ある日のこと。

毎度おなじみ第3新東京市に、また災厄が訪れようとしていた。

ビーッ!ビーッ!

「非常警報?使徒なの!?」

いち早く駆けつけ激昂するは、戦術作戦部作戦局第一課課長、葛城ミサト三佐である。

「分析パターン青、間違いありません、使徒です!」

現れたのは人の形に近い姿をした使徒だった。

だが、それでも尾があったり、肩と思しき部分が極端に突き出ていたりと異形の姿をしており、何か得体の知れないようなところがある。

「総員、第一種戦闘配置!パイロットの招集急いで!通常兵器で足止めして、何としてでも奴の足を止めるのよ!」

「了解!」





逃避の代償

−A battle against the self contradiction−
【第壱次中間報告書:記憶喪失】


著:セラピム





緊急連絡を受けたパイロットたち3人は、招集されるや否や、作戦を聞かされるでもなくエヴァに乗せられ、使徒の目前とでも言うべき位置にビルを盾にして、様子を伺いながら防衛体制をとった。

「3人ともよく聞いて?奴の能力は未知数よ、気をつけて応戦して!」

(未知数って、それって得体が知れないってことでしょ?相手の能力を観察しないでホントに平気なのか…?)

サードチルドレン、エヴァンゲリオン初号機専属パイロット、碇シンジ。

彼はこれまでの戦いで、嫌というほど痛い目に遭って来た。

彼がここに着て二回目に戦った使徒。

あの時自分は、様子見もせずにいきなり出撃させられ、効くかどうかもわからぬ攻撃方法で応戦した結果、相手に通用せず翻弄され、捨て身の突貫でかろうじて倒せはしたが、あまりにも行き当たりばったりではなかったか?

命令違反を咎めるミサトであったが、それは全て自分の責任だったのだろうか。

あの空中要塞のような使徒のときも同じだった。

またも使徒が来たからとすぐさま出撃させられた初号機のシンジ。

しかしそれは全く迂闊なやり方であった。強烈な加粒子砲に撃たれ、生死の狭間をさまよったのだ。

マグマの中に潜伏する使徒の胎児を捕獲するときも、天から降ってきた超巨大な爆弾のような使徒のときも…。

数えたらキリがないほどミサトの指揮には「パイロットの命の安全」を無視した無茶な指揮が多い。

なにがミサトをそこまで突き動かしているのか、それをシンジはミサトの口から直に聞かされていた。

ミサトはセカンドインパクトで父を失っており、セカンドインパクトを引き起こしたとされる使徒を憎んでいるのだ。

(でも、それはミサトさんが使徒と戦う理由だ。僕が戦う理由じゃない…)

あのときはシンジも確かに『父』を苦手とする自分と同じものを感じていた。

だが、よくよく考えてみれば、それはミサトが使徒と戦う理由であって、自分の理由とは一致しない。

モニター越しで命令を下すミサト。その執念から、自分の手で使徒を葬り去りたいと言うのは判る。

しかし同じようなことを繰り返さないためにも、前例を省みて、もっと慎重を期して確実な作戦を立てるべきではないのか。

そう疑問に思うシンジだったが、この無鉄砲な作戦部長の辞書には『反省』という言葉は載っていないらしい。

そして目の前にいる奇妙な使徒に言い知れぬ不安感を覚えるシンジ。

(なんだろう…、なんだか嫌な予感がする…。今までも死にそうになったりとか、結構酷い目に遭わされてきたけど、今度はもっと…)

だからシンジはあえて慎重に動こうとしていた。

しかし。

『シンジ君、どうしたの?』

「あ、いえ、別に…」

『なぁにビクついてんのよ、バカシンジ!』

明るくシンジを叱咤するこの元気な少女はセカンドチルドレン、エヴァ弐号機専属パイロット、惣流・アスカ・ラングレーである。

気性が激しく、自尊心の高さから高慢な発言も多い彼女は、もともと気短な性格をしている故に、我慢と忍耐という言葉にはおよそ似つかわしくない少女だった。

『臆病風に吹かれたっての?フン、ならそこであたしの華麗なる戦いを黙って見てなさいよ!』

『ちょっと、アスカ!』

独断で使徒の目の前に飛び出すアスカの弐号機。

「待って、アスカ!」

嫌な予感がしていたシンジは、アスカを呼び止めたが、遅かった。

カッ!

