石川さゆりの三大名曲
津軽海峡・冬景色 (昭和52年 阿久悠 作詞 三木たかし 作曲)
最初この歌を聞いた時は、題名はカッコいいが、ありふれた単純な曲と思っていたが、ジワジワとヒットしてきて、今や石川さゆりの代表曲であり、また昭和歌謡史に残る名曲となった。カラオケでも演歌部門でベストテンに入る位に大衆に根強く人気がある。
この歌が発表された頃は、石川さゆりはドレスの衣装で、手ぶりも交えながらドラマチックに熱唱していたのも迫力があり、ヒットに貢献した。
能登半島 (昭昭和52年 阿久悠 作詞 三木たかし 作曲)
「津軽海峡・冬景色」に続く第2弾で、恋人をたずね、旅する女のひたむきな心を歌にしたもので、これも続けてヒットしました。
♪ ここにいると 旅の葉書もらったとき 胸の奥で何か 急にはじけたよう ♪
♪ 十九なかばで 恋を知り あなた あなたたずねて行く旅は
夏から秋への 能登半島 ♪
あたりの阿久悠のドラマチックな詞が冴えている。
天城越え (昭和61年 吉岡治 作詞、弦哲也 作曲)
この歌は歌詞や歌唱が鬼気せまる激しい歌ですが、石川さゆりも感情込めて全力で歌っています。
一般の歌謡曲は夢や希望や哀愁を歌うものなので、私には違和感を感じます。しかし紅白で何度も歌われ、またカラオケでも大変多くのファンがおり、石川さゆりを語るにはずせない名曲です。
<選考経過>
「津軽海峡・冬景色」と「天城越え」の2曲はすぐ決まりました。
3曲目はダイナミックな歌唱で印象深い「能登半島」としました。
偶然ですがすべて御当地ソングとなりました。
下記もヒット曲ですが割愛しました
「波止場しぐれ」 ・・・・レコード大賞・歌唱賞
「東京めぐりあい」 ・・・琴風とのデュエット曲
「風の盆恋歌」 ・・・・・・作詞大賞