パーティションのやり直し
System Commanderのマニュアルを見ても、OSの削除に関してはそう多くの記述は無い。
1)ブート時にAlt+S(Setup)キーを押し、「Order, add and remove menu」を選択する。
2)メニューから削除したいOS項目を強調表示してAlt-R(Remove)キーを押す。
3)OKを押して確認する。
これだけである。しかし、OSのインストールはOSごとにインストーラがやるので、逆の場合にSystem CommanderがやるのはOSの登録を抹消することぐらいでもおかしくはない。まあ、やってみよう。
OSを削除
2)の時点でAltを押さずに「R」を押したら次のメッセージが表示された。
System Commander Cannot select OS from this menu Select OK, then two Escapes to return to the main OS selection menu. To access functions use the ALT key with the highlighted letter. OK |
ちゃんと「Alt」を押しながら「R」を押せば次のメッセージが表示される。
System Commander Confirm Selection Removal Windows 95 (Microsoft) OK Cancel |
ここで、「OK」を選択すると、再び「Order, add and remove menu」へ戻り、今削除したOSはメニューから無くなっている。
続いて「Esc」で、また「Setup Options」へ戻り、さらに「Esc」で「メインメニュー」へ戻る。
ここで、パーティション0のWindows95で起動して、fdsikで状態を確認すると、パーティションの状態はドライブレターも含めて変化は無かった。
次に再起動させてみる。
System Commanderのメニューに先程削除したOSは無い。自動的にまたOSを検知してしまうことは無いようである。
次も同じ手順でOSを削除すると、当然同じことで上手くいく。
起動できるOSがパーティション0のWindows95だけになったので、これを起動し、fdiskで予定のパーティションに切り直す。
現在アクティブになっているパーティション以外の基本パーティションを削除する場合、基本パーティションの削除で良いのか、ちょっと変に思ったが、これで上手くいった。fdiskは2つ以上の基本パーティションを確保できないのに、削除の場合はどの基本パーティションか選択できるのも不思議である。助かるけど。
System Commanderをアンインストール
新しくパーティションを切り直そうと思ったが、試すとやはり作業に普通以上に時間がかかる。気持ち悪いので、一旦System Commanderをアンインストールしてから、パーティションの切り直しをすることにした。
MS-DOSプロンプトから「scin」を実行し、アンインストールを選択すると次のメッセージが表示された。「ファイル名を指定して実行」でも同じである。
System Commander マスタブートレコードをリストアできません TSRまたはOSによってマスタブートレコードの復元が妨害されています。 一般的に、OS/2、Windows、またはNT内部のDOSボックスからこの復元を実行した場合に発生します。 この場合は、ブートして実際のDOSのプロンプトを表示させます。 通常のDOSが動作状態にある場合は、ウイルス防止ソフトウエアがブートセクタへの書き込みを妨害している場合があります。 問題のウイルス防止ソフトウエアを取り除いて、SCINのアンインストールを再度実行します。 (Windows Active) |
仕方がないので、Windows95の起動ディスクでシステムを再起動してから、System Commanderのディスクと入れ替えSCINを実行。今度は上手くいった。システムを再起動すると、System Commanderのメニューは表示されず、いきなりWindows95が起動する。OKのようである。
パーティションの切り直し
パーティション0のWindows95でfdiskを実行。論理ドライブの確保にかかる時間がやや長いのは同じである。しかし、この作業時にSystem Commanderをインストールしていた時のようなアクセスエラーも出ない。あとはアプリケーションのインストールと、次のOSをインストールする時にSystem Commanderを復活させればいい。