祝!「Gehen wir!」20万HIT記念
「・・・・・・・・・つづいてお天気です。今日は太平洋高気圧が日本をすっぽりと覆い、この夏一番の暑さとなるでしょう。 おでかけの際は帽子とハンカチの携帯を忘れないようにして下さい。この暑さは、しばらく続きそうです。日射病、熱射病に ご注意ください。なお、この暑さで、大気の状態が非常に不安定となり、強い夕立の降る恐れがあります。 十分にお気をつけ下さい・・・・・・・・それでは、今日8月10日、朝の各地のお天気です。まず・・・・・・・・」 朝からうだるような暑さの中、シンジはいつもどうり朝8時30分に目覚める・・・・・・・。夏休み、ここ葛城家では、一番早起き な彼だが、それには理由がある。もちろん、この暑さであまり寝ることができないのでもあるが、シンジは葛城家の主夫として、 朝ご飯を作る。 この暑さでは食欲も出ないことを考えてか、シンジはいつもの食パンと近くのパン屋のクロワッサン、冷たいカフェ・オレ、目玉焼きと サラダを作る。サラダとなるレタスを切りながらつけっぱなしのTVを聞いていると、お天気を伝えるキャスターの声が少しは涼しさを 与えてくれるようだ。 ミサトは毎度のことながら仕事で家にはいない。彼女には夏休みという言葉など存在しないようだ。つまり、この家には基本的に シンジとアスカの二人きり。そして、今日もいつもの一日が始まろうとしていた・・・・・。 ・・・・・・・・で、夏休み。
「アスカ、ほら、朝だよ。起きて」 「う〜ん・・・・・・・シンジィ・・・・・・・・」 この暑さの為か、寝苦しそうなアスカ。当然健康を考えてか、エアコンは入れていない。 「ほら、アスカ・・・・・・・・・あ!」 寝返りを打つアスカ。夏ということで、薄着であり、チラっとのぞく自分の愛する少女の肌にいまさらながら、ドキっとしてしまう。 なるべくそれを見ないように心がけながら、シンジはアスカを起こしにかかる。 「アスカ、アスカってば・・・・・・・朝だって」 「う〜ん、ダメだってぇ・・・・・・・シンジィ・・・・・・・・・」 アスカは最近いつもこんな感じでだ。それはアスカの見る夢ではなく、寝起きの悪さではあるが。 「アスカ、朝ご飯はサン・トマト・ベーカリーのクロワッサンだよ〜」 (ガバッ)「嘘!ホント?どこどこ?」 「はぁ・・・・・・・・・やれやれ」 クロワッサンと聞いて、飛び起きるアスカ、最近これには目がないらしい。シンジはやっと起きてくれたと安心し、再びキッチンに戻る。 「アスカ、早く着替えてね」 「あ〜!シンジ!騙したわね〜!!」 「クロワッサンは本当だよ。アスカのだ〜い好きな、ね?」 「本当?やったぁ!クロワッサン、クロワッサン〜♪」 アスカは朝からこの暑さを吹き飛ばすくらいの元気さだ。とても機嫌がいい。アスカの機嫌がいいと、シンジも嬉しくなる。 「ねぇ、シンジ、今日さ、どっか行かない??」 「え・・・・・いいけど・・・・・・どこに・・・・・・・?」 「いいの♪今日は色々付き合ってもらうんだから♪」 シンジは微笑むアスカを見て、また嬉しくなる。 「じゃあ、僕はお弁当を・・・・・・・」 「あ、ダメ!今日はいいの!たまには外食もいいでしょ、ね?」 「え〜、でも、栄養偏っちゃうから、あまり・・・・・・・・」 「大丈夫だって!今日ぐらい・・・・・・・お願い!」 「もう・・・・・・・しょうがないなぁ・・・・・・・・アスカ、今日だけだよ?」 「やった〜♪」 「それじゃ、アスカ、朝ご飯早く食べちゃおうよ。用意だってあるんだから・・・・」 「うん♪」 そして、二人は一緒に朝ご飯を食べる。その後、アスカは今日のデートの服選びにかかる。シンジはすぐに用意ができてしまい、 ミサトが帰ってきた時の為に、ご飯の用意をし、メモ用紙にメッセージを書いておく。その後、何もすることがなく、 なんとなくTVを見ている。・・・・・・すると、アスカの声が、ドア越しに聞こえて来る。 「アスカぁ〜、まだぁ〜?」 「もう!そんな早く用意できるわけないでしょ!・・・・・・・・そうだ!シンジ!先にマンションの下で待ってて!アタシ、後から 行くから!!それと、ノートパソコンも持っていきなさい!夏休みの宿題もするからね!」 「え・・・・?いいの?先行ってて。それに宿題って?」 「いいからいいから。ね?」 「うん。じゃあ、下で待ってるから・・・・・・・戸締まりよろしくね」 「期待しときなさいよぉ、シンジ♪」 シンジはマンションの入り口でアスカを待つ。その横を、プールに行くのであろうと思われる小学生が楽しそうに通り抜けていく。 