愛宕神社 埼玉県上尾市壱丁目 旧・村社
現在の祭神 軻遇突知命
[合祀] 素盞嗚尊 <氷川社>
本地 勝軍地蔵

「埼玉の神社 北足立・児玉・南埼玉」

愛宕神社

  上尾市壱丁目344(壱丁目字愛宕前)

歴史

 社蔵の「村社存置ニ付上申書(写)」には「由緒不詳トアルモ境内ニ繁茂シアル丈余ノ老杉等ヨリ推測スレバ無論三百余年ヲ経過致シ居ルモノニハ非サルカト推考仕候尤モ宝暦八寅年(1758)除税地ニ相成候証蹟ト明和二亥年(1765)二月吉辰奉納ノ古剣トアリ」との記述が見える。 また、『風土記稿』は一町目の神社について「氷川社 村の鎮守なり、西光寺の持、愛宕社 村民の持」と載せているが、明治初年の社格制定に際して、氷川社が無格社とされ、当社が村社に列せられた。

信仰

 「愛宕様」と呼ばれる当社は軻遇突智命を祀り、本殿には神仏習合時代の本地仏、勝軍地蔵の御影軸が奉安されていると伝えられている。