DVDをテレビで
DOLBY DIGITAL 5.1chサウンドに感動したものの、Cinema Sound 801を取り付けた自作3号は、DirectX6の影響やら、PCIスロットの使い過ぎで、支離滅裂状態になった。
これを直すのは、OSのインストールからかもしれないナと思うと面倒なので、自作2号にパーツを剥ぎ取られ、稼働していない自作1号を復活させ、DVDの映像をテレビで観ることをやってみた。
自作1号の構成
ビデオカードはTV出力機能を持つMatrox Mystique220 + RainbowRunner、DVD-ROMはだいぶ前に買ったまま使っていなかったMatshita SR-8583-B、さらにDVD映像のTV出力機能を持つCineMaster、さらに、CineMasterからの音声ケーブルのコネクタの形状が合わないので、SB16をSB AWE64に付け替えた。
CASE : TB-000 (AT)
M/B : ASUS P/I-P55T2P4 (430HX)
CPU : PentiumMMX 166MHz
Memory : EDO 128MB (32MBx4)
FDD : Mitsumi D353T5 (2mode)
IDE Primary Master : WDAC21200
IDE Primary Slave : Quantum Fireball EX-6.4AT
IDE Secondary Master : Matshita SR-8583-B (DVD-ROM)
IDE Secondary Slave : -
PCI #1 : Tekram DC-390U (Ultra-SCSI H/A)
PCI #2 : Elecom LD-PCITS (10BASE-T)
PCI #3 : Matrox Mystique220 + RainbowRunner
PCI #4 : CineMaster
ISA #1 : -
ISA #2 : SB AWE64
ISA #3 : -
SCSI ID6 : Matshita CW-7502 (CD-R 4x)
Mouse : N/B (PS/2 +adapter -> Com1)
Keyboard : N/B (AT)
Monitor : Mitsubishi RD15D
OS : Windows95 OSR2.1
インストール
暫く使っていなかったWDAC21200を復活させたが、Windows95OSR2.1のインストールの際に、fdiskが起動しない(MS-DOSの画面は真っ暗になって終わり)。色々やっていると、180MB分だけformatができた。しかし、1.2GBのはずである。
だいぶ時間を無駄にしてから気が付いたが、昔このHDDはLinuxで使っていた。FDで起動するLinux(ミニルート)を使い、fdiskでHDDの中身を確認すると、やはりLinux関連のパーティションと180MB分のDOS領域があった。
領域は全て一旦削除し、再度、全領域を1つにして、DOSとして確保する。DOS/Winは自分に関係の無いパーティションIDは扱えない・・・・・まあいいけど。
あとのデバイスドライバなどのインストールは、どんどんテキトーにやった。どうせ、1.2GBのHDDでの暫定状態だ。
CineMasterのTV出力
まずはCineMasterのTV出力である。出力コネクタはコンポジット、S端子の両方がある。が、S端子からの出力では、テレビ(三菱29C-A3Z, 1990製)に映る映像がゴチャゴチャに乱れている。あとで色々試して分かったが、どうやらテレビ側がおかしいようである。従って、S端子に接続した場合の画質向上があるかは不明である。ただし、映像のプロポーションなどは変わらない。
下の絵はBroadwayに映像を入力して、静止画でキャプチャしたものである。CineMasterの設定の中に、「ビデオモード」があり、「Wide Screen, Letterbox, PanScan」が選べるが、下の通りの出力結果で、いずれにしても縦長でプロポーションはおかしい。
Wide Screen 16:9 | Letterbox/PanScan |
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MystiqueのTV出力
次にはMystiqueからデスクトップごとテレビへ出力する。
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←画面のプロパティ
↓テスト画面(画像の位置、サイズが調整できる) |
「Display area」と「Force display to fit onto TV」の設定と出力結果は次の通り。
Force display to fit onto TV : YES | Force display to fit onto TV : NO | |
Display area : 640x480 | ![]() |
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Display area : 740x480 | ![]() |
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DVDの再生方法
次にDVDの再生方法であるが、CineMasterではMystiqueを使った場合、フルスクリーンに拡大するなどが出来なかったので、他のソフト再生で試してみる。
「WinDVD」(Cinema Sound 801に付属)
インストール時に「The ForteMedia sound card is not installed. Please install the sound card first and try again」となってしまう。カードを取り付けずに、ドライバをインストールしたりしてみたが、結果は同じくダメである。ついでにDirectX6もインストール。
「PowerDVD1.3」
「エラー:インストールされているMightyPEG98は、このディスプレイアダプタで使うことができません」となり、これもダメ。
「SoftDVD Player」
何故か正常にインストールが完了しない。
「CineMaster」
どれもこれも×なので、仕方なくCineMasterを使ってみる。これが意外。Mystiqueでもフルスクリーンになる。DirectX6をインストールしているからか?
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で、結果はこんな感じ。
パーツ構成によるのだろうが、テレビ(29インチ)で観ると、確かに映像は大きいが、画質はあまり良くない。PCモニタの方がむしろ綺麗である。 また、CineMasterはPowerDVDに比べ、シネマスコープでグレーになっている帯部分が目立つ(PCモニタでもテレビでも)。 |
何となくイマイチ。テレビが古いせいか、PC側のパーツやソフトが良くないのか、「DVDだ、これは!」という感じでは無い。