Matroxのパッチ
ビデオキャプチャカードMatrox Rainbow Runnerで表示される映像がウインドウの大きさと合わない件について調べてみた。まずは日本語版の発売元であるコマツソフトのWebページを見てみるが、Millenniumなどのビデオカード自体についてはFAQなどがあるが、Rainbow Runnerについては全然記述が無い。
Maroxのパッチは
次に開発元のMatroxのWebページを見に行く。Driversのページに、ドライバと並べて何やらパッチが置いてあり、横には注釈が添えられている。
This patch is for users that are seeing a vertical blue line in the video window of the PC-VCR with Rainbow Runner drivers 1.10 & 1.50. Simply run the setup.exe file to update the driver. |
縦の青い線が見える場合の修正パッチらしい。こちらの状況と同じではあるが、映像とウインドウの大きさが合わない場合とは書いていない。やはり、704x480という640x480よりやや横長のサイズが仕様だから仕方がないのか。
コマツソフトのサポート
次に、今度はコマツソフトの技術サポートへ電話をしてみた。最初女性が応対してくれたが、説明をすると「少々お待ち下さい」と誰かに訊きに行っているようである。それを2、3回すると、男性に替わった。もう一度説明すると、MatroxのWebページにあるパッチをあてて下さいとのこと。しかし、説明では青い線が消えるだけのようだがと言うと、同時に映像のズレも直る。ロットによって発生している現象であるが、コマツソフトでもテスト済みとのこと。
Matroxでパッチをゲット
再度Matroxへ行きパッチをダウンロード。しかし、下に注記がある。
Drivers in this section are Zipped using the -RP option. They Must be unzipped using the -D option. If you do not have Pkzip you can download it here /pkz204g.exe |
何やら解凍の際に-RPオプションが必要らしい。そしてPkzipを持っていないならダウンロードしてくれらしい。余計なプログラムは使いたくないので、パッチをダウンロードしてLhasaで解凍してみる。デスクトップにrrpatchというフォルダが生成され、中を見るとファイルがある。Lhasaでも解凍は出来たようである。
パッチを実行〜直った!
readmeを見ると、ctrl.vxdが変更されると書いてある。setup.exeを実行すると、確かにctrl.vxdが変更された。
実行前 |
実行後 |
81kb 97/6/10 14:10 | 80kb 97/9/9 15:21 |
Rainbow RunnerのPC-VCRを起動してみる。直っている!左側の青い線と黒い余白は綺麗に無くなっている。逆に右側に若干隙間が出来たが、以前に比べれば小さい。
映像サイズ
それにしても映像の大きさというのはどうなっているのだろう。コマツソフトの話では、デジタルビデオは352x240という比率が標準と言っていた。確かにMPEGの標準サイズが352x240というのはMPEG Converterで自分でも確認している。
そこで試しにテレビの映像を測ってみた。巻き尺で大体を測っただけであるが、29インチのテレビで映像が映っている範囲は、約55cm x 41cmであった。従って、縦横比が1.34である。これは320x240の1.33に近く、352x240の1.47には遠い。
いったいどうなっているんだぁ?