『え?』

突然使徒の肩と思しき部分から光線が発せられる。

『きゃあああああっ!』

「アスカ!?」

『アスカ、どうしたの、アスカ!?』

呼んでみても反応がない。

『碇君!今は使徒を…!セカンドは私が』

発令所が混乱している中で、冷静に現場の判断を下したのは、エヴァ零号機を駆るファーストチルドレン、綾波レイである。

「くっ…」

シンジはとっさにその声に反応し、突撃して使徒を突き飛ばし、そしてパレットガンを至近距離から斉射した。

だが使徒はその形質をゲル状に変化させ、自らのコアを守るように丸くなった。

『どうなってるの!?』

『目標内部にエネルギーが収束していきます!』

『熱量増大!』

『自爆する気!?』

ドーン!

爆発、しかしそれはいつもの殲滅時に起こる程大きいものではなかった。

『使徒は!?』

『パターン青消失!』

『殲滅は確認されず!』

『まさか…、逃げたとでも言うの…?』

大抵の場合、使徒は相殺覚悟でジオフロント地下を目指して特攻を仕掛けてくる。

このような例は初めてであり、本部はこの事態に混乱していた。

「アスカ!」

シンジはそんなことには目もくれずに一目散に零号機が支えている弐号機のアスカの元に駆けつけた。

通信は回復している。スクリーン越しに目を瞑ったままのアスカがいる。

そのアスカにシンジは焦燥感を募らせた。

「アスカ、アスカってば!」

「う…」

必死に呼びかける気遣わしげな声に、アスカは呻きながら目を開けた。

「アスカ、よかった、気がついた…。無事でよかったよ、ホント…」

しかし、つきつけられた現実は残酷なものだった。

「あ、あの、誰、ですか?」

「え…?」

何か様子がおかしい。

目の前にいるアスカは自分を見て怯えているようにも見える。

「…何、言ってるんだよ、アスカ?」

「判らない…、私、誰?何も判らない、ここはどこ?何でこんなところにいるの?」

自分のことすら判らなくなってしまっている。

これはただ事ではない。

「ミサトさん、アスカの様子が変です!」





病院に搬送されたアスカは、麻酔を打たれて検査用のベッドに寝かされていた。

錯乱状態になることを防ぐための手段でもあったが。

「アスカ…、どうしちゃったんだよ…?」

「スキャンでは外的損傷は見当たらないわ…。脳挫傷、脳内出血もなし。ほとんど無傷と言っていいわね…」

淡々とアスカの状態を説明するは、ネルフ技術開発部技術局一課所属、赤木リツコ博士である。

「じゃあ、なにが問題なの?」

シンジの目の前に横たわっているアスカは穏やかな表情をしている。

「記憶喪失!?」

「なっ…!」

それを聞いたシンジは衝撃を隠せなかった。

「ただの記憶喪失なら、まだいいかもしれないわ…」

「どういう意味よ?」

「あくまで推論だけど、あの使徒の行動パターンを解析していて、気づいたの。使徒の攻撃は消極的にも見えるわ。ATフィールドを打ち消しながらの接近戦よ。その気になれば、もっと効果的な攻撃を加えることも出来たはずだわ…」

(またか…)

目をアスカのほうに向けながら2人の会話を耳で聞いていたシンジは唇を噛んだ。

何故、いつも事が起こってしまった後でデータ分析を開始するのだろう?

戦う前に行動パターンを分析していれば、あるいはこのようなことを未然に防げたのではないか。

今まで何度そう思っただろう。

(くそ…。どうして僕は、いつも肝心なときに、何も出来ずに見ていることしか出来ないんだろう…)

知らず手に力が入り、握り締める拳には血管すら浮かび上がっていた。

「この奇妙な発光現象、この後アスカは叫び声を上げて、意識を失ったわ。まるで光に生気を吸い取られたかのように…」

「…で、アスカの記憶が吸収されたとして、その目的は?」

「それが判れば苦労しないわ…」

「元には戻るんですよね!?」

「今は何とも言えないわ…」

「…ともかく、今はアスカをどうするか、ね」

「そう、それが私たちの問題ね…」

「え…?」

その淡々としたミサトとリツコの会話のやり取りに、シンジは聞き捨てならないようなものを感じ取った。

療養させる、ではなく、どうするかが問題という2人。

「ちょっと待ってください…、まさか、こんな状態のアスカを戦わせようって言うんじゃ…?」

「場合によっては、そうしてもらうことになるわ」

「なっ!?」

「アスカは貴重なパイロット、代えの利かない戦力なのよ。記憶があるかないかじゃないわ。要は戦う意志とエヴァとの相性よ。あの逃げた使徒が、またいつ来るかも判らない以上、無駄には出来ないのよ」

「だからって、何も判らない状態で戦わせようって言うんですか!」

(…!)

