第二十企画:死後の世界
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- 肉体との決別。
- それが死後の世界の始まりである。
- どこまでも続くのではないか?と思う長いトンネルを抜けると眼下に自分の姿を見る事ができる。
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- あれ?
- 誤変換だ…。
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- タイトルは『死語の世界』が正解です。
- 危うく丹波哲郎さんの様に「大丈夫、大丈夫」と諭し始めるところだった…。
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- いつのころからだろうか、「流行語」という言葉を耳にします。
- テレビやラジオ、マンガから生まれた、「言葉」をみんなが日常生活で使う「流行語」。
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- それはいつしか、「風化」し、誰も使わない様になり、たまに使うと、( ̄□ ̄;)こんな顔される。
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- 三ノ宮と元町の間にある「ビューティサロン」の看板を見たのが、この企画(ネタ?)の始まり。
- その看板とは…。
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- 『ナウなセンスの…』
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- ナウなセンスって、いつの看板なんだろう?と思わず足を止めてしまいました。
- 大体、そんなセンスの店に客は来るのだろうか?と店の中を覗いてみたら、意外に繁盛していた。
- 神戸のセンスって…。と思わず口にしてしまいました。
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- 「ナウい」という言葉は多分、私が中学生くらいの頃に流行ったのではないでしょうか?
- 実は、私は子供の頃から、流行語なる物を使った事はありません。
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- 私が使う流行語は既に死んだ物ばかりです。
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- お前もう死んでいる…。
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- 過去の偉人達は、死ぬ時に歴史に残る言葉を残しています。
- 昔の武士には「辞世の句」という風習がありました。
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- だから私も死ぬ時には、歴史とは言わないまでも、自分の身内に語り継がれる言葉を残したい。
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- 家族が見守る中、布団に横たわっている私。
- 最後の気力を振り絞り、天を指す。
- そして、その指を己の額に押し付け、最後の言葉…。
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- ひでぶ
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- この話を妻にしたら、頼むからやめてくれと言われました。
- ちなみに「ひでぶ」、「あべし」は、先ほどの「お前はもう死んでいる」と同じマンガから流行った言葉です。
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- この様な「流行語」を文化として認知し、活字として残したのは、「現代用語の基礎知識」。
- 現在の「流行語大賞」を主催している出版社ですね。
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- 小学生の頃に、この本を見た時にある意味カルチャーショックを受けました。
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- 【パーペキ】パーフクトで完璧な様子
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- こんな事が真面目に書かれているのです。
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- 他に話題になったのは、「うるうる」という言葉が国語辞典に掲載されたというニュースを20代の頃に聞きました。
- このニュースが流れた時、世のオタク達は「ついに我々の言葉が文化として認められた」と密かに拳を握ったそうな。
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- まさにこの当時、流行語の発信元はマンガ・テレビが主流だったと言えます。
- そして、それは未来永劫、変わる事がないと思われていました。
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- しかし…。
- 時代は新たな覇者を生み出しました。
- 「女子高生」
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- 彼女達の尽きない才能は、ポケベルの普及によって、世に出る事になったのです。
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- 「超〜○○」
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- 私の友人のポケベルに送られた来た謎のメッセージは以下の通りでした。
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- 100000000531
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- 当時、既にメッセージの送れるポケベルがあったので、オペミスかな?と思ったのですが、0のオンパレードは意味がありそうです。
- 531は「うざい」と読む事ができます。
- では最初の数字は?
- 桁を数えてみましょう。
- 一、十、百、千、万、十万、百万…
- だんだん、なんでも鑑定団みたいになってきましたが、1兆です。
- 兆と超をかけて、「超〜うざい」というメッセージが送られてきたとなります。
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- このメッセージを友人から聞いた時、「すっげ〜」と思わず関心してしてしまい、社会人のくせに女子高生に「超〜うざい」と言われる友人にツッコミを入れるのをすっかり忘れてしまいました。
- (勿論、関西の友人じゃないですよ)
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- この頃から女子高生は流行の最先端として世に君臨します。
- 彼女達の発した「流行語」は数えられないくらいあります。
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- チョベリグ、チョベリバがその代表格。
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- その女子高生達も覇者の座を明渡さなければならない時代がやってきました。
- 「パソコン通信、インターネット」
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- 逝ってよし、神降臨など、インターネットでの流行語が日常生活にも使われる様になりました。
- ところで、みなさんは、「ミカカ」って知ってますか?
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- パソ通をしていた人なら、当然知ってるんですが、インターネット普及後にパソコンを使い出した人はあまり知らないらしいです。
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- ちなみにキーボードで「ミカカ」に割当てられている英文字を見れば答えはわかります。
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- 今年はまた、テレビが頑張っています。当分はテレビの時代なのかも知れません。
- 私が流行の覇者となる日は来るのでしょうか?
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- 覇者になる為には、やはり何かを流行させなければならないでしょう。
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