水前寺清子の3大名曲
涙を抱いた渡り鳥
水前寺清子のデビュー曲です。ボーイシュな髪型で着物の着流しを着て、当時、昭和39年頃はスタンドマイクだったので、両手を使って身振り、手振りで威勢よくカッコよく歌っていたのが受けたのでしょう。若い娘ながら股旅演歌を歌ってるのも異色で注目されました。
いっぽんどっこの唄
星野哲郎の作詞ですが、♪ボロは着てても こころの錦♪、♪涙かくして男が笑う♪、♪何はなくても根性だけは 俺の自慢のひとつだぜ♪などと、この歌は男心をグッとさせるセリフのオンパレードで、これをチータ(水前寺のニックネーム)がみごとに歌い上げて大ヒットしました。
イントロ最初に”ドーン”という大太鼓(?)の音も印象的でした。
三百六十五歩のマーチ
チータにしては異色の歌ですが、これも大ヒットしました。途中の♪あなたのー つけた足跡にゃ♪と突然演歌っぽくなるのも印象的でした。
<選考経過>
3曲目の選定に迷いました。「大勝負」もイントロの”チャンチャチャ チャチャ”という大正琴(?)の伴奏が面白いし、男の根性についてのチータの必死の叫び声にも味があり、有力候補でしたが、チータの別の一面が出ている「三百六十五歩のマーチ」を選択しました。