ドライブレター不整合/パーティション調査
BIOS上では
PC起動時にBIOSのセットアップでディスク情報を見てみる。
ROM PCI/ISA BIOS (PI55T2P4)
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System CommanderのSCIN
1.MS-DOSプロンプトを起動
2.System Commanderをインストールしたディレクトリ(C:\SC)へカレントを移動
3.「SCIN」と入力しSCINを起動
4.「メインメニュー」の「スペシャルオプション」を選択する
5.「スペシャルオプションメニュー」の「診断チェック」を選択
6.「パーティションチェック」を選択
Masterの方で「パーティションテーブル解析警告-第1セクタサイズ不整合」と出ている。マニュアルの解説は以下の通り。
原因:
各パーティションテーブルのエントリは、開始ヘッド、セクタ、シリンダによってパーティションの開始位置を示すとともに、別の方法によって開始セクタカウントが示されます。この2つの方法でディスク上の同じ位置が示されなければなりませんが、この場合には同じ位置が示されていません。
対策:
System CommanderおよびOSの多くでは、開始ヘッド、セクタ、シリンダの値だけが使用されます。これらの値が間違っている場合は、パーティションをブートできません。一方で、先頭セクタの値が間違っていても、すべて正常に動作することもあります。パーティションを一度削除して、作成し直すしか方法はありません(当然のことながら、そのパーティション内のデータはすべて失われます)。
削除ですかぁ...
値の違い
以上の結果をシリンダ数で比較すると次のようになる。SlaveはLinux fdiskでも、BIOSでも、621がEndになっているが、masterは違う。何だろ、これ?
Linux fdsik | BIOS | SCIN | |||
Device | Start | End | End | Start | End |
/dev/hda1 | 1 | 77 | - | 0 | 76 |
/dev/hda2 | 78 | 370 | - | 77 | 369 |
/dev/hda3 | 371 | 446 | - | 370 | 445 |
/dev/hda4 | 447 | 522 | 523 | 446 | 521 |
/dev/hda5 | 78 | 205 | - | 77 | 204 |
/dev/hda6 | 206 | 370 | - | 205 | 369 |
Linux fdisk | BIOS | SCIN | |||
Device | Start | End | End | Start | End |
/dev/hdb1 | 1 | 621 | 621 | 0 | 620 |
/dev/hdb5 | 1 | 500 | - | 0 | 499 |
/dev/hdb6 | 501 | 621 | - | 500 | 620 |
DOSの制限事項
System Commanderのマニュアルをさらに読むと、DOSの制限事項に関して次の記述があった。
システムに複数のプライマリFATパーティションが設定されている場合、非アクティブのプライマリパーティションは表示されないことがあります。このDOSのバグが発生するのは、次のいずれかの場合です。
a) 拡張パーティションは存在するが、論理ドライブが定義されていない場合。
b) 拡張パーティションにFAT論理パーティションが定義されていない場合。
今回の不具合とピッタリ一致はしないが、拡張パーティションにFAT領域が全く無いとトラブルの原因になる可能性があるようだ。