ああ、私の王子様。ちょっぴりニブい王子様。

いつも私の頭の中は、優しいあなたの事だけなのよ?

いつまでもあなたを離さない。私の大事な王子様。


ああ、僕のお姫様。青い目をしたお姫様。

いつも僕の頭の中は、可愛い君の事だけなんだ。

いつまでも君を離さない。僕の大事なお姫様。





恋愛馬鹿一代  
Written by  えふ






シンジと手を握って登下校するという乙女チックな夢を見ていたアスカは、モソモソモソとベットか
ら起き上がった。時を同じくして、アスカと一緒に料理をする夢を見ていたシンジが、モソモソモソ
と起き上がった。そして二人とも、にっこりと笑って言った。

「おはようシンジ」
「おはようアスカ」

そう、二人は一つのベットで寝ていたのだ。起き抜けの顔を恥じるでもなく、二人手のひらを合わせ、

「シンジぃ。おはようのキスして」
「ん〜、僕の可愛いアスカ」

なーんて事をやっている。いいのか?本当にこれで良いのか?二人はまだ中学生だぞ?

「問題ない…」

と言う声が何処からか聞こえたような気がした。確かにそうかもしれない。万が一シンジがナルシス
ホモなんかに捕まっちゃったりしたら、ゲンドウ君は孫の顔が見れないものね。

「ねぇん、シンジぃ」

蜂蜜レモンが発酵したかのような甘〜い声で、アスカはシンジの腕を指でツンツンする。

「なにかな、アスカ」

顎の下に手をやり、館ヒ○シのようにビシッと決めるシンジ・・・似合ってない。しかしアスカはき
ゃーきゃーと手を叩いて、

「いやーん、シンジったら格好いい!」

愛は盲目。

ねぇ、良いんですか?本当にこれで良いんですか?

「い〜んじゃないのぉ?わっかいんだからぁ」

と言う声が何処からか聞こえたような気がした。確かにそうかもしれない。二人がそれを望むなら、
それでいいのかもしれない。二人が仲良くしていれば、ミサトさんは保護観察の役目を果たしている
ことになるものね。幸せな二人を見れて嬉しいでしょう。

「そうそう。あのねぇ、私今度ミスコンに出ないかって誘われてるんだけど、どうしたらいいかなぁ」

シンジの胸板をゆびでぐりぐりしながら、アスカは上目遣いでシンジを見つめる。

「僕は、アスカを僕だけのものにしておきたいな・・・」
「もぅ、シンジったら寂しがり屋さんなんだからぁ。分かったわ。シンジのためにミスコンには出な
いことにするね」
「わがままを言ってゴメンね。アスカだったらグランプリ間違いなしなのに」
「いいのっ。私はシンジがいればそれで良いんだモン」

ちょっ、ちょっと待て。それで良いのか?って言うかお前は本当にアスカなのか?こんな砂糖の海か
らサルベージしたようなアスカが、あの惣流アスカラングレーなのか!?

「なにようっさいわねぇ。私はシンジの愛の力で生まれ変わったのよ!アンタも神経質な私ばっかり
書いてないで、こういう可愛いアスカちゃんを書きなさいよね!」
「そうですよ、アスカは本当は優しくて可愛い子なんですから」

あぅあぅあぅ、そうなのか…。

「じゃあ、すぐ朝御飯にするから待っててね、アスカ」
「え〜、シンジいっちゃうのぉ〜。昨日ベットの中で、「もう離さないよ」って言ってたのにぃ」
「そうだったねアスカ。ごめん、約束破るようなこと言っちゃったね。じゃあ…ほらっ」
「きゃっ、だっこは恥ずかしいよ…」
「僕の腕の中にアスカがいる…。可愛いよ、アスカ」
「もう、ばかぁ…」

そのままシンジがアスカを抱きしめたままの格好で、リビングに入っていく二人。シンジはバスロー
ブ、アスカはネグリジェを纏っていたりするのだが、あんまりそこら辺のことを深く突っ込むのは止
めておこう。ここはGehen wir!なのだから。えびさん、30万ヒットおめでとうございます!

