CD-Rなのだ
ここまでの費用
Gatewayで動作しないCD-Rを自作機で使えるようにするために、ずいぶん時間とお金がかかった。
No. | 種類 | 製品型番 | 価格 |
1 | SCSI H/A | Tekram DC-390U(Ultra-SCSI) | \10,340 |
2 | HD | Western Digital AC34300(Ultra-ATA) | \33,500 |
3 | Case | Techno Bird TB-888 | \9,800 |
4 | Boot Manager | System Commander3 | \8,099 |
合計 | \61,739 |
まあそれでも無事CD-Rは稼働することになったので良かったが。
GEARインストール
で、早速CD-R書き込みソフト「GEAR」をインストール。しかし、英語版なのである。マニュアルも英語。面倒くさいなぁと思いながらも、辞書も引かず何とかインストール。簡単だった。このソフトはWindowsNTでも使えるので、予定通りWindows Common Area(D:)にインストール。
次にソフトを起動すると、CDの自動挿入をOFFにしろ、とのメッセージ。この話は雑誌等で読んでいたので素直に従った。指示通りするとマシンを一旦再起動。次は本当にGEARが起動した。見るとバージョンは4.01であった。
ん〜、新しいカテゴリのソフトは、最初メニューやツールボタンの意味がよく分からない。まして、英語である。とりあえず、「Options」「Preferences」と「Options」 「Devices」「Recorder」の中の設定を、CD-Rに関する情報提供で超有名なサイトに掲示されているとおり設定した。と言っても、ほとんどはデフォルトのままでよく、変更したのは「Track at once」「Disc at once」にしたぐらい。
あと重要なのは、「Working Directory」をどこに置くかである。とりあえずインストール時には「C:\GEARIMG95」になっていたのを「D:〜」に変えたが、予定ではSCSI HDを割り当てるつもりである。しかし、ここで迷うのは、SCSIと言ってもQuantum Fireball TM3200Sは回転数が4500rpmであり、IDE HD(5400rpm)より遅いのである。ディスクの回転数だけが性能を決める訳では無いだろうが、以前Wintune95というベンチマークテストをした結果は次のとおりだった。Cached speedはIDEとまあ互角、しかしUncached speedは悲惨である。
HD | I/F | Cached speed | Uncached speed | 備考 |
Western Digital AC31600 | IDE | 20MB/s | 2.4MB/s | C: |
Western Digital AC21600 | IDE | 17MB/s | 2.8MB/s | D: |
16MB/s | 3.3MB/s | E: | ||
Wuantum Fireball TM3200S | Ultra-SCSI | 20MB/s | 1.1MB/s | F: |
17MB/s | 1.1MB/s | G: | ||
16MB/s | 1.1MB/s | H: |
そこで今回は、IDE HDを「Working Directory」にしたまま、一度試し焼きをすることにした。
CD-R試し焼き
前述のCD-Rサイトで、GEARを使ったCD-Rの書き込み方法も綺麗に作られているが、今回はまずマニュアルに出ている方法ですることにした。メディアの種類はとりあえず音楽CD。数枚のCDから気に入っている曲を選び、1枚のCDにしてみることにした。
CD-Rサイトでは、「CD Type」から「Cue Sheet」を選択することにしているが、ここはマニュアルに従い「CD-Audio」を選択。
元のCDからデータを吸い上げ、作成するCDのイメージを作る。ここで、Cue Sheetを使ったCD-Rサイトでは「Cue Sheet Entry」でデータの種類を設定するとあるが、Cue Sheetを使ってないせいか、そのような設定画面は見当たらなかった。もちろんポーズ時間の設定も無し。
ここまで出来たら、イメージをセーブし、ブランクCDを入れ、「Test」を押すだけ。「Test」を押すと、「Testが成功したらWriteするか」と訊いてくるので、それに「Yes」と答えておけば、あとは自動的にテストと書き込みをしてくれる。スクリーンセーバなどもOFFにしておく。「Test」を押すと「物理イメージが無いが、仮想イメージを使うか?」みたいなメッセージが出るので「Yes」と答えた。このメッセージは「Write」のスタート時にも出てくる。
ドライブが書き込み2倍速なので、この時間は結構長い。測りはしなかったが、1時間ぐらいかかっただろうか。途中、たぶんテストが終わった時点だろうか、CDの出し入れが行われた。そして再び待っていると、CD-Rのトレーが飛び出した。画面を見ると、書き込みは成功したと出ている。
出来上がったCDを疑い深くGatewayのCD-ROMに入れてみる。出たぁ。音楽が聴ける。
やったぁ〜、一発で成功だ!!!
ただ、一つ気になるのは、色々なCDから寄せ集めると、音量が若干違う曲が混じってしまうことである。しかし、これはしょうがないだろう。Waveファイルで調整することは出来るかもしれないが、面倒だし。
今日はここまで。