八幡社    
本地 阿弥陀如来

「新編武蔵風土記稿」巻之百三十七
(足立郡之三)

栗原村

満願寺

新義真言宗、西新井村惣持寺の末なり、
[中略]
八幡社 本地弥陀を安ず、 昔は近隣六月村の鎮守なりしが、後洪水時神体水に漂はされて彼村に流れ寄、 其時かの村の請に任せて同村に別に鎮守の社(*)を営てより、今は此社を鎮守とせずと云、 社中に左の棟札あれば、当社天正より以前に勧請せしこと知べし、 其余慶安五年再興の棟札あり、其面に六月村惣氏子と載たり、彼村の鎮守なりし証とすべし
* 八幡神社(東京都足立区六月三丁目)
満願寺は東京都足立区栗原三丁目に現存