Plamo Linuxインストール

Vine Linuxがあっさりインストールできたので、調子に乗ってPlamo Linux 1.4betaもインストールしてみることにした。


まずはブートディスクの作成

UNIX USER 1999.4号の付録CD-ROMを使うことにする。ただし、こちらはVineと違ってCD-ROMブートに対応していないので、ブートディスクの作成から始める。

インストールするマシンでは面倒なので、別のWindows95マシンでDOS窓を起動し、CD-ROMとFD(1.44MB)を挿入し、次の操作をする。

C:\WINDOWS>H: Enter
H:\>CD \AT\INSTALL Enter
H:\AT\INSTALL>.\RAWRITE .\DESKTOP\BOOTDSK A: Enter

ブート

作成したブートディスクとCD-ROMを挿入し、マシンを起動する。次のような表示になる(画面下の方の説明は省略)。

Boot mini-Linux from this FDがハイライトになっているので、そのままEnterを押す。

暫くすると、plamo login:と表示されるので、rootと入力しEnterを押す。

インストーラ起動

#で入力待ちになるので、setupと入力。

Plamo Linuxのセットアップメニューへようこそ

お使いのハードウェアがブートディスクのカーネルに認識されていない場合、いったんこのメニューを終了して、modulesコマンドで必要なモジュールを組みこんでから、再度installコマンドを実行するか、KONを起動してsetup実行してください。また、Linuxをインストールするには、あらかじめHDD上にLinux用のパーティションが最低1つは必要です。Linux用のパーティションが無い場合は、fdiskを選んで、パーティションを用意してください。さて、どうしましょう?

        KEYMAP キーボードを日本語版に変更
        fdisk fdiskでLinux用パーティションを準備
        install Plamo Linuxのインストールを開始
        exit いったん終了

< OK > <Cancel >

「さて、どうしましょう?」と来た。

「KEYMAP」を見ると、キーボードは「日本語106キーの配置」にチェックが入っているので、そのまま「Cancel」にする。

「Plamo Linuxのインストールを開始」を選択する。

Plamo Linuxインストールメニュー(version 1.3.0)

      HELP Plamo LinuxセットアップのHELPを表示
      KEYMAP キーボードのキー配列を変更
      ADDSWAP スワップパーティションの設定
      TARGET インストール先パーティションの設定
      SOURCE インストール元の選択
      DISK SETS インストールするディスクセットの選択
      INSTALL 選択したディスクセットのインストール
      CONFIGURE インストールしたLinuxシステムに設定
      EXIT Plamo Linuxセットアップを終了

< OK > <Cancel >

「HELP」はチラッと見て、「KEYMAP」は先程確認したのでパス、「ADDSWAP」へ進む。

スワップ領域が見つかりました

スワップとして利用できるパーティションが見つかりました:

/dev/hdb6

これをスワップパーティションとしてインストールしますか?

< Yes > < No >

「Yes」を選択。

警告 MKSWAP

重要:メモリの少ないマシンにインストールするなど、すでにswaponコマンドを使ってスワップパーティションを利用可能にしている場合、ここではswapパーティションを初期化しないでください。mkswapすると現在スワップアウトしているメモリページが壊れてしまいます。

< OK >

「OK」しかないので、これを選択。

MKSWAPを使いますか?

mkswapを使ってスワップパーティションを初期化しますか?

< Yes > < No >

よく分からないが、/dev/hdb6はVineで既に使っているので、警告に従い「No」を選択する。

スワップ領域を使用可能にしますか?

スワップパーティションを利用可能にするには、swaponコマンドを実行する必要があります。先程新たにスワップパーティションを用意したなら、今ここで有効にしましょう。'swapon'でスワップパーティションを利用可能にしますか?スワップパーティションはチェックしながら作成するので、多少時間がかかります。

< Yes > < No >

う〜む、悩む。スワップパーティションを新たに作ったわけではないので、「No」としておく。

スワップ領域の設定完了

スワップ領域が設定されました。この情報は/etc/fstabに追加されます。

/dev/hdb6 swap swap defaults 1 1

< OK >

「OK」を押すと、「インストールを続行しますか?」と訊いてくるので、「Yes」を選択。


「root(/)パーティションにするLinuxパーティションをリストから選択」と来るので、「/dev/hdb8」を選択。

「パーティション/dev/hdb8のフォーマット」はバッドブロックのチェックを行う「スローフォーマット」を選んでみる。

/dev/hdb8のi-node密度の選択

Ext2fsはデフォルトでディスク空間の4096バイト毎に1つのi-nodeを割り当てていきます。ディスク上に小さなファイルをたくさん置くなら、i-nodeの数を増やした方がいいでしょう(1つのi-nodeがそれぞれのファイルのエントリとして使われます。i-nodeの密度を2048バイト毎に1つか、さらには1024バイトに1つに変更することができます。'2048'、'1024'、あるいはデフォルトの4096バイトのいずれかを選択してください。

