PowerDVD再生スタート

不明なこともあったが、一応インストールが完了した、新しい「日本語PowerDVD Ver1.30」を試してみた。

環境設定

とりあえずDVDを突っ込んでみる。何も反応は無いが、再生ボタンを押すと再生が始まった。が、まずは簡単なメッセージ。

ということなので、「環境設定/DVD環境設定」を見てみる。

「サーフェスタイプ」が「Overlay」とあるので何だか良さそうだ。

ちなみに、何故かデフォルトのドライブがCD-ROMドライブの方になっているので、DVD-ROMドライブに指定し直す。すると、ソフトを起動してディスクを挿入すると自動的に再生が始まるようになった。

さらに上の詳細設定を押すと次のウインドウが開く。

これに関してはヘルプに次のように書いてある。

PowerDVDでは最適な表示環境を維持するために、Win95/98の画面の解像度をダイナミックに変更することができます。このダイアログボックスでは解像度を変更しないように設定することもできますし、画面の縦横比4:3のノーマルスクリーンと16:9ワイドスクリーンのタイトルに対して別々に解像度を設定することもできます。たとえば、上のダイアログボックスでは、現在の解像度が800x600でないときに4:3ノーマルスクリーンのタイトルを挿入すると、画面の解像度が800x600に変更されます。同様に、現在の解像度が1024x768ではないのに16:9ワイドスクリーンのタイトルを挿入すると、1024x768に変更されます。２つとも［変更時に問い合わせる］オプションがチェックされていますので、いずれの場合も解像度が変更される前に次のような確認メッセージが表示されます。変更を実行するときは［OK］を、現在の解像度を維持するときは［キャンセル］をクリックしてください。確認メッセージを表示せずに解像度を変えてもかまわない場合は、［次回からこの問い合わせを表示しない］オプションを選択してください。

PowerDVDは最適な表示環境を維持するために解像度を変更します。たとえば、800x600の画面解像度で16:9 タイトルを再生すると、画面の縦横比を維持するためにPowerDVDがビデオウインドウの縦の長さを調整します。ディスプレイカードの中には、ビデオウインドウの縦の長さがオリジナルのビデオよりも小さい場合、走査線を消去してしまうものがあるため、走査線がドロップしてしまうことがあります。しかし、1024x768では PowerDVDがビデオウインドウの縦の長さではなく横の長さを調整しますので、16:9タイトルの縦横比を正しく維持することができます。

Windows95/98ではダイナミックな(再起動をしない)解像度の変更をサポートしていますが、ディスプレイカードによっては正しく機能しないものがあります。ダイナミックな解像度の変更に対応していないディスプレイカードをご使用の場合は、［高度な環境設定］で4:3ノーマルスクリーンタイトルと16:9ワイドスクリーンタイトルに対してそれぞれ［画面解像度を変更しない］オプションを選択してください。

スクリーンサイズが4:3か16:9かによってWindowsの画面解像度も変更する必要があるようである。通常1024x768(16bit)で使っているので、とりあえず16:9の映画を観る限りは良さそうである。4:3は追って試してみよう。

ちなみに、「環境設定/ビデオ設定」はグレーになっていて選択できない。

再生

またまた「エレイザー」を観てみる。フルスクリーンにする前のデフォルトの表示状態は下の通りである。

なお、上の画像はPowerDVDの映像表示がDirectDrawを使用していて、手持ちツールのPaintShopPro4.2Jではキャプチャできないので、PowerDVDのキャプチャ機能を使用して、さらにPhotoshopでウィンドウフレームを合成した。

とここで気が付くのは、前から変に思っていたのだが、画面が妙に横に長いのである。ウインドウフレームの映像表示領域のみを取り出すと960x480なのである。PowerDVDでキャプチャした映像は720x480で、表示範囲は上と同じだがもう少し縦長に歪んでいるのである。何故720x480の方が歪んでいると考えるかは、丸いものが映っている状態（例えばタイヤ）などが縦長の楕円気味になるからである。

またさらに、上の映像を見ても明らかなように、ウィンドウ内には上下に大きく、左右に少しの黒い部分があり、実際に映像があるのは720x480モードでだいたい705x363、つまり960x480に換算すれば940x363の映像（縦横比=約2.59）を観ていることになる。ずいぶんと横長、というより上下をカットされたような圧迫感があるわけである。

他のDVD再生ソフトでも見え方は同じなので、このずいぶんと横長の表示でおかしくはないのだろうが、どうも不思議である。

DVDは日本語吹き替えもあり

映像サイズの話が長くなってしまったが、再生し始めて驚いたのはいきなりシュワルツェネッガーが日本語で喋り出したこと。今まで使ったCineMasterとSoftDVD Playerは、デフォルトの音声が英語だったので日本語字幕は分かっていたが、日本語吹き替えまで入っているとは思わなかった。さずが新しい規格、良くできている。

やっぱりDMAが有利

さらに別のソフトを試してみる。今度は「2001年宇宙の旅」だ。とここで問題発生。宇宙船がゆっくり動くシーンでは、ちょっとコマ落ちしてガクガクしてしまうのである。しかし、ここでDMAをONにしていなかったのを思い出し、設定し直して再生してみると、かなりその気になって観なければ分からない程度になった。PentiumII350MHzぐらいならもうソフトのみでもDVDは楽しめる。

ちなみにこれは、PowerDVDでキャプチャした映像サイズも、PaintShopProでキャプチャした再生ウインドウ内法も720x480だった。それからフルスクリーン表示に切り替えると、4:3になるので映像は少し歪んだ。もう分からん。

音飛びも映像乱れも無し

今度は映画ではなく、「4:3画面サイズ」とか「スタンダードサイズ」と書いてあるDVDソフトである。これも映像サイズは720x480であるが、今度は左右に少し黒い部分があり、実体はおおよそ700x480である。

しかし、これはビックリ！CineMasterやSoftDVD Playerで音飛びや映像の乱れでとても観られたモンじゃなかったのがきちんと再生される。ヘルプを読むと、BobとかWeaveとかいう処理方法でこのあたりは上手いことできるらしい。CineMasterやSoftDVD Playerも使い方が悪いだけかもしれないなぁ。

SoftDVD Playerは死亡？

ということでSoftDVD Playerを起動しようとすると、相変わらずブルーバックのエラーが出る。さらに今度は起動ができても、ソフトの再生をしようとするとメッセージが出て再生できない。

おいおい．．．．．