愛宕社    
本地 勝軍地蔵

「新編武蔵風土記稿」巻之八十五
(都筑郡之五)

高田村

興禅寺

境内一丁五段余、御朱印地の内、村の東にあり、 天台宗、橘樹郡駒林村金蔵寺末、円滝山と号し、光明院と称す、
[中略]
愛宕社 客殿に向て左の方丘上にあり、 高さ四間許の石階を登りて社前に至る、 本地将軍地蔵木像にて長一尺五寸ばかり、 社前に六面の手水鉢あり、 面ことに仏像一体づゝを彫る、 恐らくは六地蔵にてもあらんか、 石の厚みは六寸五分、高さ四尺ばかり、殊勝の古仏なり、 下の方に文保の文字ありて、其余は磨滅して読めず
興禅寺は神奈川県横浜市港北区高田町に現存