ミサトの夢


By:R&R





最近、私はよく夢を見る

それは・・・あの平和で幸せだったときの光景・・・・






「ミサトさ〜ん・・・いい加減起きてくださいよ〜」

シンジ君が呼びかけてる

「う〜・・・今行くわ・・・」



私が襖を開けて出てくると朝ご飯・・・今日はハムエッグとトースト、サラダが並んでいる

「ん・・・おはよぉ・・・」
「・・・ミサトさん、もう少しまともな格好で出てきてくださいよ」
「そうよ。そんなんだから加持さんに愛想尽かされるのよ」
「なぁんですってぇ!?」
「あー・・・怒るって事は認めてるって事ね」
「なっ・・・あ、アスカこそいいわね〜・・・」
「何がよ?」
「だぁって、アスカはシンちゃんと仲いいし〜・・・愛想尽かされることもないもんね〜」
「な、なぁんであたしとバカシンジが仲良くなきゃいけないのよっ!!」
「はいアスカ、牛乳、入れてきたよ」
「あ、ありがと・・・・ってぇ!!」
「ほ〜ら〜♪」
「・・・ミサトさん、早く食べて用意しちゃってくださいよ・・・リツコさんに色々言われるの僕なんですから・・・」

シンジ君がジト目で言う
・・・まぁ確かにこれ以上アスカをからかっちゃ悪いものね

「わかってるわよ。さぁ〜って、えびちゅえびちゅ♪」
「・・・3本までですよ」
「えぇ〜・・・5本でいいじゃない・・・シンちゃんのい・け・ずぅ〜」
「・・・おつまみ減らしますよ」
「・・・冗談よ、冗談」

・・・ビールの数とシンジ君絶品のおつまみ・・・秤に掛けるならやっぱシンジ君のおつまみでしょうね

「ごちそうさま」
「あ、あれ?アスカもう食べ終わったの?」
「ミサトがいつまでもビールのことでバカやってるからでしょ。第一、それで車運転したら飲酒運転よ!?」
「ま〜気にしない気にしない♪」
「・・・ミサトさん、僕はもう学校に行く用意しますから・・・食べ終わったらシンクに入れて置いてくださいね」
「・・・シンちゃんももう食べちゃったの?」
「まさか、僕はもう終わってるんですよ。今僕が食べた分の食器を洗ってたんです」
「・・・そう」

トタトタ、とシンジ君が部屋に戻る
・・・う〜ん・・・まさに主夫、って感じね・・・
あれならアスカが家事の勉強しなくても大丈夫かしら?




それで私が食べていると二人が玄関の方に向かって行ってる
・・・見送り、しますか

「「いってきま〜す」」
「はい、いってらっしゃい。二人とも」

・・・ユニゾンで・・・よくここまでこの二人息が合って・・・・




で、私はベランダに行く
この二人の登校していくところを見る為よ




・・・・・昔は「監視」だったけどね・・・
でも、今はそれは全てじゃなくなったの
もう今は、あの子達が元気に歩いてるところを見たいだけ。

ベランダから身を乗り出す

アスカがちょっとシンジ君の前にいて、多分おしゃべりしながら歩いている




Trrrrrrr!!!!!

私の携帯がもの凄い音を立てて鳴ってる
ちっ!もうちょっとあの二人を見たいのに・・・きっとリツコからね

「はいかつら「ミサト!!」」
「・・・・リツコ、そんな大声出さなくても・・・」
「・・・今何時か分かるかしら?」
「8時・・・15分ね」
「今日は8時から打ち合わせがあるって言うの、忘れたかしら?」
「あはは〜・・・忘れてた・・・ゴミン」
「・・・今すぐ来ないと減俸よ」
「わぁ〜ん・・・今すぐ行くからそれだけは〜!!」
「早く来なさい・・・減俸なんて言ったら困るのは貴女じゃなくてシンジ君なんだからね」
「うっ・・・はい、今行きます」
「そう、さっさと来なさい」

