DOLBY DIGITAL 5.1ch
CDショップを久しぶりに覗いてみると、DVDソフトが驚くほど増えている。PC上でDVDを初めて観た頃(1998年8月)は、本当に悲しくなるほどしかソフトが無かったが、今やかなりの数が店頭に並び、VHSビデオを凌ぐのではと思うほどである。
久しぶりにDVDを観たくなったが、今はDVDハードウェアデコーダのCineMasterはPCIスロットの不足で外しているし、気に入っていたDVD再生ソフトのPowerDVDも期限切れ等で使えない。
というところで雑誌を眺めると、PC関連だけでなく一般誌でも、DVD関連の話題はDOLBY DOGITAL 5.1チャンネルサウンドの話題が多い。
んー、これだ!
5.1chとは
例によって細かいことは分からないが、DOLBY DOGITAL 5.1チャンネルサウンドとは、要するにスピーカを6本用意して、センター、フロント左右、リア左右、これにサブウーハーで立体サウンドを聴こうということらしい。ちなみに、5.1の0.1はサブウーハーは指す。
で具体的に何が必要なのか。PCと関係ない世界では、DVDプレーヤ、AVアンプ、スピーカが揃えばいいらしい。
PCを使ったDVDホームシアター
しかし、せっかくPCにDVD-ROMドライブが付いているので、またDVDプレーヤを買うのはバカらしい。テレビに映像を出力する方法は別にして、サウンドはPC用のパーツで、安くDOLBY DIGITALを楽しめないものだろうか。
まず、一般のAV製品を見ると、AVアンプと5.1chスピーカは、ピンキリだが10万円程度になる。さらに、現在持っているサウンドカードは、デジタル出力端子が無いので、これも買い替える必要がある。ただし、サウンドカードとAVアンプが問題なく接続できるのかは不明だが。
Webで検索してみると、それらしきモノが見付かった。
発売元 | 製品名 | 価格 | サウンドカード | デコーダ | スピーカ | ソフト | |
1 | クリエイティブ http://www.creaf.co.jp/ |
DeskTop Theater 5.1 DTT2500 Digital | \41,800 | × | ○ | ○ | × |
2 | ノバック http://www.novac.co.jp/ |
DVD Home Theater JoyPak Platinum +シアター2000 |
\19,800+\29,800 | ○ | ○ | ○ | PowerDVD2.0 |
3 | 新潟キャノテック http://www.niigata-canotec.co.jp/ |
AUDIOSTORM5.1Theater | \32,800 | × | ○ | ○ | × |
4 | フリーウェイ http://www.freeway.co.jp/ |
Cinema Sound 801 +5.1ch Home Theater System |
\5,980+\9,800 | ○ | ○ | ○ | WinDVD5.1 |
これはもうCinema Sound 801が抜群に安い!決め!
Cinema Sound 801
早速TWO-TOPへ買いに行くと、サウンドカードとスピーカがセット価格で\13,800であった。本当にこれで5.1chサウンドが楽しめるなら安いものだ。
自作3号に取り付ける。当然サウンドカードは交換する。
M/B : ABIT AB-BH6 (440BX)
CPU : Pentium II 350MHz (リテールボックス版)
Memory : SDRAM 128MB (PC100 CL2)
AGP : ATI XPERT98 (8MB)
PCI #1 : Diamond Monster3DII (8MB)
PCI #2 : Canopus Power Capture Pro (Capture)
PCI #3 : Corega FastEther PCI-TX (100BASE-TX)
PCI #4 : Broadway Beginner (Capture)
PCI #5 : - → Cinema Sound 801 取り付け
ISA #1 : -
ISA #2 : SB AWE64 → 取り外し
IDE Primary Master : WDAC36400 (HDD 6.4GB)
IDE Primary Slave : WDAC38400 (HDD 8.4GB)
IDE Secondary Master : IBM DJNA-352030 (HDD 20GB)
IDE Secondary Slave : Toshiba SD-M1102 (DVD-ROM)
FDD : Mitusmi D353T5 (2mode)
Keyboard : Mitusimi KEK-EA9AU (PS/2 Japanese109)
Mouse : N/B (PS/2)
Case : TQ-700Mk II (ATX)
Display : EIZO FlexScan E55D (D-sub)
OS : Windows95 OSR2.1
ドライバのインストールは、途中で動かなくなったりしたが、何とか完了したらしい。
さらにDVD再生ソフトの「WinDVD」をインストールする。同時に、CD-ROMに同梱の「DirectX6」をインストールするよう促されるので、その通りしてみる。
また、「YAMAHA S-YXG50」というソフトシンセ?もあるので、これもインストールしてみる。(あとでmidiファイルを再生して、今までと全然音が違うのでビックリした)
5.1ch再生
コントロールパネルに追加された「ForteMedia Q3D 2.03」を起動する。
「テストすべて」をクリックすると、各スピーカから音が出る。んー立体的だ!
そしてお待ちかね、DVD。
素晴らしい!!!
PC用の小さなスピーカ2個で聴いているのとは全然違う。映画館とは言わないが、サブウーハーで低音は厚いし、フロントとリアのスピーカで立体的に音で包まれている感じ。センタースピーカからはセリフを中心の音声が出ている。試しにフロントとリアのスピーカを聴き比べると確かに違う音がしている。
これは久しぶりのヒットだっ!
結論「DVDはDOLBY DIGITAL 5.1chで観ないと!」