栗東町 綣区 木造 像高43.5 平安時代(十二世紀) 大宝神社の本地仏は、現在、綣の会議所に安置されている木造薬師如来立像であるが、江戸時代後期の新しい像である。 上砥山の日吉神社本地仏と同じように、延暦寺の根本薬師にたいする信仰を背景にして古像と入れ替わったのではないかと推測されよう。 この不動明王像は、明治初年まで大宝神社境内にあった護摩堂の本尊であった。