☆☆☆☆☆
ウォール街の
ランダムウォーカー
 |
旧版は「ランダムウォーク」という書名だったと思いますが、インターネット関連銘柄の内容なども加えて新版になりました。分厚い本ですが、非常に読みやすく、かつ、ためになります。テクニカルもファンダメンタルズもそんなにあてになるものではない。プロと言われる人達の運用もしかり。そうした中で、どう株式投資に取り組めばいいのかが示されています。ウィットに富んだ、かつ明快でわかりやすい文章にはひかれますね。ぜひ一読をおすすめしたい本です。図書館などにも多分あると思います。 |
☆☆☆☆
フィッシャーの
超成長株投資
 |
本のタイトルからは、短期で急騰することのある急成長新興企業への投資といったことを連想させるところがありますが、内容はそうではありません。「本物」の成長株への長期投資をすすめている本です。訳者や監修者の努力もあり、非常に読みやすい本になっていますが、内容はかなり濃いと言っていいでしょう。自分が投資している、あるいは投資を考えている銘柄について、フィッシャーの基準をあてはめて自分なりに考えてみることは意味があることだと思います。 2002/04/13
|
☆☆☆☆
「投資苑」

|
テクニカルの「法則」的なもののみを解説した本は私は好きではないのですが、これはなかなか興味深く読ませてもらえました。基本的にはテクニカルの解説と言っていいと思うのですが、アプローチが心理学的な面からなんですね。テクニカルに従って売買するのであれば、とりわけ損切りについてですが、かなり厳格にそのルールを適用しなければならないことを強調しています。自分なりに消化して実践に役立てる、自分なりの方法論やスタンスを確立するための一助になる本だと思います。 |
☆☆☆☆
「株式投資の法則」
 |
伝説の敏腕ファンドマネージャーが語る株式投資の王道。「株に勝つ!」もよい。初心者の人には是非どちらかは読んでもらいたいと思います。私もまた読み返してみます。 |
☆☆☆☆
投資戦略の発想法
 |
日本の本では、これはあまり類書がなく、独自性があり、かつかなりしっかりした内容です。
株がどうしたとか考える前に自分の仕事の力をつけて、節約しなさい。家計簿つけないさい。余裕資金がないなら、運用なんか考えるな。うーん、いいアプローチです。共感するところが多いですね。最後の投資についての参考書籍の紹介がしてありますが、私が下で書いている本がいっぱいでてきます。 これから株式投資などの資産運用をはじめようとする人には是非読んでもらいたい一冊です。
2002/04/13
|
☆☆☆☆☆
レディー・ジョーカー
高村 薫
 |
高村先生の気合いの入った一発。上下巻に分かれていて分厚い。作品そのものはちょっと古いですが・・・。
話の内容はビール会社の社長誘拐やビールへの異物混入が中心。犯人グループ、刑事、誘拐された社長やそれをとりまく重役たちなどの人物描写が非常に細かい。前記の「波の上・・」のような軽いテンポで楽しく読めるような小説ではなく、全体のトーンはむしろ陰鬱。
経済や株式市場などを直接取り上げた中味とはいえないが、事件の情報を利用して株の空売りで儲ける話や総会屋がらみの話なども出てきます。
久しぶりに読んだヘビー級の一発。時間があったらじっくり読んでみるといいと思います。2002/11/24 |
| ☆☆
「リスクの心理学」
 |
トレーダーの陥りがちな心理的な弱点について、具体事例を多くまじえながら解説した内容。
しかしながら、話が抽象的、観念的であり、具体的なデータなどは一切示されず、この本の内容から直接学べる点はほとんどない。
但し、個人が株式に限らず投資(別に投機でももいいですが)を行う場合は、この心理面の課題というのは無視できない。というより、非常に大きい。そのため、個々人が自分のスタンスや長所、短所を理解しておくことは極めて重要だと考えます。そのため、この本を契機として、自分自身のことを考え直してみるというのは意味があると思います。
