32倍速CD-ROM
今使っている4倍速のCD-ROMドライブでも、ソフトのインストールなどでは何の不便も無かったが、Motion-JPEGのAVIファイルをCDに焼いた場合、高速のCD-ROMドライブならあまりコマ落ちせず再生できるのを聞いたので、32倍速のCD-ROMドライブ「TEAC 532EK/B」(ATAPI)を購入してみた。
他のドライブ
価格は14,800円。他に東芝製が12,800円で出ていたが、東芝はオーディオケーブルが専用品になるので敬遠(ケーブルは添付されている場合もあるが何かと面倒の原因になるかと思い)。あとはミツミ製、その他もあったが、何となくTEACはドライブ関係でイメージがいいし、1,000〜2,000円の差なので一番高いTEACに決めた。 他には、24倍速が結構豊富で、10,000円前後でメジャーメーカのドライブが揃っている。24倍速までいったら32倍速もそんなに違わないのではとも思ったが、まあ値段の差も知れているので、我ながら珍しくハイエンド指向にしてしまった(だいたい他のパーツは値ごなれしてから買うので)。これで高速過ぎて故障でもしたらバチが当たったと思うしかない。
システム/パフォーマンス
早速CD-ROMドライブの入れ替えをしようと思ったが、たまたま「システム/パフォーマンス」を見ると、変なメッセージが出ている。 いわゆるプロテクトモードドライバでなく、リアルモードドライバが使われている場合に出るヤツである。しかし、何で今頃こんなのが出るんだろう?
詳細を見ても訳の分からないことを書いていて、どうすればいいのか分からない。「複数のドライブ」というのが該当事項だが。
「まあ今までこれで動いていたんだから、とりあえずいいだろう」といいかげんに考えドライブの交換を決行。何もトラブルは無くWin95で使えるようになったが、パフォーマンスのメッセージは同じである。CD-RがCD-ROMデバイスとして認識されているので、CD-ROMが2つあるということになり、それがメッセージの原因ということだろうか。
CONFIG.SYSは見ても変なドライバの記述は無い。Gatewayと同じである。
あとは、Win95のリソースキット(買ったはいいけど全然見ていない)も見るが、これはこれで話が高級過ぎて分からない。ただ、P648に「プロテクトモードドライバのトラブルシューティングに関するヒント」というのがあり、「IOS.LOGのエントリをチェックすると良い」とある。見てみると、確かに最初に次のメッセージがある。
Error issuing int 25h: unit 05, error 00004A10 Error issuing int 25h: unit 06, error 00004A10 Unit number 05 going through real mode drivers. Unit number 06 going through real mode drivers. |
しかし、こんなヒントでは分からない。解決方法も書いてないのでダメ。ん〜、困った。
速い速い、でもうるさい
以上、問題は解決されないが早速使ってみる。懸案のMotion-JPEGのAVIファイルは、確かに4倍速ではカクカクどころか、パラ..パラ..だったのが、32倍速ならほぼコマ落ちせずに再生ができた。さすが! しかし、音はうるさい。CDを入れた時点でシューッと音がし出して、再生している間中もずっとその音が続く。PC本体は床に置いているが、それでも結構大きな音だと感じる。これをモニタの横にでも置いたらかなりやかましいと思う。
マニュアルを見ると、「機能仕様」の記述がある。
回転速度 | 約6,850rpm |
データ転送速度 | 16.6MB/sec |
平均アクセス時間 | 85msec標準(ランダムアクセス) |
データバッファ | 128KB |
回転速度6,850rpmとは凄い。