『電脳なをさん』(単行本Vol.3)元ネタ・リスト
VoL121 野良猫狐漫画
- タツノコプロ 「樫の木モック」
- →VoL60 世界名作漫画
- 円谷プロ 「ウルトラマン」より《ウルトラ作戦第1号》
- 1966年7月17日から67年4月9日までTBS系で放映。
- 《ウルトラ作戦第1号》(円谷一監督)は、同シリーズ第1話。
- 宇宙怪獣ベムラーを追跡中のウルトラマンは、誤って科学捜査隊ハヤタ隊員操縦のビートルに衝突、この事故でハヤタ隊員は死亡してしまう。ウルトラマンはハヤタ隊員と合体し、二人の一つの命を共有することとなる。
VoL123 列車旅情漫画
- 「世界の車窓から」
- 1997年6月1日からテレビ朝日系で放映中。
- 世界各国の鉄道風景などを紹介する。提供は富士通株式会社。
VoL124 三本立!!漫画
- 1本目 「蒼き狼」?
- 2本目 円谷プロ 「ウルトラマン」より《悪魔はふたたび》
- →VoL122 空想怪獣漫画
- 《悪魔はふたたび》(野長瀬三摩地監督)は、同シリーズ第19話。
- 3億5000年前(3億5000万年前ではない!)の古代人が怪獣を封じ込めた2つのアンプルが東京のビル工事現場から発見された。赤い液体の入ったアンプルは落雷を受けて、赤色火焔怪獣バニラが復活。一方、鉱物試験場で青い液体の入ったアンプルに十万ボルトの電撃をかけたところ、青色発泡怪獣アボラスが復活。現代に復活した二大怪獣は、千駄ヶ谷の国立競技場で対決する。
- 3本目 「江戸の旋風」?
VoL125 外部記憶漫画
- すがやみつる(作) 「ゲームセンターあらし」
- →VoL8 超必殺技漫画
- 「わんぱくフロッピー」はイルカが主役の米国製TVドラマ「わんぱくフリッパー」より。
VoL126 坊屋三郎漫画
- ?
VoL127 欲之化身漫画
- 東映 「正義のシンボル コンドールマン」
- 1975年3月31日から9月22日までNET系で放映(川内康範原作)。
- 平和組織「世界の旗」メンバーの日本人青年・三矢一心は国連事務局次長暗殺犯を追う途中、ネバダ砂漠でドラゴンコンドルの卵を守ろうとして落命した。「世界の旗」のタバ老人は、死亡した三矢一心の心・ドラゴンコンドルの体・ゴールデンコンドルの闘志を一つにした合成鳥人コンドールマンを誕生させた。
- 大月ウルフは特撮物の悪役人気俳優。「愛の戦士 レインボーマン」の電流人間エルバンダに代表される憑かれたような怪演が印象的。
- 「正義のシンボル コンドールマン」では極東司令官のJ・ゴードンとして、第8話《やったぞ!3段変身》〜第13話《大決戦!モンスター砦》に登場した。その正体は魔人サラマンダーである。
- モンスター一族とは人間の悪しき心・醜い欲望が生んだ悪魔で、国連事務局次長暗殺の黒幕も彼らである。帝王キングモンスター以下、ゴミゴン、ヘドロンガー、スモッグトン、ゼニクレイジーなど。
- ドラゴンコンドルは古代ムー大陸の守護神にしてコンドールマンの100倍の力を持つ四段目の化身。
VoL128 御宅訪問漫画
- 「渡辺篤史の建もの探訪」
- 1989年4月1日からテレビ朝日系で放映中。
- 俳優の渡辺篤史が建築家の設計したオリジナリティーあふれる「憧れのマイホーム」を訪れて紹介する。
VoL129 鋼鉄巨人漫画
- 東映 「ジャイアントロボ」
- 1967年10月11日から68年4月1日までNET系で放映(横山光輝原作)。
- 宇宙からの侵略者ギロチン帝王は、秘密結社BF(ビッグファイヤー)団を結成、孤島の秘密工場で巨大ロボット兵器ジャイアントロボを建造する。
- ユニコーン機関の南十郎は草間大作少年とともに秘密工場に侵入、大作は自分の声をジャイアントロボの電子頭脳に登録し、ジャイアントロボに命令を下せる唯一の人間となる。大作少年はユニコーン機関の少年隊員としてジャイアントロボを操縦し、BF団の送り込む怪獣やロボットを迎え撃つ。
