モーニングサージとは |
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健常者でも夜間に血圧は下降し、朝方覚醒とともに上昇に転ずるという日内変動リズムが認められます。一般的にモーニングサージとは、朝起きて1時間から1時間半くらいの間に生ずる急峻な血圧上昇ないし血圧高値のことを言います。 |
モーニングサージの抑制 |
最近、早朝の血圧上昇は交感神経活性の関与が考えられることから、日中の薬剤に加えてα1遮断薬の就寝前一回投与により、良好な降圧が得られることが分かってきました。 |
モーニングサージを捉えるのに有効な家庭血圧 |
モーニングサージを捉える方法には24時間血圧計と家庭血圧計があります。実用面からいっても、価格面からいっても家庭血圧計がよいと考えられます。日本では2000マン台近く普及しているからには、これをほっておくのは意味がありません。 家庭血圧のレベルから考えると、昼間血圧レベルの正常値が131/77mmHg未満で、朝の血圧の高血圧域が135/80mmHgであるから、モーニングサージは昼の血圧が131/77未満、朝の血圧が135/80mmHg以上と定義されます。 また、朝の血圧の方が、20mmHg以上高ければモーニングサージといってもよいかもしれません。 |