アスカとプールか・・・・・・・・今年はまだ行ってないなぁ・・・・・・・と、シンジは物思いにふける。すると・・・・・・ 「シンジ!おまたせっ!」 アスカが降りてきた・・・・・・・・・かわいい・・・・・・・・夏らしく髪を一つに結い上げ、服は髪にあわせた花柄の薄手の ワンピース。少しヒールの高いサンダルに、アスカお気に入りのバッグ。大人っぽいアスカにシンジはドギマギする。 「どう?かわいいでしょ?シンジ?」 「・・・・・・・・」 「な〜に黙ってんのよ!このアタシのかわいさに驚いて、声が出ないとか?」 実際、シンジはそのとうりであった。自分と一緒に歩くにはもったいないようなアスカの姿。シンジも、最近、ファッションには 気をつけるようにはなったが、それでも、今日のシンジの服装は、ビンテージのジーンズに、少し小さ目の青いTシャツ。靴はハイテク スニーカーと、少しも悪くない格好である。しかし、アスカのその眩しさにシンジは驚いていた・・・・・・・・・。 「うん・・・・・・アスカ、とってもかわいいよ。」 「あ、ありがと・・・・・・・・・(ポッ)」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 二人ともお互いに照れ合っている。まだ初々しい二人。それでも、何か言わなくちゃと、シンジが口を開く。 「ア、アスカ。今日はどこ行くの?」 「う、うん・・・・・・・まずね、図書館に行くの。それから・・・・・・ご飯食べて・・・・・・ウインドウショッピングして、 最後は、・・・・・・・・シンジにおまかせ♪」 「え?おまかせ?・・・・・・・・聞いてないよ・・・・・・・・でも、うん、なんとかするよ。」 「うん。それじゃ、行きましょ!」 そして、二人は歩き出す。アスカはシンジと手をつなぎたいのだが、恥ずかしくて、そういうことは言えなくなってしまう。シンジも、 それには、気づかない。二人はどことなくぎごちなく歩いていく。
図書館につくと、ヒンヤリとした、エアコンの空気が二人を出迎える。二人は、窓側のテーブルに席をとる。 「じゃあ、アタシは読書感想文の本、取って来るから!」 「それじゃ、僕は数学の宿題から・・・・・・・・・・」 アスカは一人、本を探しに行く。目的の本を見つけ、席に戻ろうとすると、遠くに宿題を必死に考えているシンジが見えた。アスカは それをジッと見つめる。頑張ってるシンジの顔、かっこいいな・・・・・・と思いつつアスカは、しばらくすると、席に戻る。 「あ、アスカ、あった?本?」 「うん。あったよ。シンジもこれ、借りてきたから、読みなさいよ!」 「ありがとう、アスカ。ところで、この因数分解の問題なんだけど・・・・・・・全然わかんないんだ・・・・・・・」 「ふぅ。ダメねぇ。シンジ。このくらい楽勝じゃん!ええと・・・・・これはね・・・・・・」 と、シンジが助けを求め、アスカがそれに答える。そして、シンジの宿題が一段落すると、もう11時半。昼食の時間だ。二人は図書館の 中の喫茶店に行く。図書館の中とはいえ、とても、おしゃれなレストランのようであり、アスカは嬉しくなる。 「へぇ〜。以外ね。こんなにイイ所だなんて。」 「アスカは何注文するの?」 「えへへ。シンジと一緒。」 「それじゃ・・・・・・・すいませ〜ん!スパゲティ・ペペロンチーノと、ソーダフロートを二つずつお願いします!」 しばらくすると、料理が運ばれてくる。アスカは相変わらず機嫌がいい。それは、シンジと二人で外食しているという充実感から のようである。シンジもそんなアスカを見て、また嬉しくなる。 「ねぇねぇ、シンジ、このソーダフロートってさ、この、上のアイスと、氷の境目が美味しいのよねぇ。なんか、こうシャリっと しててほら、食べてみてよ。」 「あ、ホントだ。美味しいね!」 「ね?」
昼食が終わり、一息つくと、二人は図書館を出て、今度は街のショッピングセンターへ行く。アスカはもう幸せの絶頂といった感じで、 とても楽しそうだ。もちろんシンジも嬉しそう。 「ねぇ、シンジ、あの水着かわいいと思わない?」 「え、僕にはよくわかんないけど・・・・・・・アスカにはとってもよく似合うと思うよ。」 「ええっと、値段は・・・・・・・・ええ!16800円!?たっか〜い!これじゃ買えないよぉ・・・・・・・シンジぃ」 「そ、そんな、僕、そんなお金持ってないよぉ・・・・・・」 「ウソだって、シンジ♪・・・・・・・シンジと一緒にいるだけも十分なのに・・・・・・・・」 「え?ほ、ほら、あ、アスカ、次、5階いこうよ。」 「そういえば、アスカ、新しいエプロン欲しいって言ってなかった?」 「え?うん・・・・・・・・買ってくれるの?」 