VoL130 愛欲授業漫画
- 上村純子(作) 「いけない!ルナ先生」「あぶない!ルナ先生」
- 1986年から「月刊少年マガジン」に連載。
- 勉強嫌いの中学生・神谷わたると、彼の家に下宿している数学教師の葉月ルナが主人公。
- 毎回、「勉強ができない→ぐれる→落第→人生の落伍者→犯罪者→死刑」といったルナ先生のチャート式妄想により、わたるの為にルナ先生のHな特別授業が展開される。
- 1990年頃、いわゆる「有害コミック批判」の槍玉に上がり、「いけない!ルナ先生」「あぶない!ルナ先生」「1+2=パラダイス」などの作品が絶版になったが、2000年になって松文館の別冊エースファイブコミックスとして復刊された。
VoL131 変身怪人漫画
- 東宝 「ガス人間第一号」
- 本多猪四郎監督・円谷英二特技監督による特撮スリラー映画(1960年12月11日公開)。
- 忽然と姿を消し警察の追跡から逃れる謎の銀行強盗。その正体は宇宙開発のための生体実験によって自在に身体をガス化できるようになった水野だった。愛する踊りの師匠・藤千代の発表会のため、水野はガス人間として犯行を重ねていたのである。
VoL132 怪奇怪談漫画
- 楳図かずお(作) 「へび少女」
- 1966年に「週刊少女フレンド」に連載。
- しのばず沼の主(大蛇)に祖父を殺された洋子は、となり村の金持ちの家に養子としてもらわれる事になりました。その家の女主人は隻眼で、蛇避けのお守りを何故かひどく嫌がるのでした。
VoL133 誹謗中傷漫画
- すがやみつる(作) 「ゲームセンターあらし」
- →VoL8 超必殺技漫画
VoL134 祝一周年漫画
- 「シャイニング」(Shining)
- スタンリー・キューブリック監督によるホラー映画(スティーヴン・キング原作)。
- 作家志望のジャック・トランスは妻子とともにリゾート・ホテルの住み込み管理人として働くことになる。ジャックの精神は次第に崩壊し、かつて自分の妻子を殺害して自殺したチャールズ・グレディの亡霊に「私はうるさい妻と娘をしつけてやりました。あなたも奥さんと息子さんをしつけなければなりません」と唆される。ついに完全に精神の崩壊したジャックは、息子に対する「しつけ」を実行するのだった。
VoL135 造形美術漫画
- 東宝 ゴジラの着ぐるみの変遷
- 元祖「ゴジラ」以来、その着ぐるみは改良が積み重ねられている。怪獣マニアの間では、元祖ゴジラの他、キンゴジ(「キングコング対ゴジラ」のゴジラ)やモスゴジ(「モスラ対ゴジラ」のゴジラ)の人気が高い。
- 中島春雄氏はゴジラの着ぐるみ役者。「ゴジラ」(1954年)、「ゴジラの逆襲」(1955年)、「キングコング対ゴジラ」(1962年)、「モスラ対ゴジラ」(1964年)、「三大怪獣 地球最大の決戦」(1964年)、「怪獣大戦争」(1965年)、「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」(1966年)、「怪獣島の決戦 ゴジラの息子」(1967年)、「怪獣総進撃」(1968年)、「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」(1969年)、「ゴジラ対ヘドラ」(1971年)、「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」(1972年)とゴジラを演じ続けた。
VoL136 阪本牙城漫画
- 阪本牙城(作) 「タンクタンクロー」
- 1934年から36年にかけて「幼年倶楽部」に連載。