リビングには既にミサトがいたのだが、二人はそれに気付く様子もなく、朝の睦言を再開した。

「朝食はパンで良いよね。美味しいコーヒーも入れるから。あ、今日はどうするの?シャワー浴びて
から学校行く?」
「うーん。どうしよう、昨晩あの後に浴びたから、今日はこのまま行こうかな」
「そっか。じゃあ今日は寂しい思いをしないですむね」
「うん、朝のシャワーの時間はシンジと離ればなれになっちゃうものね。ねぇ、夜みたいに(自主規
制)入りましょうよ」
「僕もそうしたいんだけど…。でも僕は朝御飯を作らなきゃいけないからさ」
「そっかぁ…」

…違うっ。こんなのアスカじゃないっ!アスカは!アスカはぁっ!

「なによアンタ、さっきからうっさいわねぇ。私は私に決まってるでしょっ。それともアンタ、幸せ
な私よりイタい私の方が良いっての!?」

いや、そうじゃなくて…。だから…。

「私はシンジと一緒の今が一番楽しいの!幸せなの!邪魔しないでよねっ」

はい…。分かりました…。

「あのー…、お二方…」
「あ、ミサトさん。おはようございます」
「おはよ。ミサト」
「おはよーさん。今日も朝から仲が良いわねぇ」

今まで自分の存在にも気付かなかった二人に、流石に怖ろしいものを感じながら、ミサトは読んでい
た新聞をたたんだ。

「えへへ、なに当たり前のこと言ってんのよう。私とシンジが、仲悪いはず無いでしょ」
「そうですよ、Gehenでそんな話書く人、いるわけ無いじゃないですか」

……。

「仲良きことは美しきかな。二人とも輝いて見えるわよん」
「そう?じゃあ私は、シンジのおかげで綺麗になれるんだね。ありがとぉシンジぃ」
「僕の方こそ…。じゃあアスカ、そろそろ食事の準備するから下におろすよ」

って、まだだっこしてたんですか…。

「えー、嫌だよ〜。…でも、仕方ないよね。シンジと離れても、私ずっとシンジのことが好きよ」
「僕もだよ、アスカ…」

もう、良いです…。



「おはよう。アスカ、碇君」
「おはよーさん、碇夫妻」
「………。いやーんな感じ」
「おはよう、みんな」
「おはよう、ヒカリ。あとバカ二人もおはよう」

LAS2人組とその他大勢3人組は、教室で朝の挨拶を交わした。この間もLAS2人組は、お互い
1cmと離れることなく、体を密着させていちゃついていた。その他大勢3人組も慣れたもので、そ
んな様子をにこやかに見守っていた。デジカメ三等兵以外。今回彼らの出番はこれだけ。

「えへへ、碇夫妻だなんて、鈴原も良い事いうじゃない」
「アスカ、僕は絶対アスカに求婚するよ。アスカは受けてくれるかな…」
「ばかぁ…、私がシンジ以外人と一緒になるわけ無いでしょ。シンジのこと大好きなんだからぁ」
「僕はそれよりももっと、アスカのことが好きだよ」
「違うもん。私の方がもっともっとシンジの事が好きぃ」
「僕の方がもっともっともっと…」

書いてて楽しい。


さて、二人が愛のささやきを紡いでいるうちに朝のホームルームは終わり、今日の1時間目は歴史で
あります。

「碇、世界三大美女は誰だ?」
「アスカです」
「いや、三大…」
「アスカです」
「そ、そうか…」

「惣流、ヨーロッパにおける最大の英雄は誰だと思う?」
「英雄?そんなのシンジに決まってるじゃない。EVAに乗ってるときのシンジってホントにかっこ
いいんだから。でもEVAは一人乗りだから、操縦してる間はシンジと離ればなれになっちゃうのよ
ね。あーもー、EVAなんて降りちゃおうかなー」
「あ、いやヨーロッパ…」
「でさー、リツコのやつが言うのよ。「EVAの二人乗りは、現時点では不確定な部分が多すぎて認め
られません」って。そもそもEVAに何か確かな部分ってあるのかしらね。あーあ、つまんないの。
ね、シンジ?」

ちなみに多少説明いたしますと、アスカの席はシンジの膝の上であります。シンジの膝の上に横向き
に座り、授業中もずっとお互いを見つめています。LASだぜ!

