色加減

ビデオキャプチャをしているうちにふと気が付いたが、元のVHSビデオをテレビで見るのと、キャプチャされた映像をPCモニタで見るのでは随分画質が違う。元々テレビとPCモニタは似て非なるもので、簡単な話では一般的にテレビの方が明るいらしいが、PCでも同じ画質にはならないのだろうか。


デフォルト設定の画質

キャプチャされた映像
Broadway Beginner Power Capture Pro
いずれも色相、彩度、明度等の設定はデフォルトのままキャプチャ
静止画は、MediaStudio Pro5.2J / Video Captureのシングルフレームキャプチャ機能でBMP形式に保存
さらに本静止画は、Photoshopの標準画質JPEG形式で保存したもの

元々このような比較をする発端となったのは、左のBroadwayの画質であるが、元のVHSビデオをテレビで見た時には、次のような違いがある。

これだけを見ていると一見問題を感じられないBroadwayの画像であるが、元のビデオをテレビで見た場合とでは相当に違うもので、どちらが良いかと言えば、テレビで見た場合の方が断然良い。

これに対し、Power Capture Proの画質は、まず単純に暗いといった感じであるが...

MediaStudioで画質調整

彩度を+10、明度を+10、調整してみる。

再度画質調整

どうも矛盾した要求のようになるが、再度調整してみる。

彩度を+15、明度を+-0にしてみる。

ダメだコリャ!

Power Capture Proの画像では

明度を+20、コントラストを+20にしてみる。

前(Broadway) 後(Power Capture Pro)

何故か粗い...

明度+40、コントラスト+20にしてみる。

前(Broadway) 後(Power Capture Pro)

やはり粗い...

結局どれが一番良いか

Broadway Power Capture Pro
デフォルト デフォルト
彩度+10
明度+10
明度+20
コントラスト+20
彩度+15 明度+40
コントラスト+20

どうもコレというのは...

画像分析

ちなみに、デフォルト設定の画像(BMPの時点)を見ると、2つのキャプチャ状態が全然違うことがよく分かる。

  Broadway Power Capture Pro
ヒストグラム
(Photoshop)
色数
(Paint Shop Pro)
21813色 41416色

作業時間

1分32秒のAVIファイルを、MediaSudioのフィルタ(色相と彩度)をかけて、再度AVIファイルを作成する(フレームサイズは352x240のまま)。

次に、これをBroadwayでMPEG1にエンコードする。

つまり、合計で10.5倍となるので、仮に30分のビデオであれば、5時間15分かかる計算になる。


んんん...プロじゃないんだから。やっぱりキャプチャ時に適当に、色相、彩度、明度などを調整した方が良いんでしょうね。

Broadwayで彩度を目一杯上げてキャプチャした絵...まあまあですよ、コレで。


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