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御簾内(みすうち) |
最近めっきり少なくなった簾(すだれ)、文楽の舞台では演出上不可欠で、今もって健在である。 簾の内なので「御簾内(みすうち)」。小さいがちゃんと座敷がありいろいろな使い道がある。 |
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客席から見ると | 大夫の「床本(ゆかほん)」や 三味線の「撥(ばち)」などが、見え隠れする。 |
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上手の「御簾内」 (舞台右上) |
ここで、物語の始めや「端場(はば)」という短い部分を 立ち回りの場面などでは三味線が効果音的な演奏をしたりする。 |
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舞台を望むと | 見晴らしは良いのだが 手摺も何もない、ただ簾が掛かっているだけ。 |
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下手の「御簾内」 (舞台左上) |
笛や太鼓、鼓、鐘、ドラ、赤子や蛙の擬音まで担当する |
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