西田佐知子の3大名曲
アカシアの雨が止むとき (水木かおる 作詞 、藤原秀行 作曲 昭和35年)
昭和35年 安保闘争で国会議事堂へのデモなどが激しかった頃、西田の物憂げで けだるそうな歌声
が巷に流れていました。♪雨に打たれて このまま死んでしまいたい♪ と絶望的で なんともはかない歌詞であるが、暗い世相のなかで人々の心に同調して慰めにもなったのでしょう。
コーヒールンバ(中沢清二 訳詞 、外国曲 昭和36年)
♪昔アラブの 偉いお坊さんが♪ とアラビアンナイトの世界を連想させる面白い歌詞ですが、西田の独特なハスキーボイスとリズミカルなメロディーがマッチしてヒットしました。
西田の魅力を語るに はずせない1曲です。
赤坂の夜は更けて (鈴木道明 作詞、曲 昭和40年)
島倉千代子やマヒナスターズなどとの競作でしたが、西田の何とも言えない声質と唄い方が大衆に好まれました。
作詞、作曲の鈴木道明の名を世に知らしめた曲でもあります。
<選考経過>
他のヒット曲として、
「エリカの花散るとき」、「東京ブルース」、「女の意地」、「涙のかわくまで」 などがありますが、まさに私の独断と偏見で上記3曲としました。
紅白歌合戦にも昭和36年から10年連続出場し、毎年違うヒット曲での出場は立派です。