- タンクタンクローは、鉄の玉の胴体にチョンマゲ頭と黒長靴の機械人間。胴体から何でも取り出す事ができ、猿のキー公をお供に、宿敵・黒カブトを倒すために縦横無尽の大活躍をする。
VoL137 秘密戦隊漫画
- 東映 「秘密戦隊ゴレンジャー」
- 1975年4月5日から77年3月26日までNET系で放映(石ノ森章太郎原作)。
- 世界征服を企む黒十字軍は国際秘密防衛機構イーグルの日本支部を襲撃、壊滅状態に追い込む。イーグル日本支部の江戸川総司令は、生き残った五人の若者を集め、赤・青・黄・緑・桃の五色の強化服を着用して黒十字軍と戦う秘密戦隊ゴレンジャーを結成した。
- 五色のiMacが発表された時、おそらくほとんどの『電脳なをさん』読者がこのネタを考えたであろう。
- 東映動画 「美少女戦士セーラームーン」
- →NO4 総天然色漫画
- 東映 「人造人間キカイダー」
- 1972年7月8日から73年5月5日までNET系で放映(石ノ森章太郎原作)。劇場版も公開された。
- ダーク秘密部隊はプロフェッサー・ギル麾下の動物・昆虫型ロボット部隊。グレイサイキングなど、色+動物名という名称になっている。
- 国際放映 「忍者部隊月光」
- 1964年1月3日から66年3月31日までフジテレビ系で放映(吉田竜夫原作)。
- 忍者部隊は人類の平和と正義を守る「あけぼの機関」に属する特務機関。リーダーの月光をはじめとするメンバーは全員が伊賀・甲賀の忍術を習得した忍者である。
- 「拳銃は最後の武器だ。我々は忍者部隊だ」は月光の名台詞。
VoL138 変身玩具漫画
- タカラ 変身サイボーグ
- →VoL104 内部骨格漫画
- 宇宙からの侵略者キングワルダー1世によって殺された片貝健一が父・片貝博士による改造手術によって復活したのが変身サイボーグ1号。
- 弟の健吾が少年サイボーグ(サイボーグ2号)、健吾のペットの豹がサイボーグジャガー。
VoL139 内部図解漫画
- 大伴昌司 怪獣解剖図解
- 怪獣の解剖図解は「怪獣解剖図鑑」(朝日ソノラマ)などの形でまとめられ、現皇太子殿下をはじめとする当時の子供たちの間の大ベストセラーになった。
- 奇才・大伴昌司の生涯については、竹内博(編)の「OHの肖像」(飛鳥新社)に詳しい。また、大伴の原稿を元にした「ウルトラ怪獣大図解」が小学館から刊行されている。
VoL140 百花繚乱漫画
- 特になし
VoL141 伝説怪獣漫画
- 「プルガサリ 伝説の大怪獣」
- 総申相玉監督による北朝鮮の特撮怪獣映画(日本では1998年7月4日公開)。
- 正式にはクレジットされていないが、東宝の中野昭慶特技監督らの協力により製作された。その顛末はプルガサリを演じた薩摩剣八郎の著書「ゴジラが見た北朝鮮 —金正日映画に主演した怪獣役者の世にも不思議な体験記—」(文春ネスコ)に記されている。
- 完成直後の監督の亡命や海賊版ビデオ発売などの騒動などの末、日本ではようやく1998年に正式公開された。
- 高麗朝末期、朝廷に逆らって獄死した鍛冶屋が作った小さな怪物"不可殺(プルガサリ)"に生命が吹き込まれた。プルガサリは鉄を食べて次第に成長し、ついにその存在は朝廷をも脅かすようになった。
VoL142 岡本太郎漫画
- 大映 「宇宙人東京に現わる」
- 島耕二監督・的場徹特技監督によるSF映画(1956年1月29日公開)。
- 世界各地に空飛ぶ円盤が目撃され、続いてヒトデ型に一つ眼のパイラ星人(岡本太郎デザイン)が出現する。当初は異星人の侵略かと思われたが、パイラ星人は美人ダンサーに変身して地球人と接触し、核兵器の危険を訴える。
- ちょうどその頃、新天体Rが地球に接近しつつあった……
VoL143 天才映像漫画
- 「2001年宇宙の旅」(2001: A Space Odyssey)
- 言うまでもなくスタンリー・キューブリック監督によるSF映画の最高峰(アーサー・C・クラーク原作)。