ガチャ

・・・困るのはシンジ君って・・・私って・・一体・・






・・・・いけないいけない。早く行かなきゃ行けないのよ。

私はサッ!と制服に着替えて車のキーを手に持つ

「じゃペンペン、お留守番よろしくねっ!」
「クワ!」
「う〜ん・・・いい子ね」

そして私を家を出る
後ろでドアが閉まる音が聞こえた

プシュー・・・ガタン






「・・・・・またいつもの夢、か」

目覚めたミサト

「はぁ・・・そうよね」

今度は自嘲気味に呟く

「もうあの平和な時間、平和な風景は戻ってこないのよね・・・」

そして、自分の部屋の襖を開けた




そこには・・・・・




「シンジ・・・ちゃんと出来てる?」

野郎なら絶対逆らえない上目遣いで聞くアスカ

「うん・・・美味しいよ。アスカ」

こちらも世の女性曰く「女殺しの笑み」でかえす(笑)

「よかったぁ・・・」
「上手になったね」
「シンジのお陰よ」
「そうかな?」
「そうよ・・・だから・・・」
「だから?」
「だからっ、あたし一人でコレ作ったんだから・・・ご褒美頂戴!」
「また?」
「何回でもいいの!・・・よいしょ」
「はは・・・まったく・・・アスカはあまえんぼだね」
「いいじゃないの!あんたにしかこんなことしないんだから!!」
「はいはい・・・で、どれ食べたいの?」
「じゃ・・・まず卵焼きっ♪」
「じゃ・・・あ〜ん」
「あーんっ♪」






「はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」




・・・・何が起こってるか聞きたいですか?皆さん
察しのいい読者の皆様方なら気が付いているかもしれませんが・・・
まず、この場で起こっていること・・・それは食べさせっこに間違いありませんね(笑)
で、どこで食べているかというと・・・シンジの膝だ(爆)
・・・・一応書いておくが今は朝だ。


「シンちゃん・・・」
「どう?自分で作った卵焼きの味」
「アスカ・・・」
「う〜ん・・・まだイマイチね。やっぱ愛情がこもってないわ♪」
「愛情って・・・誰の?」
「決まってるじゃな〜い・・・シ・ン・ジ!」(はぁと)
「僕って・・・コレ作ったのア・・・んぐっ!!?」






・・・究極の愛情、口移し現在実行中・・・・

・・・・再び書くが、これは朝だ。




「・・・・私って・・・それともコレが夢!?これが夢・・・・」

精神汚染を防ぐためかどうかは知らないが、ミサトは自分の頬をつねってみる

「・・・痛い・・・うう、コレが現実なのね・・・これこそが・・・」

へた・・・と崩れ落ちるミサト
・・・まぁ、朝っぱらからこーんな風景。しかも毎日見せられちゃ逃げたくなるかもしれんね




「あぁ誰か!あのからかいがいのあった二人に戻してちょうだいよぉ〜〜〜〜〜〜っ!!!!」



ミサトの叶わぬ願いがリビングに響いた



「シンジぃ〜♪」
「アスカぁ〜♪」


・・・自分で書いてて思うけど本当に叶わぬ願いだね。それ
・・・頑張れミサトさん!負けるなミサトさん!!
いつの日かその現実にも慣れる日が来るさ!!!・・・多分



「慣れたくなんかな〜いわよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!」



あとがき

ども、R&Rです
・・・・・作品送るの初めてなのにこんなのを送りつける私の神経って一体・・・(滝汗)
一応「幸せ満載」を目標にしたつもりなんですが・・・ミサトさんには不幸が満載してますね(笑)

えーと・・・一応「掲示板使用代」(笑)ってことにしておいてくださいね(爆)
では


R&Rさんに初投稿していただいた、「ミサトの夢」でした〜。
記念すべき初投稿にGehenを選んでくださり、本当にありがとうございますR&Rさん!

こちらの作品を読んでの一言…。
「ミサト可哀想。でも笑っちゃう」ってなところでしょうか(w さすが作品のタイトルになるだけあって、ミサトさん(いろいろな意味で)大活躍ですな!
弟妹のようなシンジとアスカがラブラブ絶好調なのは良いコトじゃないですか。
まぁ「ミサトの夢=LAS万歳!」ってことで…(w

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