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良い子はマネしちゃだめよ

タイプNM3EXを分解!!


注意!!
 携帯電話を分解したことによって生じた故障はメーカーの保証対象外となります。
 分解はあくまでも自己責任でおこなってください。
 このホームページの内容、あるいはこのホームページを参考にして、 分解した結果につきましては携帯電話会社あるいはメーカー、このホームページの作者は責任を負いません。
 

 毎度お馴染みの(?)このコーナー。
 今回はタイプNM3EX(ノキア製)白ROM機の分解です。
 先日、あるまじろさん主催のオフ会で、このNM3EXを入手し、「ぜひ分解写真載せてください!」ということでしたので、 遠慮なく分解させて頂きました。
 今までのCA3、CA4はすべて黒ROMだったため、壊してしまうと「はい、それま〜で〜よ〜」 だったのですが、今回は思う存分分解できます(笑)
 さて、このタイプNM3EX、旧デジタルホンではDP-154EXとして販売されていました。 ドコモのシティフォンでも同型の機種があったと思います。見た目は結構丈夫そうですが、カシオのcdmaOneのように、 耐水、耐衝撃機能はなく、ふつーの携帯です。
 電池の残量があったのでいろいろ触ってみましたが、着信音のパターンがちょっと国産の端末と違いますね。 あと、メニューの構成が国産の端末のように「F」キー+数字でダイレクトにジャンプすることができず、 メニューの階層をたどっていかなければならないのが不便ですね。 しかしながら、メニューでしばらく放っておくと、説明(ヘルプ)が表示されるのは非常に親切だと思います。 こういうところは国産端末も見習って欲しいと思います (J-N02はメニュー選択時に画面下に説明が表示されるそうですが)。


【白ROM・黒ROM・灰ROM】  自分自身の携帯電話番号(自局電話番号)が入っていない端末を「白ROM」、 自局電話番号が入っている通常の端末を「黒ROM」、 自局電話番号が入っているが使用できない端末を「灰ROM」と言います。
 言い方を変えると、魂が抜けてしまったものが白ROM、魂が入っているものが黒ROM、魂が中途半端に入っているものが 灰ROMということでしょうか?(ぉぃぉぃ)



 今回の犠牲者、タイプNM3EXです。外装の塗装はげ、下バックル破損、ラバーグリップ紛失… かなり使い込まれた端末のようで(笑)
 参考までに、今回分解に使用したアイテムは左から「精密ドライバーセット」「携帯電話ドライバー」 (まじでこんな名前なんですよ。これが)です。ネジはCA3、CA4と同じでしたので同じドライバーが使用できました。
 え、精密ドライバーの4本目が壊れてる? 気にしない気にしない(笑)



 裏側の電池フタを取った図です。
 右下の丸いボタンは「YO・BE・BA」(ヨベバ)ボタンです。
 いわゆる音声ダイヤル機能で、国産の機種よりも先の搭載だそうです。
 左側の銘版の部分は結構広い隙間が開いています。 「もしかしたら、本来はSIMカードを装着する部分では?」という意見がオフ会でも聞かれました。
 SIMカードとは、ヨーロッパのGSM方式携帯電話で使用するICカードのことです。 このICカードに電話番号など加入者の情報が記録されていて、カードを別の端末に挿しかえれば、 それがすぐ自分の端末になる、というものです。 日本でもこのようになれば、TPOにあわせて好きな携帯に換えられて便利なのに…。


 銘版です。MADE IN FINLAND!!
 舶来品ですよ!(笑)


 ネジは4箇所、銘版の部分と電池パックの裏にありました。
 が、この4箇所を緩めても取れない…
 結局、はめ込みになっている裏カバーを外すと、さらに2本のネジが…

 前面パネルを取りました。
 ちなみに、イヤホンマイク端子はアンテナの左側、端末の上部にあります。
 最近の端末ではこの位置にイヤホンマイク端子があるのって少ないですよね。


 上部の拡大写真。
 CA3、CA4と同じように、ボタン電池が見えます。
 バックアップはこれで行っているのでしょう。


 下部の拡大写真。
 ボタンの接点部分です。少々見づらいですが、電極と電極の間に発光ダイオードが配置されています。


 基板をケースより外しました。
 ケース側にはイヤホンマイクのジャック、バイブレータのモータがついています。
 裏側の基板はアース部分が広く取ってあるところを見ると、高周波部でしょうか??

 基板裏側の拡大写真です。
 TOYOCOM、FDK、NEC等国産メーカの部品も見えます。
 中央の空きパターンが非常に気になります。

 基板から液晶パネルを取って撮影しました。
 右中央にSECと書かれたチップが見えます。おそらくフラッシュメモリでしょうか?
 その下の黒いチップは、インテルのマークが入っていました。


Copyright © 2000 Hiroshi Ariki / <hariki@lares.dti.ne.jp>

Last modified May 28,2000