自作4号

ATI ALL-IN-WONDER 128では、MPEG-2 640x480のキャプチャでコマ落ちしまくった。ふとPCパーツの価格情報を見てみると、もうPentiumII350MHzなんてCPUは無い。今やPentiumIIIとAthlonが800MHzでしのぎを削る時代なのである。


M/Bの選択

CPUを替えるなら、ついでにPCIスロットがまともに動作しないAbit BH6も交換したい。i820は全PCIスロットのマスタ動作が可能らしいが時期尚早、ApolloPro133(A)は過去に互換チップセットで面倒な思いをしたのでパス。440BXは古いと言えば古いが、i820の出遅れを補完するように各社独自の拡張を施しており、全PCIスロットのマスタ動作も含めて、まだまだ現役といった感じである。ここは再度440BXを買ってみるか。

最近の雑誌などで取り上げられている440BX M/Bで、PCIスロットのマスタ動作を云々言っているのは次のようなもの。

No. メーカ 製品名 発売元等 PCI ISA
1 MSI BX Master MSIコンピュータジャパン(株)
http://msi-computer.co.jp/
6 1
2 GIGABYTE BX2000+ 日本ギガバイト(株)
http://www.gigabyte.co.jp/

バーテックスリンク(株)
http://www.vertexlink.co.jp/

6 1
3 AOpen AX6BC TypeR V.specII 日本エイサー(株)
http://www.acer.co.jp/
6 0
4 EPoX EP-BX6SE マスタードシード(株)
http://www.musterdseed.co.jp/
6 1

BX2000+は、搭載されている「LATTICE SEMICONDUCTOR GAL22V10D」というチップが、PCIスロットのマスタ動作を可能にしているらしい。他のM/Bは具体的に何というチップが搭載されているかまでは不明。ただ、雑誌記事でマスタ動作とあるだけ。

その他には、過去Freeway(A-Trend) FW-6280BXDR/155というM/Bで「DEC 21152 PCI-to-PCI Bridge」というチップを搭載してPCIスロットのオールマスタ動作を謳っていたが、ある程度クセもあり万能ではなかったらしい。

EPoXは使ったことがあるので見合わせ。AOpenはISAが無いので念のためパス。GAGABYTEはBIOSが不慣れなAMIなのでヤメ。で、結局選んだのはBX Master。いい加減な根拠だ。

内容物の確認

Intel Pentium III 600E MHz (リテールボックス版)

MSI BX Master

自作3号解体&自作4号組み立て

自作機の番号割り当てはM/Bの数と決めたので、変更するのはM/BとCPUだけであるが、今回は自作4号になる。

カード類を全て外し、バックプレーンを外し、BH6を外す。メモリを抜きBX Masterに移植。CPUの取り付けは、以前のような別体のリテンションキットと違って、M/Bに折り畳んで付いているリテンションキットにCPUを差し込みロックするだけ。簡単。

あとはケーブル類の接続で、IDE等は問題無いが(一応新しいM/Bに添付のものに交換)、いつも悩むのはPowerLEDとかの細かい端子である。今回も色付きと黒をどっちにしたらいいのか訳が分からず、半分キレて適当に付けた。しかし、それでも動くから不思議だ。運が良いのか、意外とそういうものなのか。

一応念のためビデオカード(AiWONDER128)だけを取り付け、DOSのFDを挿入して電源投入。しかし、何かエラーだと言っている。ん?マウスとキーボードを付けていない(汗)。マウス、キーボードを付け電源を再投入するものの、またエラーが出ている。何かCPU設定がどうのこうの言っているらしい。トラブルがあると自動的にCPU設定を最低の266MHzに落とすらしい。BIOSでCPU設定を600(100x6)に設定して無事起動。

Windows95OSR2.1インストール

いいかげんWindows98にしようかと思うが、BroadwayなどWindows95時代のハードの動作を思うと、どうも気が進まない。今回もとりあえずWindows95をインストール。

基本のWindows95インストール後、唯一取り付けたビデオカードのドライバをインストール。Windows95のCD-ROMの中のwin95ディレクトリ、デバイスドライバを収録した各ベンダのCD-ROMは、ほとんどD:ドライブにコピーしてあるので、まあまあ楽ちん。ただ、ドライバによって、専用インストーラからのインストールが必要だったり、ドライバ(infファイル)の場所指定だったりするのが少し煩わしい。ましてやcoregaのNICのようなbatを起動する必要があるカードはサイテー。

次は、VooDoo2、NIC、サウンドカードを取り付け電源ON。ここまでは大きなトラブルは無く完了。

ここまでやって思い出したが、「PCI Bridge」を忘れていた。デバイスマネージャを見ると案の定「その他のデバイス」に入っている。他には「USB」と「Promise IDEコントローラ」がある。

PCI BridgeはM/Bに添付のCD-ROMから「INF Update Utility」を実行すると解決された。

次はPromiseである。これはドライバの場所指定で、M/B添付CD-ROMのディレクトリide\promiseを選ぶと「ドライバが見付かりました」と言うくせして、これを選択すると「!」である。なんなんだ君は。

Universal Serial Bus

USBも「uhcd.sys:PRECOPY1.CAB」とかいうファイルを要求してくるが、Windows95のCD-ROMでは見付からずスキップ。M/BのCD-ROMメニューの「IntelUSB」を選ぶと、また怒られる。

ところが、Windows95のCD-ROMを検索すると、other\usbにusbsupp.exeは見付かる。実行。

何かに同意。スキャンディスクが始まる。早くて見えないがインストールしているらしい。

再起動後、デバイスマネージャを確認。USBはOK!

しかし、何を今頃Windows95のUSBなんかで苦労しているんだ...だいいちUSB機器も無いから動作確認は出来ないし。確かusbsupp.exeがCD-ROMに入っているのはOSR2.5とか聞いたことがあるが、これってOSR2.5だったかな。まあいいか。

Promise Ultra66 IDE Controller

しかし、Promiseは一旦削除して再度インストールしてもダメ。何なんだこれは。Windows98用なのか?

さらにしつこくhttp://www.promise.comからultra66のドライバ ftp://ftp.promise.com/Controllers/IDE/Ultra66/Win9x/Driver/U66d143.zip をダウンロード。ファイルの日付は、M/BのCD-ROMのものより新しい(1999/2/18 -> 1999/6.25)ので期待したが、やはりこれでも結果は同じ。それとも、ビックリマーク付きでも問題ないのだろうか?また今度HDDを接続して試してみるか。

今日はここまで

M/B : MSI BX Master (440BX)
CPU : Pentium III 600MHz (リテールボックス版)
Memory : SDRAM 128MB (PC100 CL2)
AGP : ATI ALL-IN-WONDER 128
PCI #1 : Diamond Monster3DII (8MB)
PCI #2 : Corega FastEther PCI-TX (100BASE-TX)
PCI #3 : Cinema Sound 801
PCI #4 : -
PCI #5 : -
PCI #6 : -
ISA #1 : -
IDE Primary Master : WDAC36400 (HDD 6.4GB)
IDE Primary Slave : IBM DJNA-352030 (HDD 20GB)
IDE Secondary Master : TEAC 532EK/B (CD-ROM)
IDE Secondary Slave : Toshiba SD-M1102 (DVD-ROM)
FDD : Mitusmi D353T5 (2mode)
Keyboard : Mitusimi KEK-EA9AU (PS/2 Japanese109)
Mouse : N/B (PS/2)
Case : TQ-700Mk II (ATX)
Display : EIZO FlexScan E55D (D-sub)
OS : Windows95 OSR2.1


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