赤城社 村の東にあり 本社一間四方 前に七級の石階ありて其下に拝殿あり、三間四方にして南向なり、 鎮座の年代を伝へず、 今村内の鎮守なり、 神体は毘沙門を本地として祀れり、其像長二寸許にして立身なり、 別当延命寺に蔵せり 社前に畑あり近き頃古鏡一面を掘出せり、 年代は知らざれども尤古物と見ゆ、 其図上の如し[図略]