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ろかいの用語

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1.ろかい用語集
2.和船の艪用語
3.土井艪の用語
4.英語のオール用語

1.ろかい用語集

名称 説明 図解
paddling パドルを手で握ってボートに触れずに引く。
rowingまたはsculling(スカル競技) 小さいオールを二本持って漕ぐ
sweeping(スイープ競技) スイープ (長いオール)を一人当たり一本持って漕ぐ。
sculling(揚力漕ぎ) ブレードの端(エッジ)で水を切って揚力が出るように漕ぐ。
horizontal stroke(ひら漕ぎ):ブレードの基準位置は水平状態。エッジが交互に先頭になって水を切る。伝統艪と同じ漕ぎ方。
vertical stroke(たて漕ぎ):ブレードの基準状態は垂直。先頭になるエッジはいつも同じ側になる。土井艪と同じ漕ぎ方。
steering 舵取りオールで舵をとる。
punting 棹(さお)またはオールで土手や水底を突いてパント(平底船)を進める。
levering 水中に板を沈めて引起して船を動かす。
fishtailing ティラーを左右に動かし、舵面で水を後方に押して船を進める。ラダーリング。
伝統艪(和船の艪) ひら漕ぎ艪。低速時にブレードの切換えし量が少ないため、重量艇の低速漕ぎ向く。
土井艪 土井厚さんが考案したたて漕ぎ艪。高速時にブレードの切換えし量が少なくてすむため、軽量艇の高速漕ぎ向く。
練り櫂 船尾に支点を置いて水を切り、揚力漕ぎをする。ひら漕ぎが主であるが、櫂杆の向きを90°変えればたて漕ぎも可能。
車櫂 舷側に支点を設けて抗力漕ぎをする。
揺艪(yuhlo) ひら漕ぎ艪。中国で使っている艪。

