第十二企画:サンタのバカ野郎!
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- ※警告※
- この企画は18歳未満の方は絶対に読まないで下さい。
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- 18歳未満の方はこちらからお戻り下さい。
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- また、小さなお子さんのいらっしゃる方は、後ろからお子さんが覗き見していないか、十分に注意して下さい。
- この企画は、小さなお子さんの夢を破壊してしまう恐れがあります。
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- 大丈夫ですか?
- それでは、画面をスクロールさせて、先にお進み下さい。
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- 何故、サンタのバカ野郎なのか?
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- そりゃ、そうですよ。
- 子供達はクリスマスにはサンタがプレゼントを持って来てくれる事を期待でしています。
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- 娘よ。お前、いつからキリスト教に入信したんだ?
- 父ちゃん、聞いてねえよ。
- 別に父ちゃんは、何教だって構わないんだよ。
- でもな、都合のいい時だけキリスト教徒になるのは、「主」に対して失礼じゃないか?
- お前は、きっとキリスト教ってキリストさんが神様だと思っているだろ?
- いや、そんな事すら知らないかも知れないな。
- クリスマスがキリストさんの誕生日だという事すら知らないかもしれない。
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- 別に私は宗教家ではないし、反宗教家でもない。
- 具体的にどこかの神を信じているわけではないが、「神」自体を否定しているわけではない。
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- しかし!
- 私は声を大にしていいたい事がある。
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- 何故、クリスマスにプレゼントをくれるサンタは子供達に感謝されるのに、私は感謝されないのか?
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- おかしいではないか?
- サンタクロースのモデルになった人が存在していたという話を聞いた事がある。
- しかし、その人は実際にそういう活動を行ったから、尊敬され感謝されたのだろう。
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- なのに、現代のサンタはどうだ?
- サンタが何かしたのか?
- それなのに、子供達からの感謝を一身に浴びているのが納得できない!
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- うちの娘も例に漏れず、サンタに感謝している。
- クリスマスの朝、両手でプレゼントを抱え、私のところにやって来て、
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- 「父さん、見て!見て!
サンタさん、来てくれた!」
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- 今まで、私が誕生日や何かの折にプレゼントした時にも見せなかった笑顔を見せているではないか!
- その笑顔の先は私ではなく、まだ見ぬサンタの野郎というのが気に入らない。
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- 年々、子供の望みに応えるには難しくなる。
- 今年は、ハンディ・カラオケみたいなヤツが欲しかったらしい。
- (モーニング娘○がコマーシャルしているヤツ)
- ~~\(¨;)ちゃんと伏字になってるかな?
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- 冗談じゃないぞ!
- 大体、直前まで欲しい物を迷ったりするから、事前に準備しておく事もできない。
- 予想して予算を確保しているが、大きく予算をオーバーする時だってある。
- そんな時は、おもっきり父ちゃんの財布を直撃するんだぞ!
- つーか、うちの場合、最初から父ちゃんの小遣いの中から買わなければならないのだが…。
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- なのに、感謝はサンタだけだと?
- 何故、本当にプレゼントしている私が感謝されずに、サンタだけが感謝されるのだ!
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- と妻に力説したところ、妻から一言。
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- 「パパも小さい頃サンタさん、信じてたやろ?ほんだらええやん。お義父さんも、きっとそう思ってはったんやから…」
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- 残念である。私の記憶に残っているクリスマスにサンタクロースは登場しない。
- 何故なら、私には5歳年上の兄と3歳年上の兄がいる。
- 当時3歳だった私がクリスマスの直前に兄からこう聞かされた。
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- 「クリスマスは、通信簿がよかったら、お父ちゃんが好きなもん買ってくれる日や」
- 「お前、まだ保育所やから、通信簿ないやろ?だから好きなもん聞いてもらわれへんねん」
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- その年のクリスマスの日、私の枕元に置かれたのは、兄のおもちゃのお下がりだった。
- (ミラーマンに出て来る戦闘機のおもちゃ)
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- 酷い話だとお思いになるかも知れないが、実話である。
- ただし、酷い話なのではない。
- そのおもちゃ、兄の大のお気に入りで、私は遊ばせてもらった事がなかったおもちゃである。
- その時、一番欲しかった物は、実は兄のおもちゃで正解だった。
- では、なぜ親は同じ物を買わなかったのか?
- 弟に余計な事を教えた、兄への罰だったようだ。(要するに取上げられたらしい)
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- おっと、話がそれた。
- しかも、今回は文体が偉っそうなので、かなり疲れている。
- だから、文体も戻そうと思う。
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- えい!
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- とまあ、色々と書きましたが、なぜサンタクロースだけが感謝されるのか?という事に子供の笑顔を見て思ったわけです。
- 本来は我々が感謝されるべきです。
- そこで、来年から我が家では、サンタ伝説を少し変えようかと思っています。
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- 第一案
- サンタからのプレゼントは、よい子にだけ届くのではなく、お父さんが「クリプレ争奪クイズ大会」に出場して予選を通過したら、プレゼントがもらえる。
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- ん〜、あまり感謝されるとは思えないなぁ〜。
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- 第二案
- サンタとの闘いに勝利したら、プレゼントが貰える。
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- 毎日でも闘って来いといわれそうだ。
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- 第三案
- プレゼントが近年高くなって、サンタは去年倒産した。
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- 倒産の意味がわからないだろうな…。
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- 第四案
- サンタは死んだ。
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- ダメだ…。
- 結局はサンタ伝説を変える事はできそうにないです。
- 残念な事に、しばらくはサンタに勝てそうにないですね。(;´д`)
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- 話は変りますが、うちの会社の女性社員で中学生になるまで、サンタを信じていたという子がいます。
- 彼女は、小学生の時に友達から「サンタは居ない。夜中に親がプレゼントを置いている」という話を聞いたのですが、
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- 「うちは違う!本物が来ている」
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- と頑なに信じていたそうです。
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- まあ、中学生にもなるとさすがに、親も子供が寝静まってから…なんて事ができなくなりますしね。
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- 以前、何かのテレビ番組で「ヨンタさん」という話を紹介していました。
- 無職の父親が息子にクリスマス・プレゼントを買ってれなかったという話です。
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- 息子はがっかりして、「どうして僕にはサンタさんが来なかったんだろう…」とうつむきます。
- それを見た父親は、息子の顔を見ているのが辛くなり、逃げる様に外出ます。
- しかし、寒空の中いつまでもブラブラしているわけには行きません。
- 暖を取るつもりでパチンコ屋さんに…。
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- そこで何気に座った台が大当たり。
- 見事、息子の欲しがっていたロボットをゲットする事ができました。
- その日の夜、息子が寝静まったのを見計らい、枕元へプレゼントを置きました。
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- 翌朝、息子は「あ!プレゼントだ!」と大喜び。
- しかし、何故クリスマスにはプレゼントが来なくて、次の日にプレゼントが来たのか不審に思い、父親に尋ねました。
- そして、父親はこう答えたのです。
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- 「クリスマスの日、サンタ一人では回りきれなくて来れなかった家には、サンタの弟のヨンタが次の日に配るんだよ」
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- 私は、いつまでサンタの役を演じ続ける事ができるのでしょうか?
- ヨンタにすらなれない時がいずれ来るかも知れません。
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- もしも、サンタが本当に居るとしたら、私へのクリスマス・プレゼントは無邪気な娘の笑顔なのかも知れませんね。
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- ちなみに、妻のサンタさんへのお願いはPS2のゲーム・ソフトでした。
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