神社名 氷川神社
所在地 埼玉県さいたま市大宮区高鼻町一丁目
風土記稿の記事

巻之百五十三(足立郡之十九)

高鼻村[LINK]

氷川神社  社地総て九万余坪と云、 当国の一宮にして古は殊に大社なりし故、今も大宮町・大成・土呂・本郷・天沼・北袋・加茂宮の七村を井垣の内と称せりと云、 社記を閲するに、当社は孝昭帝の御宇、勅願として出雲国氷の川上に鎮座せる杵築大社をうつし祀りし故、氷川神社の社号を賜はれりと、
[中略]
男体社(御手洗の橋を過て左の方にあり、宮作にして二間半に一間半、下二社も同じ、当社は神主岩井伊予司どれり、祭神は素盞鳴尊にして、伊弉諾尊・日本武尊・大己貴命の三神を相殿となせり)、
[中略]
摂社 門客人社(男体社の東にあり、祭神は豊磐窓命・櫛磐窓命の二座にて、古は荒脛巾神社と号せしを、氷川内記神職たりし時、神祇伯吉田家へ告して、門客人社と改号し、手摩乳・脚摩乳の二座を配祀すと云)
[以下略]