(1) しなやかな艪の効果

・ブレードが水中で下方に曲がると、垂直方向の分力が減って、推進方向の分力が増えるため効率が良くなる。

・ブレードの返し点付近で推力がなくなると、曲がっていた艪が伸びてキック力が加わる。

・艪がしなって力を吸収するため、加えた力が平均化されて手応えが柔らかくなる。


(2) 下記の英語名が日本語では両方とも「漕ぐ」になって区別できない。新しい表現方法が必要。

・rowing :→ 漕ぐ…現状通りに使う。

・sculling:→ 揚力漕ぎ…rowingと区別する必要があるときに使用する。


2.和船の艪用語



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名称 よみ 説明
艪、櫓 (艪または櫓; 舟へんか木へんに,つくりは上下に魚日)和船を漕ぐための道具。木製。全体が艪腕(ろうで)と艪脚(ろあし)からなる継ぎ艪が一般的で、艪腕先端にある艪柄(ろづか)とその上部についている艪杆(ろづく)とを両手で握って漕ぎ、水中に入れた艪脚で水を切るように練って推力で船を進める。艪脚の面の基準位置は水平である。艪脚にある入れ子という穴部を船にある艪杭(ろぐい)にはめて支点とし、艪腕(ろうで)にある艪杆(ろづく)に艪綱(ろづな)をかけて船体につないで漕ぎやすいようにしてある。西洋式の櫂(オール)よりも効率のよい優れた推進具…大辞林
艪脚 ろあし 艪を漕ぐとき艪の水中につかった部分。…大辞林
艪下(ろした)、艪端・艪羽(ろは)、端・羽(は)、ロ、スッパ、ミズカキ、ミキ、ロスソ、blade
上端 うわば 艪脚の上側の面
下端 したば 艪脚の下側の面
入れ子 いれこ 艪腕と艪脚の結合部分の艪脚側に固定してある艪杭のはまる場所.艪臍(ろべそ)、ロザラ、イリハラ、ヘソ、キリイレコ、ロッポ、ロチャンペ、、入れっこ、soket
つがい 艪脚と艪腕の接合部。番(つがい)、ツナギ、タナイ、ツギテ、カサネ、タガエ、coupling
たが 艪腕と艪脚を接合する縄(または鉄の輪)。たがつがい、hemp rope
艪腕 ろうで 和船で使われる継ぎ艪の柄(え)の部分。先端に艪杆(ろづく)を設け、早緒を掛けて漕ぐ…大辞林。腕先、ロデ、ウデ、ヒラウデ、ナガウデ、ホソウデ、loom
艪杆 ろづく 艪腕の上端の艪柄(ろづか)に取り付けてある小突起。艪柄と艪杆を握って船を漕ぐ。…大辞林。つぐ、ロジク、テッツク、テ、ツク、チク、ツカ、つこ、peg
艪柄 ろづか (艪腕先端の人が握る部分) …大辞林の艪の説明より。grip
艪間 ろま 艪腕の長さ
モエ 入れ子の支点と艪腕の端までの寸法
返り寸法 かえりすんぽう 艪脚の浸水部の面積重心と支点(艪杭)を結んだ線(艪の回転中心)と艪柄の先端との間隔。この間隔を大きくすると艪脚が返りやすくなる。土井艪では返り寸法は約50mm(婆羅さんの経験値)くらいがよい。offset
艪綱 ろづな 艪を漕ぐとき、艪腕の杆(つく)にかける綱。他端は船床に固定する。…大辞林。rope
早緒 はやお ①艪綱と同じ意味で使用、②根指と艪杆とを結ぶ綱…今西氏家。はよー、ハヨ、延緒(はえお)
根指 ねざし 一端を船体に固定し他端は早緒に接続する。…今西氏家
小口 こぐち 早緒の一端につけた輪。これを艪杆に引っ掛ける。…今西氏家
艪杭 ろぐい 置座に差してあり、入れ子を受け入れて艪と船体を結合させる。スズメ、タツ、ロゲ、ツッコ、ローグイ、ロチンポ、pivot
置座 おきざ 艪杭台
艪床 ろどこ 艪杭台受け
杆子 かんこ 脇艪用の艪杭台受け…杉浦昭典 資料69P.1
押さえ おさえ 艪を押す方向に漕ぐこと。push stroke
ひかえ 艪を引く方向に漕ぐこと。pull stroke
棹艪 さおろ 一本の木から作る艪
継艪 つぎろ 艪脚と艪腕の二材で構成する艪
かい 艪を使用する船の場合は、艪が使いにくい離着岸のとき使用する。
櫂杆 かいづく 櫂の取っ手.撞木(しゅもく)
櫂下 かいした 櫂の柄
水掻き みずかき 櫂のブレード
練り櫂 ねりがい 櫂杆が大きな櫂 櫂杆を両手に持って櫂を練って推力を与える。
車櫂 くるまがい 船梁の両側に櫂を括りつけてオール式に漕ぐ…日本丸木舟の研究P332
←アイヌの板綴り船の車櫂の支点の例
うちがい 舷のカジヤマに結びつけて押す…日本丸木舟の研究P332
手櫂 てがい 手で持って直接水面をかく…日本丸木舟の研究P332
水棹 みざお 伝馬船その他で使う棹と練り櫂を兼ねた長い櫂…今西氏家

3.土井艪用語


名称 よみ 説明
土井艪 どいろ(Doi-Ro) 土井 厚さんが考案した縦 (たて)漕ぎ艪。猿でも漕げるほと漕ぎやすい。ブレードの基準位置は垂直。ブレードの下端が常に先頭になって水を切ることにより揚力を発生する。低速時はブレードの切換えし量が沢山必要だが、スピードが上がるにつれて切換えし量を少なくする。軽量艇を使用すれば伝統艪より高速が出せる。
ブレード blade
loom
艪腕 ろうで arm
オール受け おーるうけ oar lock
艪杆 ろづく peg
継ぎ手 つぎて joint
握り にぎり grip
返り寸法 かえりすんぽう offset

4.英語のオール用語


英語 日本語 説 明
oar,oars オール 櫂(かい)舷側から出して船を進めるための道具
sweep スイープ ①1本で漕ぐための長いオール,②漕艇用語…一人の漕手が1本で漕ぐオール(スイープオール、略してオールと呼ぶ)
scull スカル ②漕艇用語…一人の漕手が両舷に1本ずつ,計2本のオールをもつタイプのオールのこと(スカルオールの略)
paddle パドル
grip グリップ 握り
loom
blade ブレード 水掻き
yuhlo 揺艪 中国の艪
single blade paddle シングルブレードパドル
double blade  paddle ダブルブレードパドル
canoe paddle カヌーパドル シングルブレードパドル
kayak paddle カヤックパドル ダブルブレードパドル
greenland paddle グリーンランドパドル グリーンランドのイヌイット族が使用している伝統的なパドル。漕ぎやすいためにシーカヤック用として欧米で流行している。長さ約2m。
gunwale,gunnel,gunwhale ガンネル 艇の船べり,舷縁のこと.漕手・舵手が乗る部分の舷側の(上に張出したた部分の)上縁,舷側厚板(張り出した部分全体を指すこともある).
sculling nottch スカリングノッチ スカリングオールの支点にするためのトランサムに設けたくぼみ。
row-lock オール受け いろいろな種類がある(下記)
round oarlock 丸型オール受け
horn  oarlock 角(つの)型オール受け
scull lock スカルロック
 oarlock socket 上面取付用ソケット
socket 側面取付用ソケット
 oarlock socket アングル取付用ソケット
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