最低限の構成で動作確認
マニュアルをよく読んでから組み立てようと思ったが、何せ英語なのでじっくり読むのは面倒くさい。新しく買ったパーツ(ケース、M/B、CPU)は万が一の初期不良ということもあるので、とりあえず最低限の構成で組み立てることにした。
CPUの取り付け
Pentium IIが発売されてずいぶん経つが、初めてこの手で触った。まさにファミコンカセットである。リテールボックス版なので既ファンにヒートシンクはセットされている。これをCPUに付属のヒートシンクサポート支柱と、M/Bに付属のリテンションメカニズムを使ってM/Bに固定する。CPUのマニュアルも、M/Bのマニュアルもほぼ同じく絵入りで説明が書かれているので、簡単に取り付けられた。各パーツのはまり具合は非常に上手くできていて、気持ちよく組み立てられる。最後にファンケーブルを取り付けて完了。
ちなみにCPUのロットは「B80523P350512E SL2SF 2.0V 98411112-0098 MALAY」だった。
M/Bの取り付け
新しく買ったケース、TQ-700MkIIは鉄板が厚くて作りがいいのか、何だかやたら重い。全体の作りはまだよく分からないが、まずサイドパネルの取り外しでは、向かって右(裏)は外すのも付けるのもスムーズだったが、右(表)はちょっとしぶい。孔精度はサイドパネルもバックプレーンも非常に良い。
取り外したバックプレーンにM/Bを固定する。孔位置が合うのは6ヶ所で、うち左下のみが雑誌等で欠点とされているスライド式で、あとは普通のネジ式である。孔位置の精度は問題無い。ASUSのM/BではネジとM/Bの間に挟む薄いゴムのような座金があったが、このM/Bにはそのようなものは付属していなかった。ケースにバックプレーンを戻し完了。
Power LED等の接続
毎回これで悩むが今回も同じだった。どうも意味が分からない。雰囲気を合わせ(たつもりで)以下のように接続した。なお、ケースの電源スイッチ付近から出ている「POWER SW」と書かれたケーブルは2つあったが、「●●」をPOW-ONに取り付け「●●」は未接続である。
PN1
SMI | POW-ON | HDD-LED | KEYLOCK | POWER LED | ||||||||
11 | + | + | 1 | |||||||||
− | − | ● | ● | ● | ● | − | − | ● | − | ● |
PN2
SP-LED | SPEAKER | RST | ||||||||||
11 | + | + | 1 | |||||||||
○ | − | − | ○ | ● | − | − | ● | ○ | ● | ● |
メモリの取り付け
少々固い気もしたが力を入れると入った。あまりパチッという感じのあたりは無い。
ちなみにメモリのチップには、日立のマークと共に「KOREA C006 9819 FFF HM5264805TTBB60 PC100-322-60」と書いてあり、メモリモジュール面の片面には「D64/128M」、他面には「MADE IN JAPAN」と書いてあった。
FDDの取り付け
以前1番ピンの位置を逆に取り付けたのを思い出した。HDDとは1番ピンの位置が逆。ややこしい。
ビデオカードの取り付け
AGPスロットへの取り付けはさほど力も要らず、パチッと気持ちよく入った。
電源ON
以上でとりあえず電源を入れてみる。ケース裏面の電源ユニットにON/OFFスイッチがあるので、これをONにしてからケース表面のスイッチを押す。
BIOSが起動したが、すぐにメッセージを出して止まった。
CPU is unworkable or has been changed. Please recheck - CPU SOFT MENU |
見るとPentium II 233MHzと認識(設定)されている。CPU SOFT MENUで350(100)に設定し直すと、今度はちゃんと動いてDOSも立ち上がった。
やれやれ一安心だ。
現時点の構成
CASE : TQ-700Mk II (ATX)
M/B : ABIT AB-BH6 (440BX)
CPU : Pentium II 350MHz
Memory : SDRAM 128MB (PC100)
FDD : Mitsumi D353T5 (2mode)
AGP : ATI XPERT98 (8MB)
Mouse : N/B (PS/2)
Keyboard : Mitsumi KEK-EA9AU (PS/2)
Monitor : Nanao FlexScan E55D (D-sub)
OS : MS-DOS Ver.6.2 (FD)