江利チエミの3大名曲
テネシーワルツ ( 昭和27年)
誰もが認める江利チエミの代表曲である。
昭和27年にこの曲でデビューし、その後30年間の多彩な芸能活動へと飛び立つ幕開けであった。
ウスクダラ(音羽たかし 作詞 、トルコ民謡 昭和29年)
下記のようにいろいろ特徴の多いユニ−クな曲なので、子供心に面白い歌として強く印象に残っている。
@曲名が聞きなれないカタカナことば
A最初、訳のわからないトルコ語?で始まり、途中から日本語に変わる
B歌の途中に、「みなさん トルコ語をご存知でしょう?」 とやさしいお姉さん(チエミ)の声で童話の朗読が入る
C最後に ♪とーりこに なったのーは 男だったとさ♪ とオチが入る
江利チエミのハスキーボイスと ちょっとのどかな歌い方がマッチした歌である。
酒場にて (山上路夫 作詞 、鈴木邦彦 作曲 昭和49年)
夜更けの酒場で、ひとり暮らしの淋しくやるせない女心を 強い感情を込めて歌っている名唱の曲である。
江利チエミの晩年の実生活と重なって身につまされる思いである。
江利チエミはジャズやミュージカル、歌謡曲、民謡のほかに、サザエさんなどのコメディー役者やTV番組の司会者など非常に多才な歌手であった。
享年45歳での早過ぎる逝去(昭和57年)は実に残念である。
<選考経過>
江利チエミには次のヒット曲があるが割愛した。
「新妻に捧げる歌」・・・・中村メイコ、神津善之 夫婦の作品で、結婚祝い曲
「さのさ」などの民謡・・・歌謡歌手で民謡を歌うのは男性では三橋美智也、女性では江利チエミ