カルトな映画話にようこそ

この話についてこれるかな?



  • トム・ハンクスの大迷宮

  •  フィラデルフィアやフォレストガンプ(一期一会という副題は無視です(笑))、アポロ13などで名演技を見せた
    トム・ハンクスがハリウッドデビューする前に出演したカナダ作品です。ストーリーは大学生の主人公がはやりの
    ゲーム「怪物と迷宮」を遊ぶうちにゲームでは満足できなくなり、立ち入り禁止の廃坑で「怪物と迷宮」ゲームを
    やり始めるが、やがて主人公はゲームと現実の区別がつかなくなって・・・というお話です。
     ここで登場する「怪物と迷宮」というゲームはテーブルトークRPGの元祖「ダンジョンズ&ドラゴンズ」をちょっと
    変えた物です。この映画が作られた当時はアメリカで「D&D」が爆発的にヒットした時期なんですよね。
    しかも、宗教裁判ざたにもなったというぐらいの社会現象を引き起こしました。その当時はこのゲームが子供たちに
    悪影響を与えると大人たちは本気で心配したのでしょうか? この映画を作った背景にはこういう影響があったんで
    しょうね。今、考えると笑えると思うのは僕が日本人だからかな?
    
     ちなみに名作映画「ET」の冒頭部で子供たちがボード盤と駒で遊んでいるのも「D&D」なんですよ。
    子供たちの会話をよく聞いてみると「俺のキャラ死んじゃった。生き返らせてよ」なんて言っているのがわかります。
     アメリカでは家族でテーブルトークRPGをやるそうですが、うらやましいですよねそんな家族(笑)
    


  • SF超人ヘラクレス

  •  バットマンの新作で悪役を演じることになったアーノルド・シュワルツネッガーが「コナン ザ グレート」
    よりもはるか以前に主役で出演した映画。ストーリーは神界を追放されたヘラクレスが現代のNYで悪人相手に
    大暴れというどうしようもない作品(笑)
     この当時、シュワちゃんはボディービルダーが本業でしたが、彼の肉体美に魅せられた(笑)プロデューサーが
    無理矢理に主役に据えたということです。映画ではシュワちゃんはそんな名前じゃ売れないと言われて名前を
    アーノルド・ストロングに変えて出演しました。なぜストロングかというと、共演がなんとかアーノルド・スタングと
    いう人だから語呂がいいという安直な発想からだそうです。
    さらに、監督がシュワちゃんのオーストリア訛りが気に入らなかったので、上映では声が吹き替えになってしまった。
     ちなみに「調査員スタンリー・ヘイスティングズ」というシリーズ小説の著者パーネル・ホールがヘラクレスの格好をして
    戦車に乗り劇場の宣伝をする役で出演しており、そのときのセリフがシュワちゃんのヘラクレスに戦車を奪われて、
    ホットドッグ片手に「僕の馬車返して〜」の一言だそうです。
    
     きっとシュワちゃんもこの映画と「キンダガートンコップ」はイレイザーに頼んで過去からイレイズして
    欲しいんでしょうねぇ〜、ねぇシュワちゃん?
    
    


  • ベートーベン

  •  ベートーベンと言っても音楽家ではなく犬のベートーベンのお話です(笑)
    実はこの映画に「Xファイル」で有名になったデビッド・ドゥカブニーが出演しているのはご存知でしょうか?
    主人公の家族に近づく悪徳不動産屋かなんかの役として出演していますが、座っている椅子に犬のベートーベンの
    紐が絡まって、町中を椅子と一緒に引きずり回されるという実に素晴らしい(笑)演技をしています。
     こちらは有名な話ですが、デビッド・ドゥカブニーは「ツインピークス」で女装好きのFBI捜査官としても
    出演しています。
    
     彼にとって過去の作品すらもXファイルに属するのでしょうか? 
    はたまた、すべてエイリアンの陰謀だと言うつもりでしょうか? 気になるところです(笑)
    
    


