愛宕神社 | 埼玉県春日部市米崎 |
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現在の祭神 | 軻遇突智命 [合祀] 別雷命 |
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本地 | 勝軍地蔵 |
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歴史
当地の開発は『郡村誌』に「寛永の頃(1624-44)より開墾し、正保年中(1644-48)に至り一村をなし、米崎村と称す」とある。 また、当社の創建は『明細書』に「慶安元年(1648)」とあり、米崎村の成立と同時期である。
隣接する真言宗道性寺は、当社創建にかかわると思われる。 同寺は草創を慶安二年(1649)とし、山号を愛宕山と呼ぶ。
道性寺は、松伏の静栖寺の末である。 静栖寺は松伏に住居し幕府の新田開発に従ってこの辺り一帯を開いた、石川民部の開基した寺である。
[中略]
このように、隣接し、その山号からも別当と思われる道性寺が、石川民部の開基であることは、当地の開発も当社の創建もまた民部が深くかかわったものであろう。 更に、鎮守として愛宕神社を勧請した背景には、江戸期まで当地が属していた下総国葛飾郡のうち野田にある愛宕神社が『千葉県東葛飾郡誌』に「野田開発後、火の災いを防ぐと山城国より勧請し霊験あらたか」とあり、この影響が考えられる。
内陣に創建時のものと伝える勝軍地蔵像(一部欠損)を安置する。