言って見てシンジはハッとした。

その言葉が自分に当てはまるような気がしたからだった。

自分も結局は何も詳しいことは教えられておらず、ただ場に流されているだけだったからだ。

(結局都合のいい道具に過ぎないってことか…)

「…とにかく、今は貴重なパイロットを遊ばせておく余裕はないの、判ってちょうだい」

そんなこと、判りたくないよ!と叫びたかった。

しかし出来なかった。

今回のことには自分が慎重になりすぎたがために、結果的にアスカに被害が及んでしまったのだから。

(多分無理ね…)

それまで黙っていたリツコだったが、ミサトとは違ってエヴァの機密に詳しい彼女は、アスカが起動に成功したとしても、かつてアスカが自慢してやまなかったほどの高いシンクロ率と機動性能を引き出すことは難しいだろうと思っていた。





アスカは意識回復後、何がなんだか判らない風情で、様々なテストに駆り出される事となった。

だがそれは散々な結果を生み出すだけだった。

リツコの予想通り、かつての目覚しく飛び抜けた数値だったシンクロ率は、起動数値ギリギリというところまで低下してしまっていた。

「参ったわね…。記憶はなくとも体は覚えていると思ったんだけどなぁ…」

「ミサト、あなたね…」

ミサトのテキトーな発言に、リツコは呆れ返ってしまった。

「シンクロ率は表層的な肉体の調子に左右されないわ。問題はもっと深層心理にあるのよ。まして今のアスカは自分の記憶すらないのよ?あなた、私が渡したエヴァの資料、ちゃんと読んでるの?」

「うっ…」

「全く…」

最も、大学時代からの十年来の旧友である。

必要事項のみを頭に入れ、細かいことには頓着しないこのズボラなミサトの性格に、リツコはもう諦めており、とやかく言うつもりはなくなっていた。

(母親が誰なのかも判らないのでは…)

弐号機のコア、それに取り込まれているアスカの母・キョウコの魂。

その魂とA10神経を通じて想い合う心で繋がれるシンクロ。

この場に居合わせるメンバーの中で、リツコだけが知っている真実である。

彼女はその真実を元に冷静に分析していた。

「あ、あの…、私、いきなりこんな事させられても、何がなんだか…」

「困ったわねぇ、この余裕のないときに…」

「あ、ご、ごめんなさい…」

(アスカ…)

シンジはこのアスカの変貌振りに唖然としていた。

まるで別人だった。

かつてのような周囲を圧倒するような覇気と、自信満々で高飛車な態度はまるでなく、まるでなにかに怯えているといったような風情であった。

「ま、いいわ。ひょっとしたら、ふとしたことがきっかけで記憶が戻るかもしれない。シンジ君、とりあえずアスカを家に連れて行ってちょうだい」

「えっ…?」

「あなたにアスカの世話を任せるわ。悪いけど、私は今回の事後処理があるから、当分帰れないの。アスカの事、頼んだわね」

(何だよ、それ…)

責任逃れもいいところである。

仮にもミサトは建前だけでもシンジたちの保護者である。

それは自分から言い出したことであるのだから、きちんと最後までその責任をとらなければならない。

だがそれは無理と言うものであった。

私生活そのものがズボラであるミサトには、もともと子供たちの保護者としての責任を果たす能力など伴っていない。

もともと家事などは全てシンジに任せきりなようなもので、どちらが保護者なのかわからないような構図が出来上がってしまっているようなものだ。

しかも、アスカがこんな状態になっても、使徒との戦いの戦力がどうのと、そちらのほうばかりを気にしている…。

シンジはその無責任さに何か嫌なものを感じた。

「判りましたよ…」

勝手すぎる大人たちの態度に憤りを感じたシンジだったが、引き受けることにした。

それはアスカがこうなってしまったことに、少なからず自分の責任も感じていたからであったが、それ以上にこのように打ち震えているアスカを放置することなど出来ないと思うほうが強かったのだ。

だが、このときシンジの心に、ミサトや他の大人たちに対する壁の様なものが生じることになったのも事実だった。





(僕はどうすればいいんだろう…)

引き受けたものの、シンジは正直どうしたらいいのか判らず、家にたどり着くまでの間ずっと思案に暮れていた。

自分の後ろには、俯いて肩を小さくしながらついてくるアスカがいる。

会話の一つもなく、気まずい雰囲気だけが漂う。

(僕や他のみんなの記憶だけじゃない…。自分のことすら判らなくなるなんて…)

それはどんな状態なのだろうか。

もしあの時、自分がそうなっていたら?

