扇屋内の段
「茶飲み友達の会話」
とら
「あーびっくりした。はっぴーえんどやわ。」
くま
「ほんま。びっくりしたな。近松ゆーたら心中やろ。」
しか
「これほんまは近松モノやないんとちゃうか。」
とら
「そーやわ。そーやわ。なんかの間違いやわ。」
くま
「間違いや。間違いや。」
しか
「おかしいと思ったんや。」
近松先生
「これ、わしの作品やで。」
とら
「や、そーやと思いました。」
くま
「ほんま、さすが近松先生や。」
しか
「な、ゆーたとおりやろ。近松先生のんに決まってるやん。」