注:デフォルトである4096バイトは一般的な環境で便利な値ですがニュースサーバやメールサーバなど、4096バイト以下のファイルが多数置かれるようなパーティションでは、i-nodeサイズを2048バイトや1024バイトにする方がディスクの使用効率がよくなります。

よく分からない場合はデフォルトのままにしておきましょう。

      4096 4096バイトごとに1 i-node(デフォルト)
      2048 2048バイトごとに1 i-node
      1024 1024バイトごとに1 i-node

< OK > < Cancel >

Windowsでいうクラスタサイズみたいなものだろうか。よく分からないのでデフォルトで「OK」。

「/etc/fstabに追加するその他のLinuxパーティションの選択」は「Cancel」。

「DOS, OS/2パーティションの設定」はとりあえず「No」。

「続行しますか?インストール先のドライブの設定が終了しました。インストール元の選択へ進みますか?」は「Yes」。


以後の設定は以下の通り。

項目

選択

備考

インストール元の選択 CD-ROMからインストール  
Install from the Plamo Linux CD-ROM CDドライブのタイプを自動認識してみます CD-ROMがデバイス/dev/hddにありました
インストール方法の選択 ハードディスクへの通常のインストール  
続行しますか?DISK SETSへ進み、どのソフトウェアをインストールするか選択しますか? Yes
ディスクセットの選択 お勧めパッケージセット  
お勧めパッケージの選択 Wnnを使うDesktopに適したパッケージ(約300Mバイト必要) Desktop用には、CannaかWnnが選べるが、VineがCannaだったという理由でWnnを選んでみる
継続しますか?INSATLLへ進みますか? Yes
Xサーバの選択 (XFree86 3.3.3) 「16色用Xサーバ(デフォルトでチェック済)」と「S3チップ用Xサーバ」を選択 自動じゃないの?
暫くインストール中の画面が続く
LINUXカーネルのインストール skip インストール済の/vmlinuzを使用する 「お勧めパッケージ」を選択したので(UNIX USERにそう記述)
システム設定を行いますか? Yes
ブートディスク作成 ブートディスク作成を終了し、設定を続ける ブートディスクを使えばいいらしい
モデムの設定 No  
マウスの設定 Yes  
マウスタイプの選択 Microsoft互換のシリアルマウス  
シリアルポートの選択 ttyS0 DOSではcom1:  
LILOのインストール LILOを自動インストール  
LILOインストール先の選択 Linuxパーティションの先頭 ただし、fdiskでそのパーティションを起動可能にする必要があるとのこと
ネットワークの設定 Yes ホスト名、ドメイン名は適当に入力
LOOPBACK ONLY ? No  
ホストのIPアドレス 192.168.0.9  
ゲートウェイのアドレス 192.168.0.1  
ネットマスク 255.255.255.0  
ネットワーク上のネームサーバを使いますか Yes  
ネームサーバのアドレス 192.168.0.1  
時間帯の設定 Japan  
セットアップ完了
システム設定が終了しました。セットアップを終了し、CTRL+ALT+DELを押してマシンをリブートしてください。

「Plamo Linuxセットアップを終了」を選択し「OK」。

プロンプトに戻るので、CD-ROM、FDを抜いて「Ctrl+Alt+Del」で再起動。

再起動

System Commanderが起動するが、自動的に起動メニューには加わっていない。「Setup」「Order, add and removal menu」「Add」「Partition」でパーティションの情報を見ると、確かにBootable StatusはNoなので、これをBootableに変更すると起動OSリストに追加される。

boot:が表示されたので、「Tab」を押し「Enter」を押すと、Starting Windows95 !!!。Vineではデフォルトみたいなのが設定されていて、これだけでLinuxの方が起動したのに...どうせだからfdiskをやってみる。OKである。しかし、エクスプローラでは、またまたドライブレターがおかしくなっている。

Windowd95を終了し、マシンを再起動する。今度はBoot:にlinuxと入力する。

Welcome to Linux 2.0.36.と表示されるが、その前に画面がクリアされない。gaako login:にrootと入力すると、パスワードは訊いてこず、変なことを言っている。

もう一度起動し直してみるが同じで、ことわざみたいなのが変わっただけだ。

startxとやってみるが起動しない。画面はスクロールしてしまったが、見える範囲では、

何か設定ファイルが無いらしい。う〜初心者には辛い...


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