拡張カードの取り付け

Windows95のインストールが完了したので、次に拡張カードをインストールする。


てんこ盛り

何やかんやで買い込んだ拡張カードを、可能な限り付けることにする。AT M/Bでは1枚しか付けられなかった大きなカード(Monster3DII、CineMaster)もここぞとばかり取り付けてしまう。

AGP : ATI XPERT98 (8MB)
PCI #1 : Monster3DII (8MB)
PCI #2 : CineMaster (DVD Decorder)
PCI #3 : Broadway Beginner (Capture)
PCI #4 : Corega FastEther PCI-TX (100BASE-TX)
PCI #5 : -
ISA #1 : Power Capture/V SE
ISA #2 : SB AWE64

構成は上のような状態とした。当初はSCSI H/Aを取り付けようかと思っていたが、別のマシンでCD-Rと共に元気で動いているし、Power Capture/V SEは以前うまく動作しなかったので、今回はこちらを選んだ。

拡張カードは1枚ずつインストールした方がいいだろうなとは思いつつ、枚数が枚数なだけに、一々電源を抜いて、マウス、キーボードを抜いて、ケースを引っ張り出すのも面倒なので、一気に全部取り付けてみた。

電源ON

さて電源を入れてみる。すると、Windows95が認識したのは、マザーボードリソースとか、フロッピーディスクコントローラであった。まだ全部済んでいなかったのである。慌てて拡張カードは認識しても、ドライバのインストールは全てキャンセルにした。さらに再起動してもまだ、通信ポートだとかを認識している。何も認識しなくなるのを確認してからカード類を付けなくてはいけなかった。

また電源を入れると、今度はキャラクタモードの文字化け状態で止まった。かすかに読める部分には、nwlink.vxd、nwredir.vxd、nscl.vxd、vredir.vxd、ndis.vxd、ndis2sup.vxd、vnetbios.vxdなどが読めるので、どうやらネットワーク関係をキャンセルしたためにエラーが出たようである。スペースキーを押すと動作は進行し、「nmnp32.dllを読み込めずNetWare、Microsoft Networkは利用できない」旨のメッセージが出て、Windows95は立ち上がった。もうシステム関係のデバイスは全て認識したようである。、

また再起動してみる。先程の文字化けメッセージはそのままで、その後まず認識されたのは、PCI Multimedia Video Deviceである。これでは、Monster3DIIなのかBroadwayなのか、あるいはCineMasterなのか分からない。とりあえず、Monster3DIIのCD-ROMを入れてみるが、ドライバは見付からないという。どうやら違うようである。今度はCineMasterのFDを入れてみる。が、これも違う。BroadwayのFDを入れてみる。今度はやっとBroadway MPEG Capture/Compressionと表示され、ドライバが見付かったとのメッセージ。あ〜面倒臭い。

次にまたPCI Multimedia Video Deviceが見付かったとのメッセージ。だからそれじゃ分かんねぇって言うのに。でも今度は一発でCineMasterが当たった。ドライバをインストールすると、ここで再起動の要求。

再起動すると、また見付かったのはPCI Multimedia Video Device。もう残るはMonster3DIIだと決めつけてCD-ROMを入れてみるがドライバは見付からないという。Power CaptureはPnPじゃないし。とりあえず、ドライバのインストールはキャンセル。

次に出てきたのはSoundBlasterAWE64関連。CreativeのFDとWindows95のCD-ROMでインストール。Windows95が起動した。

ここで一旦再起動してみる。もう新しく認識するものは無い。Monster3DIIのCD-ROMを入れると、ドライバがインストールされるのではなく、インストール方法が表示された。忘れていた。デバイスマネージャでその他のデバイスに入っているPCI Multimedia Video Deviceのプロパティから、ドライバのタブでドライバの更新を選ぶのだった。これで場所をCD-ROMのwin95にすると、Diamond Monster 3D II Acceleratorと表示され、ドライバが見付かる。ドライバのインストールが完了すると再起動を要求される。

さて次はちょいと面倒なCorega FastEther PCI-TXである。何が面倒かというと、自動認識されるPCI Fast Ethernet DECchip 21140 Based Adapterのドライバでは動作しないので、事前にドライバFDに含まれるbatファイルを実行しておく必要があるのである。batの中身は、

@echo off
REM ************************************************************
REM INST95.BAT REM Version 1.0 pl 1
REM *************************************************************
if exist %windir%\inf\netpci.inf move /Y %windir%\inf\netpci.inf %windir%\inf\netpci.org > nul
if exist %windir%\inf\netcokk.inf move /Y %windir%\inf\netcokk.inf %windir%\inf\netcokk.org > nul
nd3to95

マニュアル通りではないが、また外すのも面倒なので、まずデバイスマネージャ上でPCI Fast Ethernet DECchip 21140 Based Adapterを削除する。ここで再起動は一旦キャンセルして、batを実行してから再起動する。すると今度は、corega FastEther PCI-TX Ethernet Adapterとして認識される。で、Windows95のCD-ROMを要求するが、実はそこにはドライバは無くドライバFDにある。なお、ネットワーク関連のファイルのためまたWindows95のCD-ROMは必要である。あとはネットワーク関連の設定をして完了。

残るは問題のPower Captureである。ハードウェアウィザードを起動して、手動でFDからデバイスを選択するが、やはりIRQ10がSoundBlasterのIDE controllerに使用されているためか、使用可能な設定が空欄になってしまう。どうせ使ってもいないので、IDE controllerは使用不可にし、IRQも15に変更しておく。またハードウェアウィザードから操作すると、今度は使用可能な設定が表示される(IRQ10、I/O=1F20-1F2F,0F20-0F2F)。一旦電源が落ちるので、電源を入れ、アプリケーションをインストールする。

しかし、Capture MapperでドライバをBroadwayからConopusに変え、Video Commanderを起動し、プレビューをチェックしてVHSビデオからの映像を見ていると、キャプチャをスタートさせる以前にまた不正な処理だとかで落ちてしまった。せっかくIntel純正環境に変えたのに。最新のドライバではない方がうまく動作する場合もありますよ、とメールもいただいたが、何だかなぁ。もうBroadwayが復活したし。


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