さて、つまんない歴史の時間は終わり、今日の2時間目は英語であります。

「碇君。朝の挨拶は何ですか?」
「I love you.Asuka!」

「惣流さん。夜の挨拶は何ですか?」
「I love you.Shinji!」

まぁとにかく、こういう感じで二人の学校生活は進んでいく訳であります。

さて、この後ラブラブなお弁当の時間や、ラブラブな体育の時間や、ラブラブなネルフの時間など色々
なラブラブがあるわけですが、色々な都合で時計の針をくいっと回してしまいます。ネタがないとか
時間がないとか、そう言った理由では決してありません。


夜、二人の寝室であります。え?時間飛びすぎ?気にしちゃ駄目。

「あ〜。今日もシンジと一緒だったから凄く楽しかった。シンジがいなかったら、私死んじゃうわ」
「僕もだよ。アスカのいない世界なんて、僕には想像できない。アスカだけが、僕の本当の「希望」
なんだ」
「シンジ…」
「アスカ…」

さらに2時間ほどくいっと回します。

「ん〜。シンジの寝顔って本当に素敵…」

あら。シンジ君は寝てしまったようですが、アスカさんはまだ起きていらっしゃるのですね。

「私、シンジの寝顔が大好きなの。でも朝は大体シンジの方が早いから、なかなか見られないでしょ。
だからこうして夜に見るの」

そうなんですか…アスカさん、幸せそうな顔してますね。

「ええ、幸せよ。シンジと二人で、本当に幸せ」

……。…ねぇアスカさん、最後にもう一度聞かせて下さい。

「ん。なに?」

アスカさん、貴女は本当にこれで…

「愛だけでも暮らしていけるわ。これでいいのよ」





後書き。

てへ。ワシは一体何がやりたかったのでしょう。

えびさん、30万ヒットおめでとうございます。ワシがGehenに初投稿してからもう一年以上立ち
ますですが、実は今まで一度も万ヒット記念を投稿していなかったのであります。これでやっと恩知
らずから脱却…、こんな意味不明のSSを掲載して頂けるのかかなり疑問ですが。

アスカ「SSと言えるのっ、これが!」
えふ 「そうっすね。言えないっすね。トホホ…」

ともあれ、Gehenが30万という一つの大きな区切りを迎える事が出来たのは、ひとえにえびさん
の御人徳と御努力の賜物であり、これから益々のご活躍を祈念する次第であります。

そりでわ。




当ページ30万ヒット記念に投稿いただいたえふさんの「恋愛馬鹿一代」でしたっ!
えふさんどうもありがとうございます〜(^o^
……うーむ、何か違和感が。ええっとえびとえふ君は最近いろいろと仲良しさんなので、コメントもリアルで話してる口調に今後は変更しちゃいます(^^;
とゆー訳で宜しく>えふ蔵

しかしこのSSは……甘いっ! ゲロ甘!!
とてもシリアス連載「その言葉を」を書いている人間と同一の作品とは思えないっ!(笑)
なんつーかさぁ、もう読んでて逃げ出したいくらい恥ずかしくなったよ。俺(^^;
でもたまにはこうゆうのを何も考えずに書くのも楽しいよね(笑)

>ここはGehen wir!なのだから。えびさん、30万ヒットおめでとうございます!
ありがとThx!
そう、ここはGehenなのです。女性読者様やお子様達でも安心してご覧になれるサイトなのです(^^;


作者のえふさんへ是非感想&励ましのメールを!!

甘甘ゴロゴロ爆裂なSSありがとうね。えふ君のこうゆうの読むの初めてなんで、新鮮でかなり萌え萌えでした(笑)
でも「頑ケン」とかいう駄作を書いてるえびが言うのもなんですが、やっぱ本編のアスカっぽい「好きだけど、素直になれないアスカさん」ってのもいいよね。是非えふ君の書くこうゆうのも読みたいなーとか思ったり。期待してるんで絶対書いてねPlz(笑)
でもこのSS、良く読むとさりげなく毒を含んでないかい? って俺の勘繰りすぎかな?(^^;

30万ヒットに到達出来たのは、えふ君を始めとするGehenの素晴らしい作品を投稿してくださるSS作家の皆様、CG作家の皆様、そしてエヴァSSを愛してくれている読者様達のお陰ですよ。
今後もいろいろ迷惑かけると思いますが、宜しくお願いしますぜ!!



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