  • 身代金

  •  つい最近、公開したメル・ギブソン主演の映画。ストーリーは子供が誘拐された父親が逆ギレを起こすという
    お話です(たったこれだけで説明がつく(笑)) でも結構、面白かったりする。
     メル・ギブソンは「ファッキュー」「サノバビッチ」「オージーザス」としか言ってないじゃないかと思うぐらい
    このセリフを連呼する作品。
     私は久々に雑誌やテレビなどの情報を極力避けて楽しみにしていたが、
    
    おい!朝○新聞!新聞広告にくだらないタレントの感想なんざ書くんじゃねー
    
    しかも、ストーリーの重要なとこじゃないかー(;_;)
    
     まっ、それは置いといて(笑) こっからがカルトな話。この映画でメル・ギブソンの役は若いころに個人で航空
    会社を設立して一代で億万長者になったという設定だが、この映画を見終わった後に私と友達は同一の感想を
    持ってしまった。
    
    そうそれは・・・「この映画って、エアアメリカ2?」
    
    


  • コピーキャット

  •  シガニー・ウィーバ演じる犯罪心理学者ヘレン・ハドソンが異常者ダリル・リーに襲われ、彼が逮捕され服役して
    から数年後、過去の異常殺人を真似た連続殺人が発生し、ヘレンと女刑事が事件を追うというお話。
     この映画であるシーンで重要な会話があるんだけど、そのスラングがうまく字幕されていないのでそのお話をちょっと。
    コピーキャットがリーと接触していたと思われる手がかりを手に入れたヘレンたちは、服役中のリーにインターネット
    会議みたいなもので話をするシーンでこんな会話があります。
    
    リー「俺に500$送ると言いやがった・・・魂の代金だとさ」
    
    ヘレン「Spirit?」と女刑事に聞く(字幕なし)
    
    リー「俺の魂をもらえたら有名人にしてやるって」
        「照れちまうよ・・・レディーの前で恥ずかしい」
    
    ヘレン「分かるわ、それでどうしたの?」
    
    リー「液体石鹸(liquid soap)をビニール袋に入れて”悔い改めよ”と送ったよ」
    
     このシーンで、字幕だとなぜリーが照れたりしたかなど全然分かりません。
    最初の”spirit”には”魂や酒”などの意味がありますが、これはある言葉をこの言葉にリーが置き換えてる
    のがヘレンの「Spirit?」(字幕には無い)で分かります。
    そしてポイントの”liquid soap”、この言葉はスラングで”精子”という意味があります。
     実はこのちょっと前に犯人が精子バンクみたいな所(断定はできない)で働いているシーンが少し映り、
    犯人はある殺人事件の真似に精子を欲しがっており、このシーンではリーの精子が欲しいと言ってきたということを
    現わしてます。
     これでリーが照れたり、このシーンの存在の意味が分かります。
    このスラングを知らないと、結構、字幕では何のこっちゃ分からんシーンが突然出てきたと思いません?(俺だけか?)
     
    翻訳の名士 戸田 奈津子さんはどう思って翻訳したんだろ・・・
    
    


  • クエスト

  •  ジャンクロード・バンダム主演の格闘技映画。1920年代、数奇な運命によりアメリカ代表になった主人公は
    チベットのロストシティーで開かれる世界一の格闘王を決める「ガンゲン」に出場することになる・・・
     この映画、カポエラVSマーシャルアーツやカポエラVS5形拳、ムエタイVSマタドール殺法(笑)、
    モンゴル相撲VSパンクラチオン、相撲VS琉球空手、相撲VSモンゴル相撲など、
    結構ゲーム的な面白い闘いがあります。
     そして注目すべきは日本代表の横綱 九州山を演じてるのが、あの北尾!! 激笑えます。
    さらに日本代表VS沖縄代表とかアブナイ闘いがあったりする。
    
    さらに北尾の分け判らない日本語、「俺が九州山だー」と
    言ってるんだろうけど、全然日本語に聞こえない・・・北尾よ日本語しゃべれんのか?
    
    


    次回予定!!
    ・博士の異常な愛情
    ・カブキマン
    ・未来忍者 慶雲機忍外伝
    ・禁断の惑星
    
    さぁ、しっかりと予習しておこう(笑)!!
    
    
    


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