また、この著者のおっさん自身が相場について特になんの知識も持っていなかったとしても、カウンセリング的手法で「うんうん」「はー」「そうかー?」とか言ってるだけで、「患者」は自分で立ち直っていく、自分自身に気づいていくことがあります。そういう意味で、このおっさんは有能な人なのかもしれません。
ま、本も高いし、ちょっと買うのはどうですかね・・・、という内容。 2003/08/03 |
|
☆☆☆
「山崎元のオトナのマネー運用塾―
自己責任で真剣に楽しむ人のための96項」
 |
山崎氏は以前に、わけのわからん投資家に不利な金融商品について、結構ズバズバとコメントする連載記事を「日経マネー」誌に書いていたので記憶に残っていた方です。「こんなにこの雑誌に書いて大丈夫なのかなぁ・・」と思っていたら、連載は終わってしまいましたが・・・・。
本書の主ためテーマは「コストの高い金融商品は投資家にとっては不利でありカスである」ということと「プロも素人もそんなに違うもんじゃない」ということ。2点とも共感するところが大でした。株式運用する投信で1.5%の信託報酬を取るものは珍しくありませんが、この「1.5%」を法外と言い切ってしまうところがいいですね。また、プロの方が運用面で有利とは言い切れず、下手な奴もいるっていうのも共感。
金融商品のコストっていうのは隠れていてわかりにくいところがありますし、マネー誌なども目先のパフォーマンスを云々する場合が多く、コストのことは(スポンサーへの遠慮的な面もあるのか)あまり語られません。しかし、長期運用になればなるほど、これは効いてくるものです。
そういうことを強く認識する意味で、読んでおいてもいい一冊。但し、実際の自分の運用の参考にはそんなにならないと思いますけど。
2003/05/31 |
☆
マネー・ハッキング
幸田真音 |
経済小説というのか?。銀行の債券トレーディングのシステムに侵入し、画期的なプログラムによる売買で巨利を挙げるというような内容が中心なのだけれと゜、なーんか緊張感とかドキドキとか全然ない。
かといって、考えさせられるようなシリアスなテーマがあるわけでなし・・・・。
つまらんかったです・・・。小説として書く力が弱いのではないか?。2003/05/17
|
☆☆☆
六十にして株を知る 年金生活者のためのトレーディング入門
増田正美 |
依然、長期投資をすすめるような本も多いなか、大学教授だった著者が退職後に株式投資の短期売買を経験し、その中で感じたことを具体的に平易に述べた内容。
納得しかねる部分もないことはないが、潔いというか、中味自体はスカッとしたものになっているという印象です。テクニカルについてのさわりの部分の解説もあります。この本そのものが直接、具体的に実践に役立つとは思えませんが、一つの発想、視点としては、これもありだなと思いました。
株式投資に縁はなかったけれど、多少の資金はあるというシルバー層の方、ネットトレーディングは確かに面白いですし、ボケ防止には最適だと思います。
2003/05/17
|
☆☆☆
「波のうえの魔術師」
石田 衣良 |
これも図書館にあったので借りて読んだ小説です。
「ビッグマネー」というテレビドラマの原作ですね。テレビでは主役を長瀬智也、相場師の老人を植木等さんがしていました。そのため、小説を読んでいてもこの顔が浮かんできてしまうのですね。意識的に、例えば主役がキムタクだったら、老人が三国連太郎だったらとか役者を入れ換えて頭の中で絵を作ってみたりしながら読みました。
まあ、テンポよく楽しく読める作品で、主人公の動きが生き生きとしているという感じはありました。
しかしながら、株式投資を題材にしているわりには、話全体のスケールがこぢんまりとまとまりすぎていて迫力がありません。
老人の語る言葉やキャラクターはそれなりに魅力的で面白いところもあるのですが、全体の設定がやや単純というか陳腐な印象もあり。さらに経済的な面で緻密な設定がされていれば、エンターテインメントとしてより質の高いものになったでしょう。