VoL144 骸骨仕様漫画
- すがやみつる(作) 「ゲームセンターあらし」
- →VoL8 超必殺技漫画
VoL145 青色宇宙漫画
- 東映 「キャプテンウルトラ」より《行け!キャプテン宇宙をこえて》
- →VoL86 宇宙冒険漫画
- 第24話《行け!キャプテン宇宙をこえて》(佐藤肇監督)はシリーズ最終回。
- ケンジとミユキの乗った宇宙船が行方不明に。キャプテンとアカネ隊員とハックはシュピーゲル号でケンジたちを追って"宇宙の果て"に到達する。
- いつものような怪獣は登場しないし、当時の小さなお友達はこの奇抜な最終回にはずいぶん戸惑ったものである。
- 「キャプテンウルトラ」の科学考証はSF作家の故・光瀬龍。
- シリーズ後半の主題歌「宇宙マーチ」(作詞・長田紀生、作曲・冨田勲)に"海よりでっかい、海より青い"という歌詞が有ったように、このシリーズの宇宙は青い。
VoL146 秘境幻想漫画
- 東宝 「獣人雪男」
- 本多猪四郎監督・円谷英二特技監督による特撮映画(1955年8月14日公開)。
- 雪山で遭難した友人を捜して日本アルプスの奥地に踏み込んだ飯島は、悪徳興行師によって崖から落とされてしまう。飯島は隠れ里の娘チカに命を救われるが、他所物を忌み嫌う村人によって断崖に吊り下げられる。絶体絶命の飯島の前に獣人雪男が出現する。
- ソフトは発売されていないが、原作者である香山滋による「S作品検討用台本」は「香山滋全集 第11巻」(三一書房)に収録されている。
VoL147 黒熊動物漫画
- 吉本三平 「コグマノコロスケ」
- 1935年から38年にかけて「幼年倶楽部」に連載。
- 未読につき詳細不明。
VoL148 電気人間漫画
- 東映 「仮面ライダーストロンガー」より《ストロンガー大改造!!》
- 1975年4月5日から12月27日までTBS系で放映(石ノ森章太郎原作)。
- 仮面ライダーストロンガーは電波人間タックルとともにブラックサタンを滅ぼす。しかし、より強力な敵デルザー軍団が出現し、タックルは改造魔人ドクターケイトの毒によって落命する。
- 第31話《ストロンガー大改造!!》(内田一作監督)において、傷心の仮面ライダーストロンガーは改造魔人ドクロ少佐&岩石男爵と戦ってボロボロにされる。気を失った城茂の前に元ブラックサタンの科学者・正木洋一郎博士が出現、仮面ライダーストロンガーを電気人間から超電子人間に再改造するため超電子ダイナモを城茂の体内に埋め込む強化手術を執り行う。
- 強化手術を終えたところに再びドクロ少佐が現れ、正木博士は殺されてしまう。復活した仮面ライダーストロンガーは「チャージアップ」して超電ドリルキックでドクロ少佐を倒す。
- 最後のコマはVoL69 大駒宇宙漫画を参照。
VoL149 南方決戦漫画
- 東宝 「ゴジラ対メカゴジラ」
- 福田純監督・中野昭慶特技監督による特撮怪獣映画(1974年3月21日公開)。
- 富士山火口から出現したゴジラがアンギラスを撃退、続いて石油コンビナートを襲ったところにもう1体のゴジラが出現する。2体のゴジラが戦う最中、最初のゴジラは正体を現す。それはブラックホール第三惑星人が地球侵略のために送り込んだメカゴジラだったのである。
- 戦闘中にメカニズムが不調になったメカゴジラは突如沖縄の秘密基地に帰還、ゴジラとメカゴジラの最終決戦は沖縄へと舞台を移す。
VoL150 宇宙海賊漫画
- 松本零士(作) 「宇宙海賊キャプテン・ハーロック」
- 1977年からプレイコミックに連載。
- 「俺の旗」のもと、親友トチローの魂のこもったアルカディア号に乗って宇宙からの侵略者マゾーンと戦う孤高の男の物語。
VoL151 野獣帰還漫画
- 佐藤まさあき(作)のハードボイルド劇画
- 「影男」あたりか?
