HOME:入口に戻ります 文楽の解説 演目の紹介 このサイトについて
HOME >> 文楽の解説 >> 舞台:御簾内
 
(みすうち)
   
 
最近めっきり少なくなった簾(すだれ)、文楽の舞台では演出上不可欠で、今もって健在である。
簾の内なので「御簾内(みすうち)」。小さいがちゃんと座敷がありいろいろな使い道がある。
 
客席から見ると  大夫の「床本(ゆかほん)」や
三味線の「撥(ばち)」などが、見え隠れする。
上手の「御簾内」
(舞台右上)
ここで、物語の始めや「端場(はば)」という短い部分を大夫と三味線で語り、
立ち回りの場面などでは三味線が効果音的な演奏をしたりする。
舞台を望むと  見晴らしは良いのだが
手摺も何もない、ただ簾が掛かっているだけ。
下手の「御簾内」
(舞台左上)
笛や太鼓、鼓、鐘、ドラ、赤子や蛙の擬音まで担当する「囃子方(はやしかた)」の望月太明蔵社中の人達が使用する。
戻る
       
HOME >> 文楽の解説 >> 舞台:御簾内 ▲ページTOP