下手をすれば自分が記憶を奪われてしまっていたかもしれなかっただけに、言い知れぬ不安を覚える。

きっとその虚無感に押し潰されてどうにかなってしまいそうな気がして。

その上何も判らないまま戦わされることになれば…。

今のアスカはまさにそういう状態に置かれているのだろうと推察できる。

不意に、ミサトから聞かされた驚愕の事実が頭に浮かぶ。

『詳しいことは判らないしプライバシーに関わることだから言えないけど、アスカはパイロットに選ばれた直後に、お母さんが自殺した現場を見てしまったのよ…』

(そんなの、僕が知ってたって、どうしようもないじゃないか…)

よく考えてみたら自分はアスカのことをほとんど知らなかった。

過去になにがあったのか、これまでどんな思いをしてきたのか。

だが、彼女の今の母が本当の母ではない、ということだけは、それを聞く以前から知っていた。

『ママ、どうして死んじゃったの…?』

かつて彼女とともに使徒を倒すために行ったユニゾンの特訓。

その間の夜、シンジは涙を流して泣いているアスカの寝言を聞いてしまっていたのだ。

そして彼女自身から聞いた、彼女がエヴァに乗る理由。

『ねぇアスカ?』

『なによ?』

『アスカは、何故エヴァに乗るの?』

『ん〜?決まってるじゃないっ、自分の才能を世に示すためよ!』

『自分の存在を?』

『まぁ、似たようなものね?あたしは大勢の中から選ばれたエヴァのパイロットだもの。使徒と戦って、そして倒して、それでみんなに認めてもらえたら、最高に幸せなのよ…』

エヴァのパイロットであることに特別意識を持ち、常に自分の存在をアピールするアスカ。

だが、よく思い出してみれば、何故か最後のほうは自分に対して真剣に言い聞かせているかのようにも聞こえていた。

まるでそうでなくてはならないと言う様に。

果たしてあの言葉は、本心から出た言葉だったのだろうか。

自殺してしまったという、母親のことと何か関係があるのだろうか。

(変だな僕…、なんでこんなにアスカのことが気になるんだろう?)

アスカが突然変わってしまったから?それだけなのだろうか。

(でも、自分のことを忘れて生きるなんて、誰だって嫌だって思うよな…。とにかく今は…)

悩んでもキリがないので、そこで考えを打ち切り、自分は自分が出来ることをやるしかないのだと決めるのだった。





(私、これからどうなるんだろう…)

一方、こちらは記憶を失ってしまったアスカ。

いつもの覇気はすっかり失われており、肩を竦ませて俯きながらシンジの後ろをとぼとぼと着いていく。

病院で様々な検査を受けたあと、いきなり『見たこともないもの』に乗せられて、『やったこともない』ことをやらされた。

何がなんだかさっぱり判らない状態で。

(私って一体…)

何者なのだろうか。

思い出すのは先ほどの実験での会話だ。

『あの、これは何なんですか?』

『弐号機のシミュレーターよ』

『弐号機?シミュレーター?これで、私に何をさせようって言うんですか…?』

『戦ってもらうの』

『戦うって…?』

『あなたは人造人間エヴァンゲリオン弐号機のパイロット。覚えてないかもしれないけれど、あなたは今まで襲来した人類の敵を、シンジ君やレイと一緒に弐号機で撃退してきたわ。記憶じゃないの。要は戦う意思と、エヴァとの相性よ。それさえ何とかなれば、十分戦力として成り立つわ。それを見せて欲しいの』