VoL152 波状模様漫画
- 「シャーロック・ホームズの冒険」(The Private Life of Sherlock Holmes)
- ビリー・ワイルダー監督によるホームズ・パスティシュ映画(1970年公開)。
- マイクル&モリー・ハードウィックによるノヴェライズ「シャーロック・ホームズの優雅な生活」の邦訳は創元推理文庫から出ている
VoL153 幅広憤怒漫画
- 泉昌之(作) 「ズミラマ」
- 未読につき詳細不明。
- 天王寺大(作)、郷力也(画) 「ミナミの帝王」
- 「週刊漫画ゴラク」に連載。
- "ミナミの鬼"こと十一の金貸し・萬田銀次郎の活躍を描く劇画らしい(未読につき詳細不明)。
VoL155 木製人間漫画
- タツノコプロ 「樫の木モック」
- →VoL60 世界名作漫画
VoL156 凹凸人生漫画
- すがやみつる(作) 「ゲームセンターあらし」
- →VoL8 超必殺技漫画
- 円谷プロ 「ウルトラセブン」より《遊星より愛をこめて》
- 1967年10月1日から68年9月8日までTBS系で放映。
- 《遊星より愛をこめて》(実相寺昭雄監督)はいわゆる"幻の第12話"である。
- 母星におけるスペリウム爆弾の実験によって血液を放射能に汚染されたスペル星人が、腕時計に組み込んだ血液結晶化装置を配布して地球人の血液を狙おうとする。
- 被爆者に対する差別だのなんだのというイチャモンのために欠番扱いになっている。なお、脚本だけは佐々木守のシナリオ集「故郷は地球」(三一書房)に収録されている。
VoL158 軍隊出世漫画
- 田河水泡(作) 「のらくろ」
- 1931年から41年まで「少年倶楽部」に、戦後は「丸」に連載。
- チビでおっちょこちょいなのらくろが猛犬連隊に入隊、二等卒から大尉にまで出世するまでの軍隊生活が描かれる。その後、依願免官して大陸で金鉱探しに従事し、戦後編ではさまざまな職業を経た後に喫茶店のマスターになるまでが描かれる。
VoL159 人生哲学漫画
- 谷岡ヤスジのナンセンス漫画
- バター犬は谷岡ヤスジの各シリーズに登場する主要キャラ。バターを背負って、女性を喜ばすためにさまよっている。タロや花っぺは「村」の住人。
VoL160 小學國語漫画
- 「モモタロウ」
- 戰前の小學國語教科書より
VoL161 犬犬犬犬漫画
- 特になし
- タイトルはディズニーの長編アニメ「101匹わんちゃん大行進」より
VoL162 偽物本物漫画
- すがやみつる(作) 「ゲームセンターあらし」
- →VoL8 超必殺技漫画
VoL163 遊星兄弟漫画
- 円谷プロ 「ウルトラマン」より《遊星から来た兄弟》
- →VoL122 空想怪獣漫画
- 《遊星から来た兄弟》(野長瀬三摩地監督)は、同シリーズ第18話。
- 地球人と友好関係を結ぶためと称してザラブ星人が来訪する。ザラブ星人は東京に発生した放射性の濃霧を消して信頼を得る事に成功。ハヤタ隊員を監禁して偽ウルトラマンに変身して町を破壊し、人々のウルトラマンへの信頼を崩そうと謀る。
- しかし、ホシノ少年の活躍によりハヤタ隊員は救出され、ウルトラマンに変身して偽者の正体を暴くのだった。
VoL164 人類終末漫画
- 東宝 「ノストラダムスの大予言」
- 舛田利雄監督・中野昭慶特技監督による特撮パニック映画(1974年8月3日公開)。
- 当時の大ベストセラーだった五島勉の「ノストラダムスの大予言」の予言詩解釈に基づき、1999年7月に向けた人類終末を描く。
- 主人公は環境研究所所長の西山良玄(丹波哲郎)、先祖代々ノストラダムスの予言詩の研究をしていた家系である。
- 福島県の亜鉛鉱山近くの部落では、歩くのが異常に早い男の子、ジャンプ力が増大した女の子、暗算能力が計算機並に発達した男の子などが出現する。
