五木ひろしの三大名曲

よこはまたそがれ

デビュー曲です。昭和46年に、♪あのーひとーは行って行って しまった、あのーひとーは行って行って しまった♪という印象的なフレーズが、TVやラジオから流れ、日本の街中に流行しました。五木ひろし誕生の年でした。ご存知のように五木ひろしは、苦節を経てTVの全日本歌謡選手権で10人抜きを勝ち取った実力歌手です。このヒット曲で人気歌手の道を歩み始めました。

ふるさと

♪祭りーも近いと汽笛も呼ぶが 洗いざらしーのGパンひとつ♪で始まるこの曲は、五木ひろしの人なつっこい性格と、日本のふるさと情景を素朴に歌い上げているのが魅力です。
昭和48年に「夜空」で日本レコード大賞を受賞していますが、紅白歌合戦では「夜空」を歌わずに、この「ふるさと」を歌っています。レコード大賞曲が紅白で歌われなかったというのは、これが初めてではないでしょうか。それだけ、五木にはこの歌が合っていたと思われます。

千曲川

この歌は五木ひろしが、昭和49年紅白歌合戦で初めてトリを勤めた思い出深い曲です。歌謡界の第1人者と認められたわけです。舞台正面から白のタキシードで、ベテラン先輩歌手達の激励の拍手を受けて、恐縮しながら登場してきたシーンを思い出します。この歌は千曲川の流れのようにゆるやかで、3拍子のワルツ系の歌ですが、壮大な感じで大晦日の歌い納めにも適していました。

<選考経過>
五木は歌手生活も長く(35年)、それだけヒット曲も数多くあり、選考に苦労しました。
「浜昼顔」(古賀政男作曲)、「おまえとふたり」(ハッピー演歌)、「そしてめぐり逢い」など割愛しました。

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