伊藤久男(明治43年ー昭和53年 享年72才) 

 あの太くて響きのある男性的で力強い歌声が魅力的でした。このような声質の持ち主は後にも先にもいないのではないでしょうか。似たような声質では村田英雄がいますが、その違いは、村田には艶があり、伊藤には響きがありました。
また、あの歌う姿も特徴的でした。ちょっと天然パーマ風のヘアスタイルに、ちょっとダブダブ気味の背広で、スタンドマイクに立ち、右手を少し揺らしながら調子をとって歌う姿は実に個性豊かでした。
昭和の名歌手として絶対はずせない大歌手の一人です。

昔、昭和46年ころ、NHKラジオ「私のヒットアルバム」で「歌手生活40周年を振り返っていかがですか?」の質問に「あっという間、40年たったと思えない」。また「若い人に対しては?」に「お金を貯めること。お金がないと悪いことしますから。」と答えていました。

三大名曲
  
イヨマンテの夜・・・・・・・・スケールの大きな歌を見事に歌いこなしてる
  
暁に祈る・・・・・・・・・・・・・伊藤にピッタリの代表曲
  
あざみの歌・・・・・・・・・・・伊藤にとってちょっとソフトな歌だがなぜか魅力的

その他のヒット曲
   「高原の旅愁」、「熱砂の誓い」、「栄冠は君に輝く」(伊藤がオリジナルとか)、
   「山のけむり」、「ブラジルの太鼓」、その他多数
 
  

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