VoL165 全部取手漫画
- 円谷プロ 「ウルトラセブン」より《湖の秘密》
- →欠番 復活祈願漫画
- 《湖の秘密》(野長瀬三摩地監督)は、同シリーズ第3話。
- 地球侵略を狙うピット星人は地球人の少女の姿に変身し、モロボシ・ダン隊員のウルトラアイを盗み出す。
- ウルトラセブンに変身できないダン隊員は、ピット星人の操る宇宙怪獣エレキングに対し、カプセル怪獣ミクラスを立ち向かわせる。
VoL166 金髪外人漫画
- 大映 「大怪獣ガメラ」
- 湯浅憲明監督・築地米三郎特技監督による特撮怪獣映画(1965年11月27日公開)。
- 北極海上空で原爆搭載の国籍不明機が撃墜され、そのショックで割れた氷山から巨大なカメ型怪獣ガメラが出現する。ガメラは北海道に上陸して灯台を倒すが、なぜか子供を助ける。
- 人類のいかなる攻撃も通用しないガメラに対し、科学者たちはガメラをロケットカプセルに閉じ込めて宇宙に放逐する"Zプラン"を発動する。
VoL167 幼児遊戯漫画
- 「テレタビーズ」(Teletubbies)
- BBC-2の幼児向TV番組。日本では1999年4月5日からテレビ東京系で放映中。
- 子供の空想の世界に住む、ティンキーウィンキー、ディプシー、ラーラ、ポーの4人が主人公。言葉を話すラッパ(ボイス・トランペット)が彼らに実世界の音を伝え、空には子供の顔をした太陽(ベビーサン)が微笑んでいます。
- テレタビーズたちのおなかにはテレビがあり、そこにイギリスの子供たちのビデオが流れます。それが終わると、テレタビーズたちは"モッカイ、モッカーイ"ともう一度ビデオを流して欲しいと頼みます。
VoL168 校内暴力漫画
- 円谷プロ 「ウルトラマン80」
- 古谷三敏(作) 「ダメおやじ」
- →VoL115 教師兼業漫画
VoL169 電車馬鹿漫画
- 東宝 「どですかでん」
- 黒澤明監督の映画(1970公開、原作・山本周五郎「季節の無い街」)。
- 戦後の混乱期を舞台に、電車の運転手に憧れている知恵遅れの少年とその母親をはじめ、夢ばかり見ている浮浪者の親子など、様々な人間模様を描く。
VoL170 特殊撮影漫画
- 東宝 「透明人間」
- 小田基義監督・円谷英二特技監督による特撮スリラー映画(1954年12月29日公開)。
- 戦時中の秘密部隊"透明特攻隊"の生き残りである南条は、自分の正体を隠すためにピエロを演じ、無垢な盲目の少女まりを支えながら戦後を暮らしていた。
- その頃、透明人間によるギャング団が出現、人々を恐怖に陥れる。南条はギャング団を摘発するため行動を開始する。
VoL171 灰色彩色漫画
- すがやみつる(作) 「ゲームセンターあらし」
- →VoL8 超必殺技漫画
VoL172 超常体験漫画
- ヒル夫妻アブダクション事件
- 1961年9月19日、ニューハンプシャー州にすむヒル夫妻は、ハイウェイを走行中に記憶が途絶え、気がつくと50km離れた地点に移動していた。
- その後、逆行催眠により、ヒル夫妻は宇宙人にさらわれて人体実験を受けたという経験を告白した。
- ロズウェルUFO墜落事件
- →VoL50 衝撃映像漫画
- 1947年7月、ニューメキシコ州ロズウェル近郊のフォスター牧場で謎の飛行物体の墜落現場が発見され、また、同牧場から約200km離れたサンアウグスティン平原でも墜落した飛行物体および搭乗者の遺体らしき物が発見された。
- 7月8日、ロズウェル基地報道官のウォルター・ハウト中尉は「軍の情報部がロズウェル近郊に降下した円盤を回収した」と発表したが、数時間後に「単なる気象観測気球に過ぎなかった」と最初の報道を全面的に否定した。
- ラエルのコンタクト
- 1973年12月13日、クロード・ボリロン(ラエル)はフランスのクレルモン・フェランの近くにある噴火口でエロヒム(主)と名乗る異星人に遭遇し、そのメッセンジャーに選ばれた。