まあ、新幹線の出張の時に、楽しく読むという感じの作品という印象です。「これはこれであり」だとは思います。
2002/10/14
|
☆☆
金融腐食列島 再生
高杉 良 |
これは小説ですね。映画の方を先に見ましたが、ちょっと消化不良の内容でした。
高杉氏は、名前はよく聞いていましたが、実際に小説ほ読んだことはありませんでした。原作が図書館にあったので、上下一緒に借りて読みました。感想は、一言で言えば「映画と同じでツッコミ不足」というものです。
まあ、そんなに難しいことは書いていないので、さっさか読めます。ただ、結局のところ、銀行内部の権力争いを描いたにすぎず、どうも人物描写にも深みがなくて、サラサラとお話が流れていく感じ。
映画との違いは、奥さんの浮気とか主人公の同僚との不倫なんかが出てくるところ(映画ではこの関係は一切カットでした)ですが、色っぽい場面の描写がなんか上手でないんですなぁ・・・。「呪縛」の方が小説としてもよかったのかもね。こっちは、「やっつけ」という印象あり。どこが「再生」なのかよくわからんかったぞー。
2002/10/06
|
☆☆☆
イヌが教えるお金持ち
になるための知恵 |
「お金のことで悩んでいる1人の少女が、飼い犬マネーのアドバイスを通じて、お金や投資についての考え方を学んでいく過程を描いた物語」っていうことです。
まあ、トントン拍子にうまく事がはこびますね(^_^;)。そうそう実際は都合よくはいかないですけど、非常に読みやすいですし、内容そのものは重要な事を指摘はしているように思います。それは、目標を明確にすること、そのための手段・方法を明確にすること、そしてプラス指向で考えること、続けること、っていうようなことかな。
下に書いた「おじいさんは・・」よりはいいですね。手軽に読めます。しかし、書いてある事を本当に長期に実践するのは難しいですね。
2002/08/01
|
☆☆
おやんなさいよ
でもつなんないよ
松井道夫 |
証券業界の「風雲児」、松井証券の松井道夫氏の著作。この人の講演?をCSで見たことがありますが、強引そうな語り口はどうも苦手なタイプ。
しかし言っていることは非常に明快。顧客が証券会社を選ぶんだということ。
「金融ビックバン」とインターネットの広がりという時代のタイミングと松井の戦略がうまく合ったんだなぁという印象です。
キャラクターは好きにはなれんが、これからも色々やってもらいたいものですな。ただ、私は今の松井は利用しませんけど。メリットがないから選ばないということ。私の投資スタイルに合いませんから。ま、これこそが松井氏の言う「顧客が選ぶ」ということですね。
あと、松井が野村を抜こうがなにしようが、客の側からは関係なし。「だからどうしたの?」という感想。暇つぶしに読むには悪くもない。図表や数字は全然なくて「読み物」としては読みやすいです。ただ、同じようなことが何回も出てきて、内容は薄いです。
2002/08/01
|
|
☆☆☆
賢いはずのあなたが、 なぜお金で失敗するのか
|
具体的な事例を豊富に取り入れながら、資産運用について私たちが陥りがちな誤りなどについて心理学的側面から指摘をしている内容。
株式投資をしている人であれば、誰でも「あー、そうだなぁ」と思い当たる部分はあると思います。自分自身の経験やスタンスと照らし合わせながら読むとなかなか興味深いです。「株研ネット」の原稿でこの本について書いています。 |
☆☆
『おじいさんは山へ
金儲けに 時として、
投資は希望を生む』 |
昔話を題材にした寓話で投資について考えさせようという内容なのだけれど、肝心のお話そのものがあんまり面白くないのです。暇つぶしの読み物としては悪くもないという程度。最後に載せられている座談会?の記録はまともな内容ではあります。
2002/08/01
|
☆☆
「ブルの心理
ベアの心理」 |
心理学的な株式投資へのアプローチというのは非常に興味があるテーマなのですが、前半は他の研究からの引用が多く、「それはそうですね」という中味に終始しており、意外感のある中味ではありません。