『わ、判りません…。エヴァンゲリオンとか人類の敵とかって何のことです?撃退してきたって、私がですか…?』

『…いくわよ』

詳しい説明をされることもなく、有無を言わさず行われた戦闘訓練。

自分の意志など無関係に動く周囲。

そしてこれから自分は、その『人類の敵』とやらと戦わされることになるのだろう。

あまりに突飛で厳しい現実に直面して、アスカは打ちのめされそうになっていた。

「アスカ?」

「は、はい!」

不意に目の前にいる少年に声をかけられてカムバックする。

緊張の余り声が上擦ってしまった。

「これから今日の夕飯の買出しに行くんだけど、どうする?」

「あ、私も行きます…」

今独りになったら、どうなるか判らない。

「そう?じゃあ、何か食べたいものがあったら言ってね?」

「は、はい…」

彼の優しげな微笑みと言葉に、つい赤くなってしまうアスカ。

どうやら記憶を失ってしまっても感受性の高いところは変わっていないようである。

同時に、アスカの頭の中には大きな疑問符がいくつも浮かび上がっていた。

(どうして…?)

先ほどの素っ気無い大人たちとは対照的に、自分を優しく気遣ってくれるこの少年。

自分の世話役を任された彼、碇シンジは、自分と共に『人類の敵』とやらと戦ってきた仲間であり、先ほど自分に命令を下していた葛城ミサトと共に、自分の同居人であるという。

だが、同じ同居人であるのに先ほどのミサトに対して感じていたものとは違って、この少年には親近感を感じる。

(私には記憶がないのに…)

赤の他人であるとは思えない、そう、まるで本当の家族のような温かさに、アスカは安心感すら覚えていた。

だからアスカは、つられて微笑みを浮かべてしまうのだった。





次回【第弐次中間報告書:騒乱】

記憶喪失になってしまったアスカは、今ぐらいは休んでいたほうがいいと言うシンジに対し、自分の事を知りたいと、学校へ登校することを決意する。

アスカの豹変振りに、巻き起こる旋風。

しかしシンジが目を離した隙に、無理解なクラスメート達によって、彼女の切なる思いは砕かれてしまう…。

その様子にシンジとレイは…?


※題名、及び内容は作者の都合で変更する可能性があります。




あとがき
こちらの掲示板でお世話になっているセラピムと申します。
最近のあらゆる『エヴァ』におけるLRS強(狂?)な傾向に負けてなるものかと、私もLAS小説を立ち上げました。
ネタバレになりますが、このお話の元ネタは今となっては知る人ぞ知る存在となった「1st Impression」です。
とは言っても、セガサターンで出た初期版ではなく、それを再編集+リニューアルしたDVDゲーム版を元にしています。
試行錯誤を繰り返しながら作ったプロトタイプ(デビュー作品)なので今後も台詞や流れなどはそのまま流用したものがあるかもしれませんが、そこは初心者ということで平にご容赦を…。
このゲームではシンジが記憶喪失になってしまうわけですが、小説ではアスカを記憶喪失にしました。
主要キャラクターの性格設定(特にシンジ)はコミック版を元にし、これまでの経緯についてはコミック版とアニメ版を織り交ぜております。
他にも色々混合するつもりです(何という御都合主義…)。
私がこのネタを題材に選んだのは、ストーリー中での「記憶喪失」があまりにも軽いノリで扱われているので、果たして本当にそんな軽いことで済ませられることなのだろうかと思ったからです。
全体を通してシリアステイストですが、バッドエンディングにだけはならない(汗)ので、どうかお付き合いください。
ご質問・ご感想・ご意見などは歓迎いたします。
ではでは。



Gehenの掲示板ではすっかりお馴染みのセラフィエルさんが、満を持して小説を執筆、そして投稿してくださいました!
どうもありがとうございます、セラフィエルさん〜。

セラピムさんが後書きで書かれていますように、こちらのこの作品「逃避の代償 −A battle against the self contradiction−」では、あの「1st Impression」がベースとなっていますね。(えびはサターン版しかプレイした事ありませんが;)
ゲームではシンジが記憶喪失になってしまうのですが、この作品ではアスカが記憶を失ってしまいます。
子供達の心のケアを全く行わない大人達に不信感を抱きつつ、アスカが記憶を失ってしまったのは自分のせいだと思うシンジ。
そしてそんなシンジに家族の安心感のようなものを感じるアスカ。
次話で2人は学校へ登校するようですが、予告の意味深な文章がちと気になりますね…。
ぬーーー早く続き読みたい!

作者のセラフィエルさんに感想をお願いします!

とてもデビュー作とは思えないクオリティの高さに驚きつつ、続きの完成を楽しみに待っております!



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