「そんなに高いのじゃないけどね・・・・・・・買ってあげるよ!」 「ホント?嬉しい!シンジ!ありがと!」 「あ!シンジあれ見て!ホラ、あそこ!ヒカリと鈴原じゃない!」 「ほんとだ。」 「やるわねぇ・・・・・・ヒカリ・・・・・・でも、アタシも負けないわよぉ・・・・・・・・」 「そうだ、ミサトさんに何かお土産を・・・・・・・・」 「お土産ぇ?そんなの、いらないいらない」 「え〜、でも、家帰ったら、またなんて言われるか・・・・・「シンちゃ〜ん、今日は愛しのアスカちゃんとどこ行ってたのかなぁ?」 って。おツマミ程度のもので・・・・・・いい?」 「(え・・・・・・・「愛しの」って・・・・・・・・・・)・・・・・・・・え、ええ。いいわよ。それなら」
二人だけの時間。しかし、そういう楽しい時間ほど、早く過ぎ去ってしまうもので、もう4時。シンジは帰って夕食の準備をしなく てはならない。シンジはそのことを言うと、アスカは一瞬淋しそうな表情を浮かべるが、また今度遊びに行く約束をさせた上で、 二人は家に帰ろうとした。しかし・・・・・・・・・・・ ポツリポツリ・・・・・・・・ ザァーッ・・・・・・・・・・ 「何よ、これぇ!?さっきまであんなに晴れてたのに、何?この雨??」 「あ、アスカ!とりあえず、そこの店先で、雨宿りしよう!!」 「ふぅ。なんとか一休みできそうね」 「うん。でも、どうせ、夕立だから、すぐにやむと思うんだけど・・・・・・・じゃあ、行こう、アスカ」 「え?行こう、って・・・・・・・・・まだ降ってるじゃない?」 「ふふふ。こんなこともあろうかと・・・・・・・・・」 カバンの中から折り畳み傘を取り出すシンジ。そんな用意周到なシンジにアスカは驚く。 「シンジ・・・・・・・そんなの持ってたんだ・・・・・」 「ハイ、アスカ。この傘持って。僕はいいから。アスカ」 「だ、ダメよ!シンジ!アンタも入るの!一緒に!」 「いいの・・・・・・・・・?アスカ?濡れちゃうよ?この傘小さいから・・・・・・・」 「いいから!早く!」 「じゃ、じゃあ・・・・・・・・・」 シンジが傘を持ち、アスカはその手に腕を回し、体をシンジにピッタリくっつける。アスカは極上の微笑みをシンジに向けると、シンジは 恥ずかしそうにうつむいた。 「アスカ・・・・・・・恥ずかしいよ、ホラ、その、胸が・・・・・・・当たって・・・・・・・・その・・・・・・・」 「いいから!こうしないと、アタシもシンジも濡れちゃうでしょ?」 「う、うん・・・・・・・・・・・」 「またどこか連れていってね♪シンジ♪」 「え?う、うん・・・・・・・・・」 ・・・・・・・・・・・・雨は、もう、止もうとしていたが、二人はそのまま歩き続ける・・・・・・・・・・・ 遠くの空に、虹が出ていた。(終わり)
<作者のご挨拶♪> Congratulations! For Gehen wir! おめでとうごさいます!祝!200000Hit!! ぶけむです。いや〜。ホント。嬉しいです。20万ですよ。20万!くぅ〜っ!まさにLAS万歳!えびさん万歳!Gehen万歳! と、万歳三唱であります。 僕はまだこのHP歴はまだまだ浅いのですが、初めて記念SSを送るのが、Gehenで、なおかつ20万です!感動! んで、どうでしたか?このSS。天気予報大当たり、ということ、で、アスカちゃんもシンジ君も幸せいっぱい愛いっぱい! 二人ともよかったよかった。 しかしながら、まだまだ修行不足です。でも、これから、もっともっといいSS(LAS)が書けるようになりたいものですね。 本当におめでとうございました!これからも頑張りましょう!LAS、そしてアスカ様と共に!>えびさん@管理人様 (感想はBBSの方にお願いします!) それではです。ぶけむでした。
当ページ20万ヒット記念に投稿していただいた3つ目の作品「8月10日」でした!
ぶけむさんどうもありがとうございます〜(^o^
しかしこの作品のシンジとアスカは何て初々しいのでしょう!
「アスカはシンジと手をつなぎたいのだが、恥ずかしくて、そういうことは言えなくなってしまう」……可愛いぞアスカ!(爆)
2人で楽しくデート。そして帰りは夕立の中を相合傘ですか……本当にいいですねぇ、ラブラブ熱々幸せ全開で。粋な雨を降らせてくれた天気に感謝感謝っすね!(^o^
作者のぶけむさんに是非ご感想を!
ぶけむさんは諸事情によりメールを送る事ができませんので、掲示板の方へ感想をお願い致します〜。
これからも頑張りますよぉ、LASの為に!(><)
素敵な夏の1コマを描いてくれたぶけむさん、どうもありがとうございました!