- UFO=ナチ秘密兵器説
- UFOは第二次大戦中にドイツで開発された秘密兵器で、現在も南米(または地下世界)に潜むナチ残党が飛ばしている。
- CENTURY 21 PRODUCTION 「謎の円盤UFO」(UFO)
- 1969年に製作された英国製SFドラマ。
- 1980年、人類は地球防衛組織S.H.A.D.O.を結成、日夜UFOで飛来する侵略者と戦っている。
VoL173 押川春浪漫画
- 東宝 「海底軍艦」
- 本多猪四郎監督・円谷英二特技監督によるSF映画(1963年12月22日公開)。
- 終戦前夜、大日本帝国の降伏を認めない神宮司大佐はイ号403潜水艦で出撃、そのまま消息を絶った。それから20年後、古代ムウ大陸の末裔である海底帝国は全世界に対しムウ帝国の復活を宣言し、神宮司大佐の海底軍艦建造中止を要求する。神宮司の娘・真琴と元上官・楠見は神宮司の秘密基地を発見し、ムウ帝国に対する出撃を求めるが、神宮司は米国との対戦が先決であると要請を退ける。
- 説得が続く中、ムウ帝国のスパイによって真琴を捕虜となってしまう。神宮司はついに海底軍艦・轟天号の出撃を決心するのだった。
- 押川春浪原作となっているが、映画は押川春浪の原作とは全く異なった内容である。
VoL174 銀色仮面漫画
- 宣弘社 「シルバー仮面」
- 1971年11月28日から72年5月21日までTBS系で放映。
- ロケット工学の世界的権威である春日勝一郎博士は宇宙人に殺害され、その子供たち(五兄妹)は自分たちの体に光子ロケットの設計図が隠されている事を知る。父の遺志を継いで光子ロケットを完成させようとする春日兄妹を阻止せんと襲撃する宇宙人に対し、次男・光二はシルバー仮面に変身して迎え撃つ。
- シルバー仮面は番組当初は等身大にしか変身できなかったが、サザン星人が光子ロケットを破壊した時のエネルギーを浴びて、シルバー仮面ジャイアントへの変身能力を得る。
VoL175 旅情旅愁漫画
- つげ義春(作) 「もっきり屋の少女」
- 「ガロ」1968年8月号に発表。
- この時期のつげ義春の作品はいずれも充実しているが、その中でも代表作の一つと言えるだろう。
VoL176 格闘人生漫画
- 円谷プロ 「ウルトラファイト」
- 1970年9月28日から72年3月31日までTBS系で放映。
- 当初は「ウルトラマン」「ウルトラセブン」から怪獣との戦闘シーンだけを抜き出して実況中継風に編集したものだったが、人気が盛り上がってフィルムが足りなくなったために、アトラクション用のウルトラセブンや怪獣たち(バルタン、エレキング、ウー、ゴドラ、ガッツ、シーボーズ、イカルス、ケロニア、ゴーロン、キーラなど)が格闘する新作が多数撮られた。
- サブタイトルは第111話《墓場はどっちだ!》(バルタンとゴドラとウルトラセブンが登場)より。
VoL177 万国博覧漫画
- 大映 「ガメラ対大魔獣ジャイガー」
- 湯浅憲明監督・金子友三特技監督による特撮怪獣映画(1970年3月21日公開)。
- 南太平洋のウエスター島の巨像"悪魔の笛"が抜かれて大阪万国博覧会EXPO'70の展示用に日本に輸送された。ウエスター島では大魔獣ジャイガーが復活して日本を襲撃、ガメラがこれに立ち向かうが、ジャイガーの尻尾の針によって体内に卵を産みつけられ、ジャイガーの幼生に血を吸われて半透明になってしまう。
- 瀕死のガメラを救うため、二人の少年はEXPOランドの小型潜水艦でガメラの体内に入り込み、ジャイガーの幼生を退治する。
- 怪獣映画というよりほとんど大阪万博のPR映画のようなシロモノだったという記憶がある。
- 石ノ森章太郎(作) 「サイボーグ009」
