Windows95再々インストール
NICをIRQ11で再挑戦
なんか納得できないので、Windows95を再インストールしてみることにした。今度は拡張カード類は付けたままにして、HDのfdiskからやり直した。問題のNICはISAユーティリティでIRQ11とした。なぜIRQ11かと言えば、前回の最終段階の状態が次のようであったこと、いずれ使用不可にするとしても、当初Sonud BlasterのIDE CD-ROMがIRQ10を取りに来ると考えたから。
IRQ | 前回の最終段階 |
5 | SB AWE64 |
9 | Power Window T64V |
10 | NE2000 |
11 | アキ |
12 | Tekram DC-390U |
ところがである、DOSのインストールディスクを入れてシステムを立ち上げると、BIOSの設定は次のように切り替わった。
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何でだろう?拡張カードを一つ一つインストールした場合と、一気にインストールした場合で、BIOSまで影響を受けるのか?OSとBIOSはどんなやり取りをしているんだろう。
分からないことだらけだが、とりあえずインストールを続行。Windowsが立ち上がる。デバイスマネージャを見るとやはり。
IRQ | とりあえずの最終段階 |
5 | Sound Blaster 16 or AWE32 |
9 | アキ |
10 | スタンダードIDE/ESDIハードディスクコントローラ |
11 | PCI SCSI Bus Controller |
12 | S3 |
ちなみに、PCI SCSI Bus ControllerとCreative SB AWE64 PnPは[その他のデバイス]となっている。まあこれはドライバをインストールすれば正常になるだろう。NICは全く認識されていない。
次にハードウエアウイザードをやってみる。普通のは3回やったが、いずれも途中で固まってしまう。仕方がないので、機器を指定して設定した。すると、やはりWindowsはNICにIRQ9を割り付けようとする。なんだ、それだったらNICのISAユーティティでもIRQ9にして置いたのに。
おまけに、設定途中でゴチャゴチャやったので、また、Windows起動の時に「*.vxdが無い」とか、さらに、起動してまず「*.dll」が無いとか出るようになってしまった。
ダメだ、コリャ。もうISAはやだぁ〜。
NICをIRQ9で再々挑戦
しつこく、本当に我ながらしつこく、もう一度Windows95を再インストールした。今度はNICのIRQをISAユーティリティでIRQ9とした。拡張カードは外すのも面倒なので、また全カードを付けたまま行った。
今度は上手くいった。もっとも、NICの設定に関してはやはりウイザードに引っかからないので手動だし、IRQの設定なども全部手動で行った。こうなると、あのISAユーティリティは意味があるのだろうか?
あと、PCI SCSI Bus ControllerとCreative SB AWE64 PnPが[その他のデバイス]となるのは前と同じ。
SCSIはドライバの入れ替えを手動で行った。しかし、一旦その他のデバイスになると、デバイスの種類は自分でSCSIコントローラなどと入れなくてはならない。AWE64はSound Blaster 16 or AWE32としてIRQ等を取得しており、ドライバを手動切り替えしたが、AWE64として認識されないので、一旦サウンド関係のデバイスを全て削除して起動し直した。今度は全てPnPで正しく認識されドライバの設定も上手くいった。
ちなみに、IRQ10はAWE64のマニュアル通り、ハードディスクコントローラのスタンダードIDE/ESDIハードディスクコントローラに占領されているが、とりあえずIRQは足りたので、放置した。
IRQ | 本当の最終段階 |
5 | Creative AWE64 |
9 | NE2000 |
10 | スタンダードIDE/ESDIハードディスクコントローラ |
11 | Tekram DC-390U |
12 | Power Window T64V |
以上、やっと上手くいった。ふぅ〜。
SCSI HD&CD-R
さて、お次は、今回のマシン組み立て直しのそもそもの原因になったSCSIのCD-RとHDの移設である。SCSI IDの設定は、以前の設定のまま、HD=ID1、CD-R=ID6とした。少し気になったのは、Tekram DC-390Uに付属のSCSIケーブルにはターミネータブロックがないこと。以前、某ショップで聞いた話では、HDなどのターミネータは結構いい加減なものもあるから、なるべくターミネータブロックを使った方が良いと言われた。かと言って、試しもしないのも何だし、Adaptecのケーブルは残しておきたいので、そのままやってみた。どっちのターミネータを使うか迷ったが、結局HDのターミネータジャンパにピンを入れた。
ちなみに、Quantem Fierball TM3200Sは、SCSIなのにドライブに貼ってあるラベルのジャンパピンの設定には、Single、Master、Slaveの場合が書いてある。全くこのメーカは信用ならん。SCSI機器の内部ドライブはたいていピンが3つあって、それぞれ、1、2、4を意味する。従って、ID0にしたい場合はピン無しで、ID6にしたい場合は2と4にピンを入れることを、以前友人Sに教えてもらった。
再度電源ケーブルを繋ぎスイッチオン。SCSI BIOSはHDとCD-Rを認識した。良かった。Windowsが立ち上がる。何もメッセージは無い。ドライブを見ると、HDとCD-Rが見えている。CD-Rに音楽CDを入れプロパティを見るとちゃんと中身が見えている。良かったぁ。次にHDも同様に見てみる。以前のパーティションのまま認識されている。ん〜、ラッキーかな。HDはSCSI H/Aが変わるので、低レベルフォーマットからやり直しかと思っていたが、とりあえず大丈夫なようである。
これはあっさり上手くいった。
IDE HD(プライマリスレーブ)
最後に残るは、IDEプライマリスレーブのHDであるが、ケーブルでグチャグチャになったケースの中をかき分けかき分け見ても、もう電源が無い。
電源1---IDE HDD---アキ(ミニプラグ)
電源2---FDD---(分岐)---CPUクーラ---SCSI HDD
電源3---CD-ROM---(分岐)---内蔵スピーカ---CD-R
分岐ケーブルが必要だ!また買い物かぁ。