後半のイメージトレーニングの話、ウェット株・ドライ株の指摘などはなかなか面白いところもありますが、これとて目新しい指摘ではなく、ちょっと期待はずれの内容でした。 |
☆☆☆☆
「インデックスファンドの時代」 |
「敗者のゲーム」と共通性がある内容だと思いますが、アクティブ運用を行う投資信託よりも、全体として見ればインデックスファンドの方がよいということを、豊富なデータを分析しながら説明してくれています。分厚い本ですが、意外と読みやすい。もし、アクティブ運用の投資信託を買ってみたいと思ったら、その前にこの本を読んだ方がいいと思います。とりわけ、コスト(信託報酬や販売手数料)の影響についても詳しく述べている点は共感できました。しっかりした、よい本だと思います。 |
☆☆☆
株式投資 勝率9割
のセオリー
小川秀一郎 |
日経マネーのサイトに連載されている原稿をまとめた本。氏の投資スタンスと私とかなり似通ったところがあると勝手に思っています。読みやすい内容であり、納得できることが多い。初心者にはすすめられる内容です。 |
☆☆☆
「すばらしき株式投資」
ピーター・リンチ |
内容の趣旨は上記と同様だが、株式の本質的な意味や歴史などについて最初のところでかなりページをさいて述べています。読んでおいていい内容。 |
☆☆☆
「新・マーケットの
魔術師」 |
前作「マーケットの魔術師」の続編。米国の様々な成功したトレーダーに著者がインタビューする形で、その投資方法について明らかにしています。手法はそれぞれ異なるものの、いずれもその道のプロの方のお言葉にはなかなか重みがあり、かつ面白いです。今でも現役の人はどれぐらいいるのかなぁ・・・。しかし、素人がすぐ真似しようったって無理無理〜。「ほー」「へー」と感心して読めばそれでよろしい。
|
☆☆☆☆
「うねり取り入門」
林輝太郎 |
林のじいちゃん(怒られるか(^_^;))の投資方法。場帳だ、なんだと色々とうるさいことをいつも言ってくれますが、まあ、ただもんではないんでしょうな。質問者や来訪者とのやりとりが読み物としても面白いです。言っている内容は、どうも感覚的にスッキリとははいってきずらいものが私はありました。でも、なかなかいいと思います。 |
☆☆☆
「ファンドマネージャーの知恵」
渡辺幹夫 |
現役のファンドマネージャーさんが運用方法について語る。実際に運用を担当しているだけに、内容は平易に書いてくれているけれど、説得力があり、「なるほど、こういう運用をするのか」と参考になります。続編あり。 |
☆☆☆☆
「敗者のゲーム」
チャールズ・エリス |
アクティブ運用はハッシブ運用に負けることが多いというのはよく言われるところ。結局「負けない」ことが勝つことだということを、資料や根拠も示しながら明快に示してくれます。 |
☆☆☆
「ウォーレンバフェット
自分を信じるものが勝つ!」 |
バフェットさんの言葉を断片的に拾って、その投資の真髄に迫ろう(?)とする本。「バフェットからの手紙」という本の方が直接、バフェット自身の言葉がしっかり書かれているので面白い(けど、ちょっと難しい)です。こちらは軽く読む本。実際、東京からの帰りに新幹線の中で読みました。 |
☆☆☆
中小型株投資のすすめ |
ファンドマネージャー氏の著作。じっくりと企業の成長とともに株式投資に取り組むにはどうしたらよいかをわかりやすく示してくれています。読みやすく、かつ、考え方としてはためになる。
|
☆☆☆
帝王の投資哲学 |
株式、債券などそれぞれの運用者の運用方法について開設。非常に全うな内容だったと記憶しています。ほんとは内容を忘れていたりして(^_^;)。
|
| ☆☆☆☆「会社四季報の見方・使い方」 東洋経済 |
実用書。日経から毎年「株式投資の手引き」という本が出ていると思いますが、株式投資を始める時はこの本も読んでおくといと思います。いまだに私はこの内容を全部きちんと理解できておりませんが・・・。
|