ATC931 Sound Adapter
自作1号(ASUS P/I-P55T2P4)は、以前(98.5.23)パーツ入れ替えて以来、System Commanderで切り替えているWindowsのうち、無印のみデバイスドライバをきちんと組み込んでいたが、OSR2.1とWindows98Beta3jはほったらかしになっていた。Windows98はもうすぐ正式版が発売であるが、久しぶりにちょっと触ってみたくなり、デバイスドライバを組み込み直すことにした。しかし、サウンドカードでおかしなことに...
添付ドライバを忘れて
後で考えれば全くバカなことで、カードに付属のドライバがあったのを忘れていた。さらにこのカードはデバイスマネージャで「不明なデバイス」となっているのを、一旦削除し、もう一度自動認識させれば、ドライバの組み込みがWindows95のCD-ROMから行われると思い違いをした。当然何度やってもそんな動作はしない。
OPTi
焦るとロクなことはない。ふと、このサウンドカードはチップにOPTiの82C931を使っていることを思いだし、OPTiのWebサイトを見に行くと、それらしきドライバがある。いくつかドライバはあるが、適当に「931w95.exe」を選びダウンロード。早速これを実行すると14のファイルが生成され、セットアップ情報ファイル(inf)もある。ところが、デバイスマネージャで場所を指定してドライバを変更しようとするが、無いと言われる。チップは同じでもカード名が違うから当たり前か。で、ここから先は自分でも何をやったか記憶が定かでないが、色々ゴチャゴチャ触っている中で、sndtune.exeも実行した。すると、ドライバの変更でOPTiが表れた。組み込みもOKである。
カード名が変わった
しかし、これで再起動をかけると、BIOS起動時に以前は「ATC931...」だったカード認識が「OPTi Audio 16」になっている。DOS版のユーティリティでIRQやDMAの設定を変更するのはやったことがあるが、カードの名称自体が変わるなんてことがあるのだろうか。
ICU(ISA Configuration Utility)
昔のDOS/VmagにPnPの特集があったのを思い出し、引っぱり出して見てみると、ICUというもののことが書いてある。以下は雑誌の記述と違うが自分でインストールした方法。
1.ASUSのWebサイトから「icu_dos.zip」をダウンロード
2.Lhasa等で解凍→Dicu124.exeとInstall.batが生成される
3.DOSプロンプトを起動し「install e:」と入力(e:は適当に)
4.ファイルの生成と同時に「Plug and Play kit for MS-DOS」が起動するが「Esc」で終了(Win95上ではまずい)
5.e:ドライブに「Dicu」とさらにその下に「Disk1」「Disk2」というディレクトリが生成される
6.2枚の空のFDを用意する
7.FDのMS-DOSを起動し、「format a:/s」と入力して、空のFDの1枚をフォーマットする(もう1枚はシステム転送無し)
8.e:のDisk1及びDisk2のファイル全てをそれぞれFDにコピーする
9.Disk1にmouse.comをコピーし、autoexec.batにa:\mouse.comの一文を追加する(ICUはDOS版だがマウスを使う)
10.Disk1のファイルをコピーしたFDを入れてマシンを再起動
11.icu.exeを実行
これでICUは起動したが、やはりカード名は「OPTi Audio 16」である。
レジストリ
レジストリはこんな感じ。
Windows95無印 ATC931と認識している |
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Windows95OSR2.1 OPTiと認識している |
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Windows95OSR2.1 以前挿していたSB64の残骸 |
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もうATC931には戻れないのか?