- 1964年から65年にかけて「週刊少年キング」「別冊少年キング」に(誕生編〜ミュートス・サイボーグ編ほか)、1966年に「週刊少年マガジン」に連載(地下帝国ヨミ編)。
- 死の商人たちの秘密組織・ブラックゴースト団によって改造された九人の00ナンバー・サイボーグが、ギルモア博士とともにブラックゴーストを脱走し、次々に送られて来る刺客たちと戦う。
- 前半は1968年4月5日から9月27日までNET系で放映されたアニメ版(東映動画)のオープニングより。
- 後半はコミック版の《地下帝国ヨミ編》より。001の超能力で地下帝国ヨミの魔神像に送り込まれた009は、ブラックゴースト団の首領と直接対決し、これを破壊する。002は009の救出に向かうが、力尽きて大気圏に突入する。流れ星のように燃え尽きる二人に平和の祈りを捧げる少女の姿があった——レイ・ブラッドベリの短編「万華鏡」を換骨奪胎した感動のラスト・シーン。
- が、読者の希望によって009は復活、《怪人島編》(1967年、「冒険王」)以降の続編が延々と描かれたのだった。
VoL179 途中休止漫画
- 石ノ森章太郎(作) 「サイボーグ009」
- →VoL178 改造戦士漫画
- シリーズの集大成として開始された《天使編》(1969年、「冒険王」)は未完。その続編として《神々との戦い編》(1969年、「COM」)が描かれたが、これも未完。
- 《天使編》《神々との戦い編》の完結を待ち望んでいたファンは多かったが、結局未完のまま作者は鬼籍に入った。
VoL180 筒井康隆漫画
- 筒井康隆(作) 「筒井順慶」「色眼鏡の狂詩曲」
- 1969年から72年にかけて「小説サンデー毎日」に掲載された一連の自作漫画化シリーズ中の2編。
VoL181 酒場無常漫画
- 滝田ゆう(作) 「寺島町奇譚」より《ぬけられます》
- 1968年から70年にかけて「ガロ」、1972年に「別冊小説新潮」に連載。
- 戦前の玉ノ井遊廓界隈を舞台に、作者の少年時代をモデルとしたキヨシの視点から見た東京下町の情景や人情を描く。
- 藤子不二雄A(作) 「まんが道」
- 1970年から72年にかけて「週刊少年チャンピオン」に連載(あすなろ編)。その後、1977年から82年にかけて「週刊少年キング」に連載(立志編〜再生編)。
- 主人公の満賀道雄(安孫子氏本人がモデル)と才野茂(藤本氏がモデル)との出会いから、上京してトキワ荘における創作活動を経て、プロのまんが家・足塚茂道として成功を収めるまでを描く自伝的作品。
VoL183 日泰合作漫画
- シャイヨー・フィルム&円谷プロ 「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」
- 東條昭平監督・佐川和夫特技監督による日本・タイ合作の特撮怪獣映画(日本では1979年3月17日公開)。
- 旱魃に苦しむタイで、雨乞いの踊りをしていたコチャン少年は泥棒の一味から仏像を守ろうとして殺されてしまう。ウルトラの母はコチャンを哀れんで、古代インド叙事詩「ラーマーヤナ」の白猿ハヌマーンとして復活させる。
- ハヌマーンは「仏様を大事にしない奴は死ぬべきなんだ!」と仏像泥棒の一味を踏み潰したり握り潰したり殺戮の限りを尽くす。その後、太陽神に掛け合って、旱魃を解決する。
- その頃、ドーナ第7ロケット基地における人工降雨ミサイル発射事故によって、地底から怪獣軍団(ゴモラ、アストロモンス、ドロボン、タイラント、ダストパン)が出現する。さすがのハヌマーンも5体の怪獣には分が悪い。その時、ウルトラ6兄弟が出現! ハヌマーンはウルトラ6兄弟とともに怪獣軍団を撃滅し、タイの平和は守られた。
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