石原裕次郎の3大名曲
嵐を呼ぶ男
アクションスターを印象づけた絶好の歌です。歌の後の「この野郎かかってこい・・・フックだ ボディだ チンだ・・・・」というセリフもインパクトがありました。
「嵐を呼ぶ男」という強烈なタイトルも、デビュー後、たちまち超人気スターとなった裕次郎そのものを表わしているようです。
赤いハンカチ
裕次郎にはムード歌謡が多いが、この唄はめずらしく軽快で調子のいい唄です。それを軽いタッチで唄い流しており、聞きやすい名曲です。昭和37年頃の唄ですが、ラジオから、当時としてはかなり長く、1年近くヒット曲として流れていました。
夜霧よ今夜もありがとう
浜口庫之助の作詞、作曲ですが、夜のしのび逢いを、さりげなくしっとりと唄っています。裕次郎の歌を他の歌手が歌うとき、一番多く唄われているのではないでしょうか。
<番外編>(平成27年1月15日 追記)
わが人生に悔いなし
裕次郎は昭和62年7月に52歳の若さで亡くなりました。
この歌は亡くなる5ヶ月前にレコーディングされた曲で、結果的に遺作となりました。裕次郎ファンにとっては特別な思いのある歌です。最後を締めくくるにふさわしい詞と曲で、自分の人生を悔いなしと しみじみと歌っています。
裕次郎のスターとしての偉大さは あげればキリがないですが、歌謡曲の分野でも輝かしい実績があります。
一つは、カラオケ収録数において、美空ひばり、北島三郎と並んで最多です。それだけ多くのファンに愛されています。
二つ目は映画主題歌も美空ひばりと並んで最多数だと思います。
ほんとに昭和の大スターでした。
<選考経過>
今までの歌手の中で一番迷いました。下記の歌もそれぞれ味があり有力候補でしたが、割愛しました。
・「銀座の恋の物語」 ・・・カラオケのデュエットソングの先駆者的な歌
・「二人の世界」・・・・・・・・ナイトクラブで恋に酔いしれる男女(レキントギターが印象的)
・「ブランデーグラス」 ・・・高級ナイトクラブで酒と恋に酔いしれる恋人達
・「北の旅人」 ・・・・・・・・カラオケで根強い人気(遺作的作品)