ビデオキャプチャカード選び
パソコンで色々やっていると、終いに手を出したくなるのは「動画」ではないだろうか。現在の自分のPCにはビデオキャプチャもTVチューナも無いので、見たことがあるのはWindows95のCD-ROMに付いているAVIぐらいであるが、自分のモニタで動画が見られたらと思うとワクワクしてしまう。
さて、ビデオキャプチャを行うには、まずハードウエアが必要である。調べてみると、ビデオキャプチャを行えるハードウエアは、「キャプチャ機能付きビデオカード」、「非圧縮キャプチャカード」、それに「Motion-JPEGキャプチャカード」に大別されるようである。主な製品を調べてみると次のようになる(標準価格で\100,000までを条件として)。
1.キャプチャ機能付きビデオカード
No. | メーカ 製品名 |
標準価格 (実勢価格) |
バス | キャプチャ サイズ |
付属ソフト | 備考 |
1 | Canopus Power Window DX/4MC |
\29,800 (\21,800) |
PCI | 320x240 | - | S3 ViRGE/DX(4MB) |
2 | Canopus PWR128P/4VC |
\39,800 (\31,500) |
PCI | 320x240 | - | nVIDIA RIVA128(4MB) |
3 | Matrox Mystique 220 Business +Rainbow Runner |
\23,900 +\36,900 (\19,800 +\28,800) |
PCI | 704x480 | MediaStudio | MPEGエンコーダ付き ハードウエアMPEG再生付き |
参考 | Canopus Power Window T64V MP |
\49,800 (12,800) |
PCI | - | - | S3 Trio64V+(2MB) ハードウエアMPEG再生付き |
2.非圧縮キャプチャカード
No. | メーカ 製品名 |
標準価格 (実勢価格) |
バス | キャプチャ サイズ |
付属ソフト | 備考 |
1 | インターウエア K Vin |
\23,000 (\17,800) |
PCI | 320x240 | Film工房V2 | TVチューナ付き |
2 | I/O DATA GV-VCP/PCI |
\14,800 (\11,800) |
PCI | 320x240 | Video Work | |
3 | I/O DATA GV-BCTV/PCI |
\34,800 (\27,500) |
PCI | 320x240 | Video Work | TVチューナ付き |
4 | Creative VBiTK/DV |
\16,800 (\13,800) |
PCI | 320x240 | ImagePals 2 GO! | VGAループバック |
3.Motion-JPEGキャプチャカード
No. | メーカ 製品名 |
標準価格 (実勢価格) |
バス | キャプチャ サイズ |
付属ソフト | 備考 |
1 | Canopus Power Capture PCI |
\98,000 (\72,800) |
PCI | 640x480 | Media Studio2.5J Video Edition | MPEG Converter付き |
2 | Canopus Power Capture /V SE |
\39,800 (\29,800) |
ISA | 320x240 | Media Studio 2.5J Video Edition | |
3 | Canopus Power Capture /V |
\59,800 (\44,800) |
ISA | 320x240 | Video Studio2 | MPEG Converter付き |
4 | Canopus Power Capture MP/V |
\79,800 (\58,800) |
ISA | 320x240 | Video Studio2 | JPEG ENGINEU必要 |
5 | 松下インターテクノ miro VIDEO DC10 |
(\51,800) | PCI | 320x480 | Media Studio 2.5 Video Edition | |
6 | インターウエア GAVA |
\60,000 (\43,800) |
PCI | 640x480 | Adobe Premiere LE-J |
調べてはみたもののコレというものがない
・Power Capture PCIはイチオシだが高い
雑誌などのレビュー記事などを見ると、イチオシは「Canopus Power Capture PCI」のようである。しかし、これは高い。実勢で70,000円といえばかなりの高額商品である。具体的かつ継続的な使用目的など無く、ただ遊びで動画をやってみたいというレベルにはもったいない気がしてしょうがない。
・今のビデオカードは役不足
機能説明などを見ていると、接続したビデオデッキからの映像は、ビデオしか見られない状態に切り替わるのではなく、オーバーレイ、つまりデスクトップの一部に映像を表示させることが出来るらしい。ただし、このためには、ある程度スペックが高いビデオカードが必要らしい。つまり、現在のビデオメモリ2MBのビデオカードでは苦しいようである。
・できれば640x480のキャプチャサイズ
テレビ映像と同等の画質を得るためには30fpsで640x480のキャプチャサイズがあった方が良いらしいが、ただし、S-VHS並ではなくノーマルVHS並ならば320x240でもまあまあという記述もある。しかし、いずれにしてもハードディスクにかなりの容量とスピードが必要になるらしい。
・Motion-JPEG無しではキャプチャは苦しい
圧縮機能があるキャプチャカードは、ほとんどがMotion-JPEGを採用しており、圧縮機能の無いキャプチャカードは安いが、十分なキャプチャは望めそうにない。320x240で20fps程度が限界との記述もあった。キャプチャ機能付きのビデオカードには編集ソフトが付いてないのも困る。
・今さらISAというのも
Canopusの製品は画像の品質に関して一目置かれているようであるが、「Power Capture PCI」以外はISAである。ISA即ダメというのもナンであるが、今さらという気はどうしても捨てられない。
・Rainbow RunnerはMystiqueと一蓮托生
MatroxのRainbow RunnnerはMystiqueのドーターカードなのでMystiqueと一蓮托生である。MPEGエンコーダ、ハード再生まで付いているのでコストパフォーマンスはいいが、移り変わりの激しいビデオカードの世界でビデオカードの交換、即キャプチャもさよ〜ならは辛い。
決まらない時は買わないのも手か?それとも安いものを買ってとりあえず試してみるか?ふ〜む、どうするべ?