DVDをテレビで

DOLBY DIGITAL 5.1chサウンドに感動したものの、Cinema Sound 801を取り付けた自作3号は、DirectX6の影響やら、PCIスロットの使い過ぎで、支離滅裂状態になった。

これを直すのは、OSのインストールからかもしれないナと思うと面倒なので、自作2号にパーツを剥ぎ取られ、稼働していない自作1号を復活させ、DVDの映像をテレビで観ることをやってみた。


自作1号の構成

ビデオカードはTV出力機能を持つMatrox Mystique220 + RainbowRunner、DVD-ROMはだいぶ前に買ったまま使っていなかったMatshita SR-8583-B、さらにDVD映像のTV出力機能を持つCineMaster、さらに、CineMasterからの音声ケーブルのコネクタの形状が合わないので、SB16をSB AWE64に付け替えた。

インストール

暫く使っていなかったWDAC21200を復活させたが、Windows95OSR2.1のインストールの際に、fdiskが起動しない(MS-DOSの画面は真っ暗になって終わり)。色々やっていると、180MB分だけformatができた。しかし、1.2GBのはずである。

だいぶ時間を無駄にしてから気が付いたが、昔このHDDはLinuxで使っていた。FDで起動するLinux(ミニルート)を使い、fdiskでHDDの中身を確認すると、やはりLinux関連のパーティションと180MB分のDOS領域があった。

領域は全て一旦削除し、再度、全領域を1つにして、DOSとして確保する。DOS/Winは自分に関係の無いパーティションIDは扱えない・・・・・まあいいけど。

あとのデバイスドライバなどのインストールは、どんどんテキトーにやった。どうせ、1.2GBのHDDでの暫定状態だ。

CineMasterのTV出力

まずはCineMasterのTV出力である。出力コネクタはコンポジット、S端子の両方がある。が、S端子からの出力では、テレビ(三菱29C-A3Z, 1990製)に映る映像がゴチャゴチャに乱れている。あとで色々試して分かったが、どうやらテレビ側がおかしいようである。従って、S端子に接続した場合の画質向上があるかは不明である。ただし、映像のプロポーションなどは変わらない。

下の絵はBroadwayに映像を入力して、静止画でキャプチャしたものである。CineMasterの設定の中に、「ビデオモード」があり、「Wide Screen, Letterbox, PanScan」が選べるが、下の通りの出力結果で、いずれにしても縦長でプロポーションはおかしい。

Wide Screen 16:9 Letterbox/PanScan

MystiqueのTV出力

次にはMystiqueからデスクトップごとテレビへ出力する。

←画面のプロパティ

↓テスト画面(画像の位置、サイズが調整できる)

「Display area」と「Force display to fit onto TV」の設定と出力結果は次の通り。

  Force display to fit onto TV : YES Force display to fit onto TV : NO
Display area : 640x480
Display area : 740x480

DVDの再生方法

次にDVDの再生方法であるが、CineMasterではMystiqueを使った場合、フルスクリーンに拡大するなどが出来なかったので、他のソフト再生で試してみる。

「WinDVD」(Cinema Sound 801に付属)

「PowerDVD1.3」

「SoftDVD Player」

「CineMaster」

どれもこれも×なので、仕方なくCineMasterを使ってみる。これが意外。Mystiqueでもフルスクリーンになる。DirectX6をインストールしているからか?

で、結果はこんな感じ。

パーツ構成によるのだろうが、テレビ(29インチ)で観ると、確かに映像は大きいが、画質はあまり良くない。PCモニタの方がむしろ綺麗である。

また、CineMasterはPowerDVDに比べ、シネマスコープでグレーになっている帯部分が目立つ(PCモニタでもテレビでも)。

何となくイマイチ。テレビが古いせいか、PC側のパーツやソフトが良くないのか、「DVDだ、これは!」という感じでは無い。


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