赤城大神社（天満天神社を合祀）	埼玉県秩父郡皆野町下田野	旧・村社

現在の祭神	大己貴命・大山祇神・豊城入彦命

本地	天満天神社 十一面観音

「埼玉の神社　入間・北埼玉・秩父」

赤城大神社

　　皆野町下田野919（下田野字仲居）

歴史

　『風土記稿』に当社は「村の鎮守なり、九月九日、十九日、二十九日、此三日内歳の時宜によって祭をなす、西福寺の持なり」と記されている。
［中略］
　神仏分離により西福寺の管理を離れ、明治二年に村社となる。 同四十年には字戦場の天満天神社、字前山の愛宕社を合祀する。 このうち天満天神社は、往時の神体である懸仏に「天神之御正躰　十一面観音　願主敬白　嘉吉二壬戌年十二月吉日」と室町前期の年紀を刻むように古い歴史を有する社であったが、時の政府の合祀政策は営々と受け継がれてきた信仰の尊さを顧みること無く、一律に実行された。