「名古屋クアトロ10周年アニバーサリーナイツvol.2」1999/06/24
 出演・カーネーション、ノーナリーブス

今回ファンクラブの先行がなかった上にチケ取りの時に少々寝坊した結果、 整理番号103番というカネライブ史上最悪な番号(泣)うへえ。 カジテツでヒマ(でも貧乏)な私は3時半にクアトロ前に到着。 おお、カーネーションのリハーサルが聞こえるよ!! しかも「体温と汗」!!対バン有りなのにこんな初心者向けじゃない曲をやるのかカーネーション! しかも直枝さんボーカル、外までむちゃ聞こえるよ…。全力投球だね、直枝さん…(感動) と思いつつ下のタワレコ&パルコブックセンターで時間をつぶす私であった。 入場前ぎりぎりに仕事を切り上げてきた友人Kちゃんと合流。 前から4列目(オールスタンディング)に並んで開演を待ちました。 客層は…若い女の子が多かった!! カネ(注※カーネーション)の普段のライブの客層はどちらかというと落ち着いたトシの方が多いので 「ノーナファンが多いのかねえ」とKちゃんと話す。 隣にいた女の子の書いていたアンケートをちらりと覗くと 「今日のお目当てのバンド・ノーナリーブス」と書いてあった。やっぱりな…。 開演前にKちゃんと「どっちが先に演るか」話で盛り上がる。 「ノーナファンの方が多そうだからノーナ後?」 「でもキャリアから言ってカネが後に演らないと!!」 結論は「キーボードが前に出てないからノーナ」だったが、その通りノーナからでした(笑) ノーナリーブスはポップで良いバンドでした。 久しぶりにボーカルがボーカルオンリーなバンドを見ましたわ。 (いつも見てるバンドはボーカル兼ギターなバンドばっかりなので) ボーカルくんの動きは(Kちゃん曰く)「小学生っぽい。」なんかやんちゃ坊主的な動き…。 そして周りの「キャー、ノーナ!!」「ノーナ好きっ!!」 という黄色い叫び声にやられっぱなしのオレ達24歳(笑)トホホー。 それなりに楽しみつつ見ていたらノーナは終わりまして、 セッティングに20分程待たされました。 実はこのセッティングの時にたいへんなことが起こったんですよ。 前の方にいたノーナファンが、後ろにさがってしまったので、 私たちは前につめていった結果、気づいたら最前列の真ん中、 通称(<勝手に)「ナオエ前」に来ちゃったのです!!さっきまで4列目にいたのに…。 さながらモーゼの十戒のように道は開いたのでありました。ギャフ。 でもありがとう!!ノーナファン!!感謝!!(笑) そしていつものテーマ(シナトラの曲だっけか)に乗せてカーネーション登場。 しょっぱなから「体温と汗」!!飛ばす飛ばすカーネーション!! メンバー初めから熱いです!!名古屋のライブっていつも火が点くの遅いのですが (客席が悪いんだと思う…文化不毛の地…)この日は違っていた。初めからみんなノリノリ。 次の曲は「ハッピーアンラッキー」。 そして「ヤングワイズメン」(例のごとくアレンジ違い) 「ビーチで写真」と初期ナンバーでさらに飛ばす! 対バンイベントなのに、全然初心者向けじゃない選曲です。 でもその辺がカーネーションの一筋縄ではいかないねじれた愛おしさでアル所なのよ(笑) そして特記すべきは直枝さんのMCでしょう。 「新曲のタイトル紹介するといつも笑われるんだよな…(場内笑) タイトルは、…ドラえもん!!(場内笑) …バッカじゃねえ。(直枝さん自ら苦笑)(場内笑)…『リアル・マン』」 ↑直枝さん、以上のセリフを全部一人でかましていました。 自分でつっこむなよ…直枝さーん(泣)でもおもしろかったです。 新曲は、相変わらずのカーネーション節でよかったです。 『パラキート&ゴースト』を聴いた時にも感じたのですが、 変わらない部分(コア)を持ちつつも、変化していくという アーティストにとって大切なことを良くわかっているバンドだなあと思わせられました。 個人的に、普段は、若手のアーティストをよく見ているので、変化が多くて疲れますが、 その点、私にとってカーネーションはどんな曲を作っても安心して聴ける、やすらげるバンドです。 「ヘヴン」で泣かせ、「クエスチョンズ」で弾け! 本編は終了いたしました。 そしてアンコール。イベントだからアンコールは無しかな?と思っていましたが、 カーネーションは帰ってきた!!しかも、彼(あいつ)を連れて!! (直枝さんMC)「あいつが帰ってきた!!」 あの、あの伝説の、 棚やん主役「スピードスケートサイトシーイング」が!!(涙アンド笑)!! 「スパイかもしくは棚やんか」と言われるほどの(?)クールなギタープレイに乙女のハートわしづかみ!! これでノーナファンのヤングなハートもゲットだぜ!!やったねカーネーション!! そしてシメはやっぱり「夜の煙突」で弾けまくって ライブの夜は更けたのでした。 いつもより短い時間のライブでしたが、短い分、カーネーションのいいところが 濃縮還元されたよーな濃ゆーいステキなライブでした。 「ああ…本当にカーネーション…好き」 と思いつつ帰りに喫茶店でKちゃんとカネについて熱く語ったのはいうまでもありません。 ありがとうカーネーション。ステキさ。ラヴ。
追記:他に「ダイナマイト・ボイン」「ニュー・サイクリング・ブギ」「ナポレオン・ライス」 をやりました。(記憶違いだったらごめんなさい…トホホ。あまり良すぎて忘れちゃったよ。) 音楽のページへ ななしの部屋トップページへもどる