御霊神社 兵庫県三田市川除 旧・村社
現在の祭神 大歳御祖神・大日霊貴神
本地 十一面観音

「兵庫県神社誌」上巻

村社 御霊神社[LINK]

文和の頃邑長社参せしところ一條の神風面を撫で忽ち神憑有りて曰く 吾は大歳神なり現時異法益々盛なり淫祠世を蠱す故に降臨して以て正道に導かんと欲す且吾を祀らば則ち五穀豊饒すと 即ち邑長慄然として措く所を知らず 村民と相謀り槻樹の下に社殿を造営し大槻明神と称して崇敬の誠を致す 永禄年間大日霊貴命を合祀し社名を御霊神社と称し寛文十一年九月社殿を再建し明治六年八月村社に列せらる
[中略]
〔船代裏書〕摂州有馬郡川除村氏神 御霊大明神御神体十一面像 往古建武四年〈丁丑〉十二月十三日〈鬼宿己卯〉於興蔵寺奉供養之願主豊後行隆〈征年五十三〉