甲板での景色
雨の降る夜の舞鶴自動車道を、バイクは僕を乗せて、僕は旅の想い出を乗せて、ただひたすらに走る。
北海道、今年もありがとう。また来るよ。
本日の走行距離:232.7km
本日の音楽:「Home At Last」(Jhon Hall)