- 特集・クトゥルー神話の世界 —ラヴクラフト、TRPG、恐怖の哲学—
- ユリイカ(2018年2月号)
- 内容
- H. P. Lovecraft, 森瀬繚訳「可愛いアーメンガード あるいは、田舎娘の心」(Sweet Ermengarde, or, The Heart of a Country Girl)
- 森瀬繚・黒史郎(対談)「クトゥルー神話のあとさき —100年後のシェアードワー(ル)ド—」
- 小中千昭「クトゥルー神話導入の作法」
- 森瀬繚「アメコミにおけるクトゥルー神話」
- 寺田幸弘「クトゥルー神話とTRPG」
- 立原透耶「「克蘇魯」、中華圏にて、大いに信者を獲得中」
- 高山羽根子「リアリティ・ショウ」
- 酉島伝法「御身の名は」
- 赤野工作「契約の成立」
- 藤田祥平「幻影煉瓦」
- 稲生平太郎・橋洋(対談)「機械論的唯物論者は旧支配者たちを夢見る」
- 伊藤博明「声とイメージの呪力 —真説『ネクロノミコン』—」
- 田中千惠子「ラヴクラフトの魔術と神秘主義 —怪物・幻視・『ネクロノミコン』—」
- 大野英士「クトゥルー神話、あるいは神亡き後のオリジナルなき複製増殖装置」
- 久正人「マドニー・マドニー」
- Graham Harman, 飯森元章・小島恭道訳「現象学のホラーについて —ラヴクラフトとフッサール—」(On the Horror of Phenomenology: Lovecraft and Husserl)
- 逆卷しとね「クトゥルーの呼び声に応えよ —ラヴクラフトの時代の思想/クトゥルー新世の物語—」
- 廣田龍平「怪奇的自然は妖怪を滲出する —非近代的諸世界における「人ならざるもの」の褶曲—」
- 西貝怜「生物学と虚構の往還 —現代日本で〈クトゥルー神話〉を開くために—」
- 小森健太朗「ラヴクラフトの〈夢見る力〉 —コリン・ウィルソンのラヴクラフト評価を介しての—」
- 大久保ゆう「古典翻案の継承者H・P・ラヴクラフト —神話サイクルと英国文芸 付:近年のクトゥルー絵本について—」
- Peter Bernard「壁のなかの狂人 —民俗学者H・P・ラヴクラフト—」
- 笹川吉